私は両親が離婚しています。
父がとても子供っぽい人で、癇癪持ちだったし、家族にも暴力を振るうことのあった父だったので
一緒に暮らすことに大きなストレスを感じていました。
父の実家で父方の家族と母と一緒に暮らしていましたが、母と二人で家を出ました。
離婚が成立したのは別居をしてからのことですが、離婚をすることによって、今はとても幸せに過ごせています。
離婚をするにはとても勇気がいると思います。
今まさに離婚するかどうか、悩んでいるお母さんもいるかもしれません。
娘の私の目線で、改めて両親が離婚してくれて幸せになれたな、と思うことを書いておこうと思います。
家族で喧嘩をしなくなった
離婚をする前、父親と一緒に住んでいた頃は、家族で喧嘩をすることがとても多かったんですよね。
例えば母と一緒に買い物などに出かけても、
買い物の最中は楽しいんだけど、帰り道になると二人ともだんだん暗くなってくるんです。
家に帰ったら父が待っていて、それが息苦しいと母も私も感じていたから。
さらに父親は母や私の予定をとても知りたがる人で、「何時に帰ってくるの?」ということをよく聞いてきていました。
でも外に出かけるのに、何時頃に家に戻るかなんてわからないものじゃないですか?
何時に帰る、という風に宣言してしまうとその時間に帰らなきゃいけなくなる気がしてとても窮屈だったんですよね。
でもそれを伝えなくてはいけなかったし、母は必ず父の夕ご飯の支度をしなくてはいけないので夕方には家に帰らなきゃいけない生活でした。
だからこそ母にも私にもあまり自由な時間がなくて、二人ともいっぱいいっぱいになってしまって
ストレスのある生活にずっとイライラし、喧嘩が絶えなかったんです。
喧嘩の理由はそんなに大したことでもなかった気がするけど、とにかく母も私もイライラしていたから喧嘩になってしまうことが多かったんですよね。
それが、離婚して母と二人で住むようになってからは、大きな喧嘩をすることがあまりなくなりました。
二人ともそれぞれ自由な時間ができて、なるべく一緒にご飯は食べるけど、外で食べてくることもあって。
気ままに生きられるようになってからは大きな喧嘩はなくなりました。
関連記事:父親と縁を切ることになってからの人生を話してみる。
家が居心地良い場所になった
別居して離婚をしてからは家がとても居心地が良い場所になりました。
家って普通、多くの人にとっては居心地の良い場所なんだと思うんですよね。
でも私の場合は、家はとても居心地が悪い場所だったんですよね。
父親が家に帰ってくる音にいつも怯えていたし、
父と母がいつも喧嘩しているのを見なきゃいけなくて、閉じこもれる自室もなかったので、ストレスフルな場所でしかありませんでした。
両親が離婚して家がとても居心地の良い場所になってからは
すすんで家に帰ることが増えました。
家を出なくて済む日は一日中家にいる、ということもとても多くなりましたね。
家ってこんなに落ち着く場所なんだなぁ、と感じて
それをとても幸せに感じます。
帰る場所が落ち着く場所である、って生きていく上で大事なことだと思うんですよ。
母親が幸せそう
離婚しようか悩んでいる人は、「子供にとって悪影響なのではないか」「ちゃんと子供を養えるかどうか」というところが不安で一歩を踏み出せない人も多いと思います。
でも私の場合は、母親に離婚を勧めたのは私自身でした。
父親に疲弊し、ストレスを抱え続けている母を隣で見ている方が辛い、と感じたんですよね。
離婚して精神的に自由に暮らすことができるようになってから、母はいつも幸せそうで
それを見ていると私も幸せだな、と感じることができます。
母としては、私が大学を卒業して社会人として独立するまでは離婚は我慢しよう、と思っていたみたいですが
子供からしたら、ピリついた空気の家族の中にいることの方が苦痛に感じるものです。
確かに両親の離婚や不仲が子供に悪影響を及ぼすことはあるでしょう。
でも離婚を考えるような状態なのであれば、その状況こそがすでにストレスになります。
だったらさっさと離婚してしまった方が、幸せになれるんじゃないかな、と思います。
関連記事:親の離婚が子供に与える影響について
母娘の生活は大変?
家を出るに当たって、引っ越しなどを父は全く手伝ってくれなかったし
お金も1円も出してくれませんでした。
離婚が成立した後ももちろんですが、お金はもらっていません。
やっぱり母と娘だけの生活って大変だな、と感じることはあります。
引っ越しの時なんかは特に重たいものを女性2人だけで運ばなきゃいけなかったり、家具を自分で組み立てたり、としんどいこともありました。
それでも、やっぱり精神的に幸せであれば幸せだと感じることができるものです。
離婚でちゃんと幸せになることができる人もいるんですよ。
関連記事:離婚して辛いという気持ちを解消する方法
では今日はこのあたりで。