父親のトラウマが色々あります。
父親は父親なりに私に愛情をかけて育ててくれたと思うのですが、
大人になりきれていなかった父親に傷つけられたことが今でもフラッシュバックすることがあるんですね。
私自身は暴力を振るわれたことはありませんが、家族に暴力をふるっているのを見てしまったり、
怒ると怒鳴って自室に閉じこもってしまったり、
喧嘩したのがきっかけで、共有で使っていたものを隠されてしまったり。
本当に今思い出しても幼稚だな、と思うことばかりです。
子供のまま年齢だけ大人になってしまったような父親でした。
そんな私ですが、今はずいぶん父親のトラウマを克服しつつあります。
今でも時々父親の悪夢を見ることはありますが、起きても動揺することはないし、頻度も少なくなりました。
父親と縁を切った
両親の離婚が成立した、というのもあり、
私は今はもう父親とは連絡をとっていません。
とろうと思えば連絡がとれる状態にはあるのですが、こちらからは一切連絡をしないようにしています。
やはりトラウマになるような父親とはなるべく距離をとった方がいいと思うんですね。
距離を置いて時間が解決してくれるものってあります。
昔よりも父親のことを思い出さなくなったし、怖い夢を見なくなったから、
離れる、ということは具体的な解決策の一つだと思うんです。
年齢的、あるいは経済的にそれが難しい人もいるかもしれませんが、
まずはトラウマとなる父親から離れてみる、というのを目標にしてみると良いのではないかなと思います。
近くにいればいるほど、トラウマって強くなっていくし、自分の精神がどんどん追い詰められてしまうと思うんです。
父親を思い出すような人とは付き合わない
交友関係でも、とにかく父親の影を思い出してしまうような人とは絶対に付き合わないようにしました。
例えば私は父が怒ると大きな声で怒鳴り散らすのがとても嫌いでした。
怒った時に感情的になってしまって話し合いをすることができない人は、男性でも女性でも付き合わないようにしたんです。
でも怒った時に感情的になる人って意外と多いので
友達は少ないですけどね笑
それでも、建設的な話し合いができる人じゃないと、深入りしない、というような生活を送るようにしていました。
これは意図的にしていたわけではないんですが、
あまり友人関係に固執しすぎず、自分が一緒にいて心地よい人とだけ一緒にいるように心がけていました。
急に大きな声を出したり、店員さんへの対応が雑だったりする人と一緒にいると
自分が消耗してしまう、と思ったので。
同じように父親にトラウマがある人は、父親と同じような雰囲気がある人や、父親の嫌いなところと似たところを持っている人とはあまり付き合わないようにするのがおすすめです。
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落ち着いた恋愛をし、トラウマをさらけ出す
私にとって父親というのは、世界で初めて親密になる異性だった、ということになります。
だから女性で父親のトラウマがある人は、恋愛にも影響が出やすくて
男性と深い仲になると、パートナーである男性と父親を重ねてしまったりして、恋愛がうまくいかないこともよくあることです。
私の場合は、父親のトラウマポイントだった、
- 「大きな声で怒鳴る」
- 「怒ると冷静に話し合いをすることができない」
という部分が全くない人と、お付き合いをしました。
そして相手と深い関係になってから、これまでの父親のトラウマについても積極的に話すようにしました。
なかなか人には言えなくて一人で抱え込んでいたことも
誰かが聞いてくれると乗り越えられるものです。
それによってだいぶ心が楽になったんですよね。
私が父親にトラウマがあったのと同じように、母にも父に対して我慢していたことや辛かったことがあったようで
だからこそ、母には相談できないこと、言えないことも結構ありました。
それを聞いてくれる人がいる、自分一人で抱え込まなくていい環境ができて、
やっと父親のトラウマを解消していくことができたと思います。
恋愛しようとしてできるものではないですから難しいですが、
家族関係があまり良くない人は、良い家庭を持ちたいという気持ちが強すぎるあまり、結婚を早まってしまう人が多いです。
なので、なるべく落ち着いた恋愛、時間をかけた恋愛をしていくと良いと思います。
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自分の人生を生きることが大切
父親のトラウマがあるのはとても辛いことですが、
人生は誰のものでもなく、自分のものです。
なるべく忘れるように、なるべくそこに触れないようにして、
自分の人生を自分のために謳歌していくことに一生懸命になればいいと思います。
父親のトラウマは完全に消えたわけではないですが、縁を切り、平和な環境で楽しく生きられている今、
それはそれで私を作った一つの歴史だな、くらいに思えるようになりました。
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ちち
では今日はこのあたりで。