サラリーマンから自営業になったまりもです。
サラリーマンから自営業になった、という言葉は正しいのですが、詳しく言うならば「自営業からサラリーマンになって自営業になった」という感じですね。
詳しくは父親が突然亡くなったという人に伝えたい事で書いているので、こちらを見て欲しいのですが……。
私はサラリーマンから自営業に変わった人間でもあります。新卒として音楽系の会社に入社したけれど、そこではうまくいかなくて、
結局は独立することになりました。そういう人って実は多いんじゃないかな?と思う。
まあそもそも私は別のビジネスをやっていたのだけど、実際にサラリーマンを辞めてみると心持ちが変わってくるというか。
実際に体験したからこそわかることがたくさんあったんですよね……。
寝る時間を自分で管理するのが難しい
サラリーマンから自営業になってみると、思っていた以上に「寝る時間のコントロール」が難しい、ということに気付かされます。
サラリーマン時代の私は、朝の6時くらいには起床していたのですが、いまは「10時くらい」が多いかな?という感じです。
というのも、最初はサラリーマン時代の名残があったので、何とか起床時間をキープすることができていたのですが、
だんだんと崩れてきてしまい、遅くなってしまったのです。サラリーマンの場合、遅刻したら怒られるという恐怖があると思いますが、
自営業の場合には、怒ってくれるような人は誰もいません。
サラリーマンから自営業になってみると、睡眠のコントロールがどれだけ難しいことなのか?ということを実感しました。
ほら、サラリーマンだったらさ、出社が遅れたら「なぜ遅刻したんだ?」なんて聞かれるでしょう?でも、自営業の場合には努力しなければその分だけ自分の売上が減るだけなんですよ。
誰も文句は言わない。ただお金が減っていくだけ、というね。
フリーランスは自己管理が出来ない人には向かない。という記事でも書いていますが、だからこそ自己管理ができないような人はフリーランスにはなれないような気がしますね。
フリーランスとか自営業になったとしても、結局は成功しないで「ただのニート」になってしまう可能性が高いですから。フリーランスとニートの線引きって難しいよ。うん。
起業するとお金持ちになると思っている
起業するとお金持ちになると思っている人が多いな、というのが印象的でした。私は「最近何やっているの?」と聞かれると、
「自営業です」と答えているのですが、そうすると、決まって「じゃあ、お金持ちだ」みたいなことを言われるんですよね。
「社長!奢ってよ〜!」みたいなね。あの言葉を聞く度に、「はい?」と思うんですよね。意味がわからない。自営業だからお金を持っているわけではないし、
そこらへんの中小企業の社長とかだったら、外資系コンサルの方が全然もらっているよ。
でも、そんなことはないし、起業しているからといって、お金持ちではなかったりするのです。たとえば、テレビでも紹介されるようなスタートアップの企業なんて、
社長でも、20万台の役員報酬のところは多いんじゃないかな?経営と投資の分離がスタートアップ業界では進んでいるので、
業績が良いからといって、簡単には社長の報酬をあげませんしね。
何か不思議なものです。社長だからと言って、お金持ちではないのですよ。
関連記事:サラリーマンが合っている人もいるよね。
税金関係のことが面倒
起業してみると、わかると思いますが、税金関係のことの面倒なことよ……。
サラリーマン時代には感じたことがない人が多いですよね。経理とかやっていたら、まだわかるのかな。でも、多くの人はわからないと思う。
税理士はやっぱり必要なんだよな、と実感。という記事で書いていますが、本当に税金周りは面倒なんですよ。
サラリーマンから自営業になってみると、法人税を払ったりとか、後は所得税とのバランスを考えたり、減価償却について考えてみたり。
様々な観点から、経営を考える必要性があるのです。私の場合、割と税金周りのことに関しては勉強をしていたことがあるので、少しだけ詳しかったのですが、
それでも、大変ですよ。経営のことになると、細かい部分まで分析する必要がありますから。特に大きな会社になってくると、危険です。
サラリーマンから自営業になってみれば、「今までは表側しか知らなかった」と実感すると思います。
平日に遊ぶ快適さ
サラリーマンの時には、月曜日から金曜日の日中って遊べないじゃないですか。でも、サラリーマンから自営業になると、
何もかもが自由になるので、平日の昼間に遊びに行く機会が増えるんですよね。
しかもですよ。
平日に遊びに行くと、「平日って快適だ」と驚くはずです。私がサラリーマンをやっていた時には、月曜日から金曜日まできっちりと働いていましたからね。
当然、平日に遊ぶことなんてできません。夏休みとかがあれば別だけれど……。
サラリーマンから自営業になると、「もう土日には遊びたくないな」と思うはずです。こうやって、だんだんと自営業の友達と遊ぶようになってしまうのですけどね。
もらう側と払う側
サラリーマンから自営業になる、ということは「給料をもらう側」から「給料を払う側」になるということでもあるのです。
これがサラリーマンから自営業になった時に、「ああ、サラリーマンって楽だったんだな」と実感する部分だと思いますね。
サラリーマンの時には、毎月決まった給料が入ってくるものだから、好きなように使うものですよね。車とか、家とか、時計とか。
でも、自営業になると、払う側になってしまうので、「いざという時に社員が困らないよう、貯金もある程度は……」と考えている人も多いんじゃないかな。
実際、大変なんですよ。年収400万円の人を雇うということは、400万円以上のお金を自分で稼ぎ、社員に払っていく、ということですから。
それがいかに大変か……。
もらう側と、払う側を意識してしまいますよ。サラリーマンから自営業になるとね。
経営者のみなさん、頑張りましょうね。お互いに……。
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