器が小さい上司ってどこにでもいるよね。
「上司なんだからある程度は経験もあるし…」みたいに思っている人も多いと思うけれど、やっぱり人間ですから器が小さい上司だっているものなんですよ。
上司だって人間なんですよ。私もありますよ。器が小さい上司にあたってしまったこと。
あの頃のことを思い出しながら書いてみるよ。
奥さんとうまくいっていないと当たる
当時、まだ私はサラリーマンをやっていました。音楽系の会社で働いていました。ものすごく高い就職倍率の中を何とかくぐり抜けて入った会社ですよ。
でも、入った会社にいたのは「器が小さい上司」だったのです。その上司は奥さんとの仲がうまくいっていなかったりすると、
部下である私に当たって来ることがあったんですよね。家庭でのことなんて、部下である私には一切関係ないじゃないですか。
しかし、上司も人間ですから、家庭がうまくいっていないと、イライラするんでしょうね。
私へのあたりがいつもよりも強いのです。「ああ、この人は結婚するべきではないな」とよく思ったものです。
そもそも、この上司、重度のマザコンだったんですよね。「親から自立したくて……」みたいなことを話していました。
「はい?」と思ったのですが、やっぱり家庭環境によって、仕事とか結婚は左右されるもので、何となく情緒不安定なんですよ。
奥さんとの仲が悪いだけで、こんなにも性格が変わってしまうのか……と思いました。みなさんも気をつけてくださいね……。
私みたいな部下はすぐに軽蔑してしまいますから……。
奥さんとうまくいっていないからといって、当たってくるような上司は珍しいのかもしれないけれど、
どこの会社にもいるものです。お金がなかったり、体力的に厳しくなってきた頃には、若い部下に当たることもあるんですよ。
器が小さい上司だな、と思っていたけれど、そんな私もだんだん疲弊してきたのです。
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疲弊してくる私
そんな私も疲弊してきてしまいました。最初はさ、器が小さい上司から何か当たられても、「またこれかよ」と思えるのだけれど、
だんだんと疲弊してきてしまい、最終的には「もう、この人とは絶対に仕事をしたくない」と思うようになっていました。
転勤は基本的には「悪いもの」だと思っているけれど、この時ばかりは「この人が転勤するか、私が転勤すれば良いのに」と思っていました。
転勤すれば、嫌いな上司と仕事をせずに済みますからね。器が小さい上司と毎朝顔を合わせなくても良いのです。
まあ、転勤にはならなかったんですけどね。
器が小さい上司の下で働いていると、自分でも驚くほど疲弊してしまう。あとね、なぜか風邪を引きやすくなるんですよ。
たぶんストレスで免疫力が下がったからだと思うのだけれど、怖いものですよ。
器が小さい上司に疲弊してきたから、私は辞めてしまったんですけどね。
この上司が働いている姿を家族が見たらどう思うのだろうか?と上司の家族のことも不思議に思っていましたよ。
格好悪い社会人の代表のような人でしたから……。
他人はコントロールできないんだ
他人のことをコントロールすることができる、と思っている人だっていると思う。でも、本当にコントロールすることができるのでしょうか。
私はこの上司と出会った時に思った。「他人はコントロールできない」とね。
自分の精神状態を良好に保つことはまあできなくもないけれど、上司に関しては他人ですからね。
「器が小さい上司だな」と思い続けても、上司が変わることはないのです。上司はいつものように精神的に不安定になり、
いつものように当たってくる。
私にはどうすることもできないことなのです。よくさ、「自分が強くなれば良い」なんて思ってしまう人がいるのだけれど、
甘い甘い……。
自分が強くなったところで、上司が変わらなければストレスを受け続けるわけで、そのストレスもだんだんと溜まって来るものなんですよ。
だから、期待しない方が良い、他人には期待するべきではないと思うのです。
だったら、自分の居場所を変えてしまった方が楽じゃない?器が小さい上司のせいで転職をするのは気にくわないだろうけど、
我慢し続けて、病気になってしまっては元も子もない。
朝起きて、夜になったら寝る。そんな当たり前の生活すらままならなくなりますから。病気になってしまうとね。
鬱状態になってしまう前に辞めた方が良い。私だってそうです。私もあのまま続けていたら、どうなっていたのかわからない。
「会社」というコミュニティの中にいると、何だかよくわからなくなってきてしまうと思うけど、
そんなに大切なものじゃないよ。会社って。人生で1番大切なものではない。
もっと自分を大事にして欲しいんだ。