私は女子校出身なのですが、
女子校に通っている時が今までの人生の中で一番辛かったんじゃなかろうか、と思うほど女子校生活は辛いものがありました。
一時期女性恐怖症のようなものに陥ったことがあります。
私自身女なのに、女性というものが苦手になってしまったんですね。
女子校時代がいじめで溢れていたからだと思います。
順番にやってくるいじめ
女子校では常に誰かがいじめられている、というような状態が続いていて、
それも順番に巡ってくるようないじめでした。
標的がどんどん移ろっていって、仲良しの子がいじめの標的になったとしても、
それを庇ったら次は自分がいじめられてしまうから、と誰も助けてくれないんですね。
この前は誰かをいじめていたようなきつい性格の子も、いつの間にかいじめられる側に回っていたりするわけです。
そして自分の順番がすぎると、また次の子が標的になり、またいじめられるのが怖いから結局自分もまたいじめてしまう。
そんな悪循環の繰り返しになっていたのです。
そもそも女子校ではたくさんの派閥があって、
ほとんどの子がどこかの仲良しグループに所属している、みたいな感じになっていました。
そのグループ内でいじめが循環しているような感じです。
グループに所属していないとクラスの中で浮いてしまうような雰囲気。
そうなってくるといじめの循環から抜け出すことも難しくて
どうしたら快適に自分の学校生活を送れるのかもわかりませんでした。
必ずどこかのグループに所属し、いじめの順番を待っていないといけないような流れになっているんですよね。
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ドラマのようないじめ
情報に溢れている社会では、過激な表現に子供が触れすぎているようなところがあるのか
まるでドラマのようないじめがあったりします。
私は入学したばかりの頃、近寄ってきた子に「どこの部活とか考えてるの?」と言われて
「まだ何も決めてないけど、ダンス部とかかっこいいよね、見に行ってみようかな」と答えました。
たったそれだけなのに、その子はダンス部の先輩をたくさん連れてきて
「ダンス部入りたいんでしょ?先輩連れてきてあげたよ」と言ってきたんですね。
一見すると親切心でやっているように見えますが、
私は全然まだ入部も考えている段階ではなくて、純粋に見学に行ってみようくらいにしか思っていませんでした。
先輩がきてしまってとても断りにくくなってしまい、
さらにその子にも「せっかく先輩を紹介してあげたのに」と言ってその後無視を繰り返されたり、他の先輩にも悪口を流されたりしてしまいました。
自分に落ち度があったとは思えないし、入学して早々そんなことをされるなんて思っていなかったので
本当に女子校って怖いな、と思いました。
同学年の人たちどころか、入学したばかりなのに上級生にも嫌われてしまったのか、と思ったんです。
その子はお姉ちゃんが同じ学校の上級生にいたため、上級生とつながりがあるようで、上級生とつるんでは同じ学年の子をいじめたりしていました。
他にもいじめられている子のカバンの中に悪口がたくさん書かれている紙が入っていたり、
物を隠される、などのことは日常茶飯事的にあったんですね。
でもどれも陰険ないじめで、
面と向かって喧嘩をしたり、話をしたり、ということはありませんでした。
これが女子校特有のいじめのあり方なのかもしれません。
私はどちらかというと白黒はっきりつけたい派で、何か気に入らないことがあるなら言ってもらったほうがすっとするし
何も理由がないのにいじめられる、というのは納得できなかったんですよね。
女子校ではそんな理屈は通じなくて、今目の前で仲良くしていた友達がいなくなった途端にその子の悪口を言う、みたいな人もたくさんいました。
それを見ていたらどんどん人間不信になっていきましたね。
私は結局女子校には馴染めず、高校は別の高校に進学することにしました。
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いじめがないと仲良くなれない女子たち
どうしていじめをするのか、というと
多分共通の敵が欲しいんですよね。
共通の敵を作り、その敵を攻撃する共犯者として女子は仲良くなろうとする人が多いんです。
共通の話題や趣味なんかを模索するよりも、手っ取り早く仲良くなる方法なんだと思います。
さらに、誰かをいじめていれば、「次は自分かもしれない」と思って相手を服従させることができる、というのもあるでしょう。
共学に比べて、男子の目がない分、男性を意識することがなくなるので、ひどいいじめが起きやすくなってしまうのが女子校なのではないかと思います。
もちろん学校や学年にもよるのでしょうけど、実際に女子校に入ってみて、
私は女子同士のいじめは恐ろしいな、と思いました。
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では今日はこのあたりで。