自分の元からの友達と一緒に働く、なんてこともあったりしますよね。
ちょうど私も、友達が仕事をしたいと言っていて、自分の職場で空きがあったので、友達を紹介する形で一緒に働き始めたんですね。
でも友達と一緒に仕事をする、というのはとても大変なことだったんです。
最近はスタートアップも増えていて、友達と企業する、だとか友達と一緒にベンチャーに入る、なんていう話もよく聞きます。
でも友達と一緒に仕事をするのはかなりのリスクが伴います。
仕事を注意しにくい
仕事をしていると誰だって間違えるし、失敗するし、
それを怒る人が必要になると思います。
でもその相手が友達だと、やっぱりちょっと気を使ってしまう部分が出てくると思うんですね。
元から仲が良い友達だったら余計に、自分が怒らなきゃいけない場面でしっかり怒ることができなくなってしまうものだと思います。
結局「仲が良いから」というのが甘えに繋がってしまって、友達の仕事の覚えが悪くなったり
いつまでたっても仕事ができない人になってしまったりするリスクがあるんです。
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周りが気を使う
やはり一緒に仕事をしている人たちからしたら、紹介できた人、というのは気を使う相手だと思うんです。
新人が普通にやってくるのであれば、その職場の人が全員「上司」という立場で接することができると思うんですが
誰かの紹介で入ってきた新しい人、となると、紹介した人への気遣いもあって、普通に面識のない新しい人が入ってくるのとはやっぱり少し違ってくると思うんですね。
周りの人が気を使ってしまうような雰囲気にしてしまう、ということですから
誰か友達を紹介して自分の職場で働いてもらう、というのはとても難しい事なんだと思います。
改めて自分がそういった立場になってみて難しいなと感じました。
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上下関係が曖昧になる
友達で紹介して入ってもらったとしても、その職場では自分が上司になります。
周りへの配慮としても、自分が上司の振る舞いをしなくてはいけないところもあるでしょう。
ただもともと仲が良い友達だったりすると、ついつい友達としてのコミュニケーションが先にたってしまい、
上司と部下の付き合いができなくなってしまうものです。
私の場合は、仕事を一緒にしながらもその友達と旅行に行ったりもしていたので
余計に、そういった上司と部下の付き合いを保ち続けていくことが難しいと感じました。
プライベートと仕事の人間関係を分ける、という考え方にはあまり賛同できず、
プライベートで信頼できる人こそ、一緒に仕事をしていきたいと思っていたのですが、
実際に友達と一緒に仕事をしてみると、周りへの配慮もあるので、ずぶずぶの友達関係だと逆に問題になることもありますよね。
自分の後輩には特に気を使わせてしまったなと感じます。
新しく入ってきたのは友達の方なので、友達の方が新人なのに、私の友達だから、どうしても後輩は気を使ってしまうものです。
会社内での上下関係って難しいですね。
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仕事量の差などが気になってしまう
仕事にはどうしても人によって「できる」「できない」の差があるものですよね。
それを感じる相手が友達だと、ストレスになってしまうことがあります。
仕事の能力が高い人なら言う事はないのですが、仕事がかなりできない方の部類だとすごく大変です。
実際私も友達を職場に紹介したわけですが、
友達が最初はなかなか仕事ができなくて、周りにも社長にも申し訳なく感じ、とても肩身の狭い思いをしました。
仕事を紹介する時は、自分の職場も人手が足りなくて困っていましたし
友達も働きたいと言っていたので、「これはタイミングがいいし、良い事をした気分!」くらいに思っていたのですが
実際に仕事に入ってみてもらうとこういうストレスもあるものなんですね。
これはもちろん人や仕事にもよるんですが、自分が紹介した人が仕事ができない人だと、申し訳なく感じるものです。
自分が辞めづらくなる
自分が仕事を紹介した手前、友達のフォローもなるべく自分がやってあげたいと思うものですよね。
でもいろいろな事情から自分が仕事を辞めたくなることってあると思うんですよ。
でもそういう時に「自分が仕事を紹介したのに先に辞めてしまうのはなぁ…」という気持ちがよぎってしまうと思います。
私は本当に申し訳ないなと思いつつも、社長と仕事の方針が合わなくなってしまい、人を紹介したのに先に職場を辞めることになってしまったんですね。
ものすごく辞めづらかったです。
というか自分からはなかなか言い出せず、社長からふってもらうような形で仕事を辞める流れにしたくらいです。
未だに紹介した友達には悪いなと思うし、仕事の愚痴はなるべく聞くようにしています。
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実際に私が友達と仕事をしてみて感じたリスクでした。