経営者のリアル

社長が亡くなった時の動乱について実体験を書いていくよ。

社長が亡くなった経験を持つ人ってそう多くはないと思いますが、社長って実は心臓の病気で亡くなる人が多くて、突然死をする人が多い、とお医者さんから聞きました。

実際に多いんですよね。プレッシャーなのかな。

だからこそ、社長が亡くなった時は「」な事で、社員として「どうすれば良いのだろうか?」と不安に思ってしまう事だってあると思うんですよね。

 

私の家もそうでした。私の父親は借金を残して、突然死してしまったので、社員からすると、社長が亡くなった形になりますよね。

 

今回はそんな私の体験談をできるだけリアルに書いていこうと思います。

 

 

え?そんなに借金あったの?

 

家族と言えども、会社の状況については詳しく知らないものです。特に私の場合は、父が亡くなった時にはまだ大学生だったので、

 

父がどんな仕事をしているのか?という事でさえも曖昧でした。どのくらいの年商でどのくらいの借金があるのか?なんてわかなかったんですよね。

んで、蓋を開けてみたら、思っていた以上に借金があった。法人にも会社にもべったりと張り付く抵当権と一緒にね。

わからない人も多いかもしれないけど、会社で借りていると、根抵当権の設定というものをしているところも多くて、そうなってくると、

 

ここの担保外して」とは言えないものだったりする。難しいですよね。社長が亡くなった時には、会社の全てがわかるようになります。

会社に借金があっても、従業員がいて、売り上げがあって、何とか会社が回っていれば存続可能。借金は増えていくけどね。

回転さえ続いていれば、会社って残るものなんですよ。

 

でも、あまりにも借金が多かったんですよね。社長が亡くなった時に初めて私は知りました。ただ、社員には言えませんよね。

 

会社がどうなるのかわからない」なんて言えない。他人に相談する事のできるような内容でもない。だからこそ、会社の事って難しいんですよ。

 

妻だけが抱えてしまうケースも多いんじゃないかな。

関連記事:会社の相続って大変です。

 

 

社員の不安そうな顔

 

私の父が経営していた会社は中小企業でした。中小企業だとありがちな事なのですが、父は典型的なワンマン社長。

創業者で、バリバリと仕事をしていた人です。

 

だからこそ、社長である父親が亡くなった時には社員全員が不安そうな顔をしていました。「これからどうなってしまうのだろうか?」と思っていたんですよね、きっと。

私には言わなかったけれど、きっと裏では「やばいよね。家族もいるのにどうしよう。」みたいな話をしていたに違いない。

 

顔に出ていたから。社長が亡くなった、という事実は家族だけなく、社員も受け止められないもの。社長は強いもので、

「死ぬはずがない」という概念をどこかに持っていたんでしょうね。「鉄の男社長」みたいなイメージを持っている人は意外と多いものです。

 

だから、社長が亡くなった時には不安な気持ちにもなりますよね。この先の事もわからないし、取引先だって今後も取引を継続してくれるか、わからない。

私たち家族は大きな借金を抱え、そして「どうすれば良いのか?」と途方に暮れているわけだから、そんな姿を見て、安心するわけがない。

 

私は父が亡くなった大学生の時から、ゼミを抜け出し、授業を抜け出し、多くの時間を会社のために使っていたような気がする。

社長が亡くなった瞬間に、私の大学生活は終わったんですよね。浪人して大学に入ったのに、華の大学生活はあまりにも一瞬で終わった。

あれ?もう終わった。」という実感があれば良いのですが、その当時はそんな実感もない。ただ、「あれ?何かがおかしい」という感覚を持っていただけで、

目の前の事を精一杯こなしていくだけだったように思う。

 

そんな生活だったんですよ。社長が亡くなると、家族や社員の生活も変わってしまうものよね。

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社員と残された者で前へ進んで行く

 

社長が亡くなった後、家族が会社を清算して、資本金だけを回収してしまう事もあると思います。「私には経営できない」と思い、会社を畳んでしまうのです。

そういう人は意外と多い。資金が残っていれば、それは株主である家族に返ってくるからね。

でも、うちの場合には、それはやらなかった。借金があったから、というのも1つの理由ではあるけど、それだけではない。

 

せっかく続けてきた会社だから続けてたい」という気持ちがあったから。何より社員がそこにはいたから。信じて残ってくれた人がたくさんいたから。

 

その人たちのために、頑張ってみたかったのです。社長が亡くなった時には社員も暗くなってしまう。社員が父である社長が座っていた椅子の前、

1人で涙を流していた事もある。ボロボロとね。何とも言えない気持ちになる。

 

中小企業の社長は、社員にとって「父親」のような存在だったと思うんですよね。だから、社長が亡くなった事はつらいけど、

 

それでも、何とか頑張っていこうと思ったのです。下を向いていても、仕方がない。社長が亡くなった時には、家族も社員も不安になると思うけど、

それでも頑張って欲しい。いつか「あの時はつらかったよね」と言えるような日常が訪れるから。

 

来たるべき日のために、今日という日を精一杯生きれば良い。もう父親はいなくなってしまったけれど、父が残してくれた「社員」と共に、

 

今日という日を全力で生きていくよ。

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水瀬まりも
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