人生に悩む君へ

それでも人生は続くと知ったあの日から情熱だけで生きてきた。

それでも人生は続くんだな」と思った瞬間ってありますか?きっと多くの人は経験しない感覚だと思うんですよね。

つらい事があったりとか、大切な人を亡くしたりしないとわからない事だと思う。

 

私にも本当につらい事があった。父が大学生の時に亡くなってしまった。たくさんの親孝行をできたわけじゃない。

 

いや、何もしていない。そんな父親が亡くなってしまった。でも、それでも人生は続くのです。そう、理解したのです。

 

あの日から、私は情熱だけで生きてきた、そんな気がする。

 

 

喪失感なんて知りもしなかった

 

私は父親が亡くなるまでは、「喪失感」という感覚さえも知らないで生きてきたと思う。祖父が亡くなった時には「悲しい」と思ったけれど、

まだ小さかったから、そんなにひどく悲しんだわけではない。母親は悲しんでいたけれど、何となく不思議な感じがして終わった。

 

一方、父親の時は全然違った。「これが喪失感か」と実感したものです。初めての喪失体験でした。

 

何が起こったのか、自分では理解ができない。どうすれば良いのか、もわからない。しかし、それでも人生は続く。何もなかったかのように、人生は続いていくのです。

 

私の人生は父が亡くなった時に、1度壊れたような気がする。あの日の夕方の16時から時間が止まっているような気がしている。

 

ただ、時計は動き続けている。どんなにつらい事があって、心の大きな穴が空いてしまっても、人生は続く。「生きたくない」と思っても、続くのが人生だったりするのです。

 

父親が亡くなるまでは、他人の人生が終わる、という実感がなかった。自分の感情にだって鈍感だったように思う。

しかし、あの日からはすっかり変わってしまった。人生は続くものだし、家族以外には関係がない。だから、当然世の中動いていくわけ。

 

人生は続くわけ。でも、私の心だけは社会の流れに取り残されてしまった。穏やかに流れる川に、1つだけ取り残された小枝のように。

捨てられた長靴のように、私の心は置いていかれてしまった。

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私たちは世界の歯車にもなれない

 

父親が亡くなったあの日から私の人生は変わってしまった。何かがおかしい。私の人生の歯車は大きな音を立てて、壊れたはずだ。

ギコギコ。ガガガガ。

 

それはそれは大きな音だった。でも、社会全体で考えると、世界全体で考えると、私たちは世界の歯車にもなれていない事に気がつく。

 

何が起こっても、目の前の時針は動いていく。短針も長針も何事もなかったように動いてしまう。カチカチカチ。

こんなにも苦しんで、こんなにも悲しんでいる人がここにいるにも関わらず、

 

世界の歯車にもなれない私たちを世界は置いていく。無論、私たちの人生も続く。

 

世界は「何か特別な事でも起こったのか?」と笑う。そう、世界にとっては、大きな流れにとっては、人が1人死んでも、何も変わらないのです。

 

大きな流れの中で、歯車にもなっていない私たち人間が死んだところで世界は変わらない。大切な人が1人天国へ旅立ったとしても、

 

何も起こらないのが世界なんだ、と思ったのです。

歯車になっている、と心のどこかで思っているでしょう。でも、実際には世界の歯車にはなれないものなのです。スティーブ・ジョブズが亡くなっても人生は続く。世界は回り続ける。

それが私たちの生きる世界なんだ。

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もがいても続く人生で情熱だけが私を支えた

 

私は父が亡くなってしまったあの日から、他人よりも随分と濃い人生を送ってきたように思う。大学生の時の思い出は何ですか?

と聞かれたら、

 

  • 会社経営
  • 借金

 

この2つかもしれない。そんな大学生いるか?・・・

 

それくらい大変だった。何もかもがわからない状態で、働いていく。それがどれほど大変な事だったのか、今となっては理解できるけど、

当時は本当に情熱だけで生きていたような気がする。

あの時はとにかく大変で、目の前の事で精一杯になってしまっていた。何もわからない状態でもがき続けていたのがあの頃だったと思う。

 

父親が亡くなっても、大きな借金があっても、人生は続く。何事もなかったかのように、世界は回り続けるのです。

私たちはどんな事があっても、生きていく必要がある。どれだけつらくても、「もう死んでしまいたい」と思っても、

私たちは生きていかなければならないのですよ。

 

人生は続くし、続けていかなければならない。情熱だけで人間は何とか生きていけるものですよ。どれだけつらくても生きていけるもの。

 

1秒生きたら、「あ、1秒生きる事ができた。えらい。」と自分を誉めてあげれば良い。そんな小さな1秒の積み重ねが未来を作っていくと思うから。

 

どんなにつらい事があっても、人生は続く。人生が変わったあの日から情熱だけで生きてきた。

でも、今、私は生きている事が嬉しい。生きている事が楽しくてしょうがない。

 

そんな日々が皆さんにもきっとやってくる。だから諦めないで生きて欲しい。いつでも笑っていて欲しい。

 

生きるってつらいけどさ、最高に楽しいよ。

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ABOUT ME
まりも
まりもだよ(o'ー'o)ワーキングホリデービザでウィーン在住(2022年〜)の29歳。中高6年間男子校で生活。海外をふらふらしながらなんだかんだ生きています。応援は「アマゾン欲しいものリスト」からお願いします。