生まれた瞬間から、私たちは「自分」という人間として生きていく事になる。顔を選んだわけではない。性格だって親からの遺伝が大きい。
私たちは無意識の内に生まれ、この世界を生きていく事になってしまった。だから、実際には「自分」という人間を受け入れる事ができていない人がたくさんいるんじゃないかな?と思ったのです。
自分を受け入れる事って本当は生きていく上で大切な事。どんな顔に生まれたとしても、どんな性格だったとしても、
「それも自分だな」と思い、自分を受け入れる。
シンプルな事なんだけど、実は大切な事なんですよね。
私たちには受け入れたくない「自分」がいる
「もっとこうだったら良いのにな」と思う瞬間ってあると思うんですよね。例えば「顔」が良い例です。
「もっとイケメンに生まれていればこんなに苦労する事もなかった」と思っている人はいるでしょう。他にも色々ありますよね。
緊張してしまう自分だったりとか、精神的に弱い自分。私たちは望んで自分の顔や性格を手に入れたわけではない。
ゲームのように「この顔」と「この性格」を組み合わせるような事はできない。だからこそ、どうしても自分では受け入れる事のできない部分が生じてきてしまうのです。
それぞれに良いところはあるのに、私たちはネガティブな生物なのか、「自分の欠点」ばかりに目がいってしまうものです。
「こんな顔じゃなかったらモテるのに」と思い、整形する人もいますよね。私の友人にも整形した人がいました。
自分の顔を受け入れる事ができなくて、大学生の時に整形外科へ。二重の手術をして帰ってきたのです。私たちは自分自身の欠点とか、嫌なところを受け入れる事ができない存在なのですよ。
そういうものなのです。面倒臭い生物なのです。
関連記事:月曜日の朝がつらいなんて人生損してるよ?
受け入れずに苦しんだあの頃
私にも自分を受け入れる事ができない時期がありました。緊張してしまう自分とか、顔とか、何だろうな。本当に様々な事を受け入れる事が出来ていなかったような気がする。
誰かと比べる必要なんてないのに、なぜか誰かと比べてしまっていたような気がしています。
その当時は「自分を受け入れる事ができていない自分」を意識する事なんてなかったけど、今思えば、本当にもがき苦しんでいたのかな?と思う。
私は身長が大きい方ではないので、「もっと身長が大きくなれば良いのに」と思って、身長が大きくなるような手術とかを検索してみたり、
後は「アルギニンを飲むと身長が伸びる」というめちゃくちゃ胡散臭い噂を聞いて、アルギニンについて調べてみたり、そんな事ばかりしていたように思います。
あの頃の自分は自分を受け入れる事ができていませんでした。今思えば、「なんでそんな事を気にしていたのだろうか?」と思ってしまうような事を気にしていた。
でも、あの時の自分にとっては大きな事だった。緊張してしまう事とか、身長の事とか、コンプレックスになっていたのかな?と。
冷静に考えると、そう思うんですよね。皆さんにもきっとあるんじゃないですかね?完璧な人間なんてきっといないと思う。
だから、自分の顔が嫌いだとか、コミュニケーション能力にコンプレックスがあるとかね。きっとあると思うんです。
でも、そんなのだんだんと気にしなくなるものだし、もっと自分を受け入れる事が大切なんじゃないかな?と思います。
ありのままで良いんですよ。自分らしく、なんて言うと、何か胡散臭く聞こえてしまうかもしれないけど、本当にありのままで良いと思う。
関連記事:自分の心に嘘をついていると、本当の自分がわからなくなる。
大切な人の言葉でしか傷つかなくなるよ
自分を受け入れる事により、私たちはきっと生きやすくなるのだと思う。大切な人に傷つけられたら、つらい。
でも、大切な人の言葉でしか傷つかなくなるようになるんですよね。例えば、誰かから「変な顔だね」と言われたり、「その生き方変だよ」と言われたとしても、
別に何とも思わなくなるんですよね。自分を受け入れる事により、全てが変わるような気がするのです。
自分を受け入れる事は難しいのかもしれない。自分の事が好きになれない事だってある。自分を受け入れる事が怖いと思ってしまう事だってあるでしょう。
でもね、心から自分を受け入れる事が大切なのです。どんな自分でも良いじゃない?醜い自分でも良いじゃない?ダメな自分でも良いじゃない?
自分の事を受け入れる。そこからまたスタートする。それで良いんじゃないかな?と思う。甘いのかもしれないよ。
もっと厳しく生きた方が良い、と思っている人だってたくさんいるでしょう。しかし、それで生きる事が楽になるのかな?と思う。
もっと楽に考えれば良いのです。自分を受け入れる事によって、自分を好きになれば良い。大切な人の言葉でしか傷つかなくなった方が、人生はきっと楽しいよ。