「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉を知っているでしょうか?稲穂というものは成長するに従って、穂先がだんだんと下がっていくものなんですよ。
それと同じように、人間も偉くなればなるほど、謙虚さを持たなければいけない、という意味の言葉なのです。
私たちはサラリーマンとして働いていると、だんだんと偉くなってくる。地位も名誉もお金も手に入れると、どこかで謙虚さを失ってしまう事があると思うのです。
でも、それではいけないと思うんですよね。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉を日本で働く上司の座右の銘にしてやろう。
偉くなると、だいたい謙虚な気持ちを忘れるよね
偉くなる事は良い事だと思う。でも、それにしてもですね、偉くなってしまうと、だいたい謙虚な気持ちを忘れてしまうものなんですよ。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉を上司が知っていたら、もっと変わっていたのかな?とも思うけど、そんな言葉を知る由もない。
偉くなってしまうと、「自分は何でもできる人間なんだ」と思うようになるんですよね。全てができるような気がしてしまう。
部下は部下で上司を崇め讃える。これは仕方のない事。でも、だからこそ上司の鼻がさらに伸びる。そんなものなんですよ。
偉くなってしまうと、人間って変わるものだな、と最近よく思います。最初から偉そうにしている人なんて実はいないものです。
生まれた時には純粋な心を持っていたし、「上から目線で部下をいじめる」なんて人になるなんて想像もつかない。
それくらい幼い頃は純粋だったし、大学生とかまではまだまだ謙虚だったんじゃないかな。でも、それが変わっていくわけ。
自信がつく事は良い事なのだけれど、それが悪い方向に行ってしまう事だってあるのですよ。でも、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉を思い出す事ができたら、もっと変わるのにな、とも思うのです。
私たち人間はいつの間にか偉そうに振る舞ってしまうもの。
それを認識しなければいけないのです。
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そもそも圧倒的強者である上司
そもそもですよ。上司って圧倒的強者なわけじゃないですか。上司と部下には明確な上下関係があって、その中で仕事をしているわけ。
新卒で入ったら、上司より偉くなる事なんてまあないし、上司は会社というコミュニティにおいては、圧倒的な強者なんですよね。
だからこそ、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉を思い出して欲しいよ。実るほど頭を垂れる稲穂かなって本当に正しくて、
偉くなればなるほど、誰もが偉そうに振舞ってしまい、謙虚な気持ちを忘れてしまう。でも、本当は偉そうに振る舞う必要なんてないんですよ。
偉そうにしなくても、既に上司は圧倒的な強者なわけで、部下と上司とは違う生物。違う階級の人物なんですよ。基本的には。
だからこそ、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉のように、偉くなればなるほど、謙虚な姿勢で過ごした方が良かったりするのです。
上司になってしまうと、自分が部下だった時の事なんて忘れてしまう。上司がどれだけ怖かったのか?上司という存在はどんなものだったのか?
そんな事を忘れてしまうのです。だからこそ、傍若無人な振る舞いをしてしまう。部下に高圧的な態度を取ってしまうのです。
成長すればするほど、頭を耐える稲穂のように、謙虚な姿勢でいた方が良い。その方が人間関係はずっと良好になっていくはずです。
もっと他人に優しくなった方が良いんですよ。
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いつまでも謙虚な姿勢でいようね
私たちは歳を重ねると、ある程度の地位を得る事ができる。特に、日本という国においては年功序列の概念が未だに存在しているから、
年齢と共に地位も上がっていくわけですよ。
でも、そんな時にも、謙虚な姿勢でいたいな、と思うんですよね。実るほど頭を垂れる稲穂かなという言葉を考えたのは誰なのかな。
作った人なんて、私にはわからないけれど、何だかほっこりした。偉い人は何もしなくても偉い人。
だからこそ、謙虚な姿勢で、いつまでも新卒のように、働いたら良いよね、と思う。
実るほど頭を垂れる稲穂かなという言葉を今の上司たちにも教えてあげたい。上司なんてバカにされているくらいで良い。
部下から「あの人ダメな人だなあ」と思われているくらいがちょうと良いんですよ。
もっと楽に、ゆったりと構えていた方が、結果的に良い職場環境ができあがっていくと思うのです。
私は上司で凄く苦労した。洒落たピザ屋さんで「サラリーマン論」を語られた時には、ピザを投げようと思った。それくらい大嫌いでした。
だからこそ、これからの時代はもっと私のような部下が少なくなったら良いな、と思うのです。
偉くなればなるほど、謙虚な人間でいたいよね。謙虚な心を忘れないようにしたいよね。
実るほど頭を垂れる稲穂かな。
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