投資家のお金論

資産運用には安全で確実なモノなんてないけど。

資産運用をしたいという人は年々増えてきてるように思います。老後のお金が心配で資産運用を始める人もいれば、

周りで資産運用を始めた人が多くなってきたので、資産運用について考えることが多くなってきたという人もいると思いますが、

資産運用する時には安全で確実な方法を取りたいと思うのが人間の性だと思うんですよ。

でも、安全で確実なモノなんて基本的にはないわけですよ。

その前提で今回は資産運用について考えていきたいと思う。ちなみに私自身も投資をしています。個人ではなく、法人として投資会社を運営しております。

ただ、ここは私の超個人的なブログなので、「この方法がおすすめだよ!」とかそういう意図はないのであしからず。

安全で確実に運用できるのは預金のみ

資産運用する時に安全で確実な方法を取るのであれば銀行に預けておくのが一番良いと思うのですよね。

ええええ、そんなの当たり前じゃんか?と思うかもしれないけれど、だって安全で確実な方法なんてそれくらいしかないよ。笑

銀行に預けておけば利息はつくし日本円で返ってくるので、リスクがないわけです。1000万以内であれば銀行が保証してくれるという仕組みもありますしね。

ただ、そうは言っても銀行の利息というものは、ほとんど無いも同然だと思っています。資産運用安全で確実に進めていくための方法を考える人は多いのですが、

実際には銀行預金以外には方法がないと思うのです。銀行預金であれば雀の涙ほどしか利息が返ってこない場合がほとんどです。

昨今でてきてるようなスーパー定期預金のようなものであればまだ利息は高いのですが、資産運用としての魅力はほとんどありません。

資産運用というものはリスクをテイクしなければリターンが全くないというゲームでもある。

株式でも債券でもETFでも同じだと思いますがある程度のリスクが存在しているのが金融商品なのです。

資産運用を安全で確実なものにしたいという気持ちはわかりますが、安全で確実なものほどリターンが少ないのが投資の世界なのです。

リスクが嫌いで安全で確実な方法を絶対にとりたいということであれば、銀行に預けておきましょう。

ただ、そもそも銀行預金が本当に安全なのか?というと、そうでもなかったりする。なぜなら「インフレ」があるから。

貨幣の価値なんてものは10年もすれば変わってしまう。「昔は10円あれば何でも買えたんよ〜!」なんて言ってくるおじい様もいますが、あれは本当なんですよね。

その時代にはその時代の貨幣価値があり、現在とは違う。そこを加味すると銀行に預けているだけでも実質的なお金の価値は減少していくという、ね?笑

関連記事:資産運用のシミュレーションをしていくべきだと思う。

なるべく少ないリスクで資産を増やしていこう

年齢が高くなればなるほど資産運用においてリスクをとることは避けなければいけないことになってくると思います。

長期的に考えれば資産が増えるような商品であっても、自分の寿命まで考えると短期的には損をしてしまうことがあるんです。

だからこそ、資産運用を考えるような世代になっているのであれば、なるべく少ないリスクで資産を増やしていくことが大切。

例えば私は度々「AGG」という ETF を皆さんにおすすめしているのですが、債券のETFは年齢が高い人ほど活用した方が良い。でも書いている通り、

価格の変動幅が非常に小さい銘柄なのです。市場全体で考えれば株式の方が利益が大きくなる可能性があります。

S & P 500」に投資をした方が良いという意見もあると思います。しかしながら安全で確実な資産運用を考えているのであれば、

より安定的に価格が推移するAGGなどの債券 ETF が良いと思うんです。

資産運用をする時には、安全で確実なものはない。ただ、必要以上にリスクを取る必要はないと思うんですよね。

特に退職金等を使う場合は、退職金が老後を生きていくためのお金になるわけ。だからこそ、リスクは最小限にしつつ、投資を実行していく必要があるのです。

ポートフォリオを組む上で「株式の比率」をある程度高めておく事は大切な事かもしれないけど、それだけリスクは上がるものなんですよね。(もちろん、きちんと銘柄を選択する時間がある私みたいなタイプだったら、100%株式で運用してもOKだけども!)

安全で確実な資産運用がしたいと思っているのであれば、できるだけリスクを抑える事が大切。私のポートフォリオには不動産が多いのですが、

これもだんだんと変わっていくだろうな、と思っております。サラリーマンだったら、投資で生きていくような人でない限りは債券を上手に運用していった方が精神衛生的には良いんじゃないかね。

私は投資が本業なので、1日中企業の決算書を見たり、自社の決算書を見たりしているけれど、そんなことをしている人は極々少数だろうからね。

普通に生きて、「ちょっと運用したいな〜」くらいの人には債券の方が向いているかも。

関連記事:少額資産運用から始めた方が良い理由。

自分に合った投資を探そう

投資には正解がありません。その人によって投資の方針とかも全く違います。私の場合は個別株を物色していますけど、ETF等でまとめて買ってしまう人もいますよね。

不動産投資においても実に百人百様。

家賃を相場より大幅に下げて満室状態をキープする人もいれば、できるだけ高い家賃で貸そうとする人もいる。投資というものには正解がないものなのです。

だからこそ、自分でやってみて、失敗してみた方が良いと思う。資産運用には安全で確実なものは存在していない。

これは実際に投資をしてみればわかる事だと思います。

でも、その上で「どんな投資が正しいのか?」という自分なりの答えは出せるようになると思うのです。

自分にはどんな投資が合っているのか?どんな手法が合っているのか?

そんな事を考えながら、資産運用をして欲しい。資産運用は安全で確実なものではない。そんなものは存在していない。

ただ、面白いものではあるし、たとえ失敗してしまったとしても、学ぶものは多いと思うので、やってみたら良いと思うんですよね。

ここからは私の超個人的な話とアドバイス的なものになりますが……

例えば、私の場合だと最近は米国の格付け会社「Moody’s」だったりドメインのレジストリである「Verisign」なんかに投資しています。

でも、別にこれを真似する必要はない。私はたまたま格付け会社だったり、インターネット周りのことに詳しい。だからこれらの会社のことをよく理解している。

で、これらの会社に投資しているわけ。普通の人は「あ〜!テスラが最近良いらしい!次はEVの時代だから!」みたいなざっくりとした理由で投資をする。

けど、私の場合は「一生付き合っていくぞ」という、結婚相手を探すような気持ちで投資先を探すので、「Moody’s創業者のジョンムーディーのお父さんはそもそも氷職人で……アメリカのニューイングランドやノルウェーは氷貿易が盛んで……」みたいな超個人的な部分まで調べ尽くします。

自分の詳しい分野、会社で勝負をすれば良いってだけなのよね。だから、もしもみなさんが医療業界で働いている人であれば、医薬品、バイオ医薬品、医療機器みたいな分野で探してみれば良い。

もしその業界や会社に関して人の何倍も詳しければ、「債券の方が安全ですよ」なんて短絡的な結論に至る必要はない。

知っている会社に投資をした方が安全だったりもします。はい。まぁそんなところかな。結局、「自分は今何の会社に投資をしているんだっけ?」ってところを理解しないとダメってことですかね。

ではでは、まりもでした。

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まりも
まりもだよ(o'ー'o)ワーキングホリデービザでウィーン在住(2022年〜)の29歳。中高6年間男子校で生活。海外をふらふらしながらなんだかんだ生きています。応援は「アマゾン欲しいものリスト」からお願いします。