仕事をしている中でWebサービス開発に携わることがあります。
Webサービスを開発する際にアドバイスをすることもあるのですが、やはりWebサービスを開発する上で「このサービスをうまくいくだろうな」と思うのと
「このサービスはダメだろうな」と開発の途中でも思ってしまうものがあります。
実際にWebサービス開発のアドバイスをしていて「このサービスは多分うまくいかないだろうな」と思うことがありました。
どういったポイントでそのサービスがうまくいかないと感じたのかまとめていきます。
サービスをバイアウトから考えていた
まずWebサービスを開発している開発担当者に「このWebサービスをどうやって収益化する予定か?」と質問をしました。
Webサービスというのはもちろん趣味で作っている人もいますが
それを仕事とするのであれば、やはりそのサービスを作ることによって収益を得なくてはいけません。
なのでどのような方法で収益化するのかということはWebサービスを作る上できちんと考えておかなくてはいけないことだと思います。
その質問に対してそのWebサービスの開発者は「色々方法はあると思うけど、このWebサービスがある程度大きくなったら売却するという方法もあると思います」と答えたんですね。
この瞬間に私は「このWebサービスをうまくいかないだろうな」と思いました。
私もブログ運営者であり、いくつかのWebサービス開発に携わってきた身として
やはり自分が生み出すコンテンツというものには愛情を感じています。
中には自分で一生懸命時間をかけて作ったサイトを売却したり、Webサービスを売却する人もいますし、
収益化の方法としてそれが間違っているとは思いません。
しかし作る前からそれを考えてしまうと、「成功させたい」という気持ちが薄れてしまうのではないかなと思うんです。
結局そのWebサービスを作る一番の目的がお金儲けになってきてしまうような気がするんですね。
一発当てようという気持ちが見えてしまうわけです。
私は自分が作ったブログやサービスは人に売りたいとは思いません。
自分で操縦するのが難しくなってしまったり、売却することによって次の投資の資金を得たいというような目的があるのであれば売却も考えることがあるかもしれませんが
基本的には自分がゼロの状態から作り上げたものは人には渡したくないです。
Webサービスも数撃てば当たる、という作り方をする人もいますが、
そういう考え方でサービスを作っているとひとつひとつを成功しやすいようという気持ちはやはり薄れてしまうでしょう。
開発者同士が不仲
どのような仕事でも共通して言えるのは一緒に作っているチームが仲良くないと制作物は良いものができないということ。
Webサービスの開発者と打ち合わせをした時に、そのチームの開発者同士があまり仲が良くなさそうな雰囲気だったんですね。
Webサービスを複数の人で作るというのも難しいと思いますし
開発者同士が仲が良くないとそのサービスをローンチして収益化した時にさらに揉め事が起きると思います。
私が打ち合わせした開発者チームは、上下関係が厳しく特に上司が部下に対して不遜な態度をとっていました。
誰かに喜んでもらいたい、もっと便利なものを作りたいという思いからWebサービスというのは生まれるものだと思うのですが開発者同士が仲良くないと
目的意識もバラバラになってしまうでしょう。
どんな仕事であれ一緒に仕事をする人達と上手くコミュニケーションが取れないのであれば
そんな仕事は楽しくないはずなのです。
関連記事:上司が厳しいのは良い事なのかもしれないけどストレスになるよ。
自分の得意な分野で勝負してない
このWebサービスをきっと売れないだろうなと思った理由の一つにその開発者たちがその業界について全く詳しくないという問題点がありました。
参入障壁が低くてそこにまだあまり人が集まっていないから多分儲けることができるだろうと思ってそのジャンルを選んだのが見え見えだったんです。
確かにビジネスの観点から見た時にまだ人が手をつけていないジャンル、つまりブルーオーシャンに飛び込んでいくということも大事だとは思います。
まだその分野で成功している人がいないからこそ先行者利益を得られる、というケースは多々あると思います。
しかしそのジャンルについて自分が詳しくなかったり、結局は中途半端なものしかできないんじゃないかと思うんですね。
自分がその分野についての知識を深めたいと思っていないのであればたとえそのジャンルがブルーオーシャンなどだとしてもその界隈で勝ちに行くのは難しいと思います。
関連記事:サラリーマンにおすすめの副業と考え方。
情熱って大事だと思う
何をするにしても愛情を持って情熱を持って何かを作るということが成功への秘訣だと私は思っています。
自分のあまり興味を持てないジャンルだけれどまだ参入してる人が少ないからこのジャンルなら儲かるだろうというような
打算的な気持ちでWebサービス作りを始めてしまうときっとそれは成功しないでしょう。
そして情熱を持って行っていない仕事というのはすぐに他人にバレてしまうものなんですよね。
オンラインでいろんなことが完結できる世の中になってきていますから
余計に人の情熱というものを感じられるサービスの方がうまくいくのではないでしょうか。
関連記事:これからは社会人でもプログラミングを学習するべき理由。
では今日はこのあたりで。