何をやっても失敗ばかりで落ち込んでしまうという人もいると思います。
失敗が重なることもあるし落ち込んでしまう時期もありますよね。
しかしそういう失敗の積み重ねがある人の方が優しい人になれるんじゃないかと思います。
実際「この人優しいな」と感じることができる人ってよく失敗話をしてくれる人だと思うんですよね。
聞きたいのは成功した話より失敗話だ
実は私たちは、人の成功した話よりも失敗した話の方が興味がわくのではないかなと思っています。
成功した話を見たり聞いたりしても「この人は自分とは違って才能がある人だから、自分が同じようにやっても駄目だろう」と思ってしまったことありませんか?
きっと誰でもそういう感情があるのではないでしょうか。
人の失敗した話がメシウマだという話ではなくて笑
人の成功した話よりも失敗した話の方が学べることは多いのではないかなと思うんです。
成功の形は十人十色ですから、その人が成功したのと同じ方法を試してみても同じように成功するとは限りません。
しかし失敗から学ぶことはたくさんあると思います。
「自分はこんなふうに失敗したから同じような失敗をするなよ」言われたら同じ失敗をしないように気をつけることができると思うんです。
つまり失敗した話をたくさんしてくれる人ってとても自分にとってありがたい人だと思うんですね。
自分の羞恥心も乗り越えてそういう経験を話してくれているわけですから、とても優しい人だと思います。
自分もそんな風にたくさん失敗をしていれば失敗話で人を助けてあげることができる人間になれるということだと思います。
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勉強が嫌いだったから塾講になった
私はものすごく勉強が嫌いな子供だったんですが親の方針でお受験をしなくてはいけない家庭でした。
別に頭が良くなりたいと思わなかったし勉強だって楽しくなかったからやらなくていいならやりたくないと思っていたのに
勉強しないと怒られる家庭だったんです。
いい成績を取れば親が褒めてくれる家庭だった。
だから勉強を頑張ろうと思うもののやっぱり勉強は好きじゃないので身が入りません。
おかげさまでものすごくいい大学に入れたわけではないけれど、塾講師ができるくらいの学歴を残すことはできました。
自分が勉強嫌いだったからこそ塾講師になってみたんです。
子供の頃あんなにすごく感じた塾講師は簡単になることができたんですが、
自分が勉強がものすごく嫌いだったので勉強が嫌いな子供たちの気持ちがわかり、
どういう風に教えてあげたら楽しいと感じてもらえるのかということが直感的にわかりました。
勉強が嫌いだと思う中にもやっぱり「できると嬉しい」という気持ちは絶対にあるはずなんです。
勉強が大嫌いな私でも楽しいと感じる時は少しだけどあったから。
これは多分勉強がもともと好きな人にはわからないことだと思います。
人に何かを教える、という場合は、自分の成功体験より失敗体験の方が役に立つことが多いです。
「先生も勉強大嫌いだったし、その問題苦手だったな〜」というと子供は安心してくれるものです。
そうやって自分の失敗を活かしながら生きていくことだってできます。
だから失敗ばかり言って決して悪いことじゃないんですよね。
きっとその失敗ばかりのおかげで人の気持ちを推し量ることができるようになると思います。
いつかそれが必ず活きてくるでしょう。
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失敗ばかりも悪くない
失敗ばかりしていると「どうして自分はこんなにダメなんだろう」と落ち込んでしまうこともあると思います。
そんな自分が嫌になることもあるでしょう。
そうやって失敗が重なっているうちはポジティブに考えることも難しいかと思いますが、
それでもそうやって失敗ばかりしていることは必ず人の役に立つことがあります。
私の失敗に失敗を重ねてやっと人の気持ちがわかるようになった部分ってあるんですね。
最初から成功しかしていない人は人に優しくする事って出来ないと思うんです。
だって成功しかしたことがない人は失敗した時の悔しさや悲しさを知らないから。
そして成功しかしたことがない人というのはいつか失敗をした時に立ち直りにくくなります。
失敗体験があればあるほどその人は失敗に対して耐性が強くなり、さらに新しい事に挑戦することができるようになる。
失敗が怖くなくなるんです。
成功しかしていない人は失敗するのが怖くて、どんどん新しいことに挑戦できる小さな人間になってしまう。
だからこそ失敗ばかりというのはとても素晴らしい経験なのではないかなと思います。
その数の分だけ必ず自分は優しくなれているし、何かを学びまた新しく挑戦していく力を得ているでしょう。
失敗ばかりの自分を責めないでください。
その失敗ばかりが必ず活きる時がやってきます。
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では今日はこのあたりで。