仕事って定時まできちんと働いていなければいけないじゃないですか。それが普通だと思っている人がほとんどだと思うし、
仕事中に帰りたい、なんて思う人って本当は少ないのかな?でも、当時サラリーマンとして働いていた私は、とにかく仕事中に「帰りたい」と思う毎日を送っていたのですよ。
仕事をしている時に帰りたいと思っていたあの頃を思い出して、今回は少しだけ書いていこうと思います。
時間の無駄でしかないと思っていた
仕事をしている時に、なぜ「帰りたい」と思っていたのか?というと、仕事をしている時間が全て無駄だと思っていたからなんですよね。
なんでこんな事をしているのだろうか?何のために生まれたきたのだろうか?このまま死んでしまうのだろうか?
そんな事を考えていました。時間というものは確実に進んでいっていて、私たちは常に死に近づいていっていると思うんですよね。
やがては消えてしまう命だからこそ、私は仕事中に「帰りたい」と思っていたのだと思います。
人生なんて自分が思っている以上に短くて、儚いものなのに、なぜか好きでもない仕事で消費してしまっている人が多いと思う。
でも、死ぬ瞬間に、「もっと仕事を休んでいればよかった」と思ってしまうような人だってたくさんいると思うんですよね。
私は死ぬ時に後悔するような人生なんて絶対に送りたくないと思っていたし、それが正しい姿だとも思っていました。
だからこそ、ずっと仕事から帰りたいと思っていたのです。
会社に入る事を決めたのは自分だから文句なんて言えない。だからこそ、恨みなんてないし、別に今となってはどうでも良い事なのだけれど、
それでも、あの時はつらかったなあ、と思い出す事があるんですよね。時間の無駄だと思いながら、仕事をするってつらい事なんですよ。
仕事中に帰りたいと思いながらも、仕事を進めるのって難しい事なんですよ。だってやる気がないのですから。
実際、帰った事あるんですよね
仕事中に帰りたいと思っていたら、ある時、本当に身体があつくなってきて、会社で熱を測ったら「38度」の熱が出た事があるんですよね。
その後、病院に行き、だらだらと過ごし、結局は早退したのですが、不思議な事に家に帰ると全く苦しくなかったんですよ。
会社にいる時には辛かったのに、家に帰ってきたら治ってしまったのです。でも、今考えると、あの時には身体がすでに働く事を拒否していて、
風邪を引かせたのかなあ、なんて思ったりして。身体が拒否してしまうと、私って昔から風邪を引いたり、熱を出したりするんですよね。
「それは身体によくないよ!」と私自身が教えてくれるのです。
仕事中に帰りたいと思いながらも、我慢していたのですが、結局早退した日の1ヶ月後くらいには会社を辞めたんじゃないかな?
それくらい限界に近づいていた、という事なんですよ。もう無理だ!と思っていても、人間ってなんだかんだ頑張る事が出来てしまうものですよね。
どれだけストレスが溜まっていても、「頑張ろう」という気持ちがあれば、どうにか続ける事ができるものなんですよ。
でも、仕事中に帰りたいと思っていただけではなく、実際に帰ってきてしまっていたあの時には、既に精神と身体が限界まできていたと思うんです。
帰りたいと思うような職場は居場所じゃない
仕事中に帰りたいと思いながらも働いていたあの頃は本当につらかった。色々な事を我慢していましたしね。
上司から何を言われようとも、努力しようと思っていたし、新人は大変だと最初から聞いていたので仕事をうまくこなせるようになるべく頑張っていました。
でも、仕事を辞めてみると、「何をやっていたんだろう」と思ったんですよね。
別に職場が居場所ではなかったし、私にとって大切な場所でも何でもなかったのです。大切な居場所でもないのに、なぜか守っていて、
大切ではない人たちとずっと一緒にいたんですよね。あの時は本当に何だったのだろうか・・・
仕事をしている時に帰りたいと思うような職場は居場所でも何でもないし、私は逃げても良いと思うのです。私は仕事中に帰りたいと思ってしまったあの会社を辞めて、
本当に良かったと思っています。世間的には「良い会社に入ったねえ。」なんて言われるような会社だったけれど、
そんな事は関係ないのです。自分が嫌だと思ったら、その会社は自分に良い影響を与える会社ではないし、長くいるべき会社ではないのですよ。
仕事中に帰りたいと思うような会社から抜け出してみると、今までは見えなかった事がだんだんと見えてきて、結果的に自分がどんな状況で働いていたのか?という事がわかるようになるのです。
きっと、その時に驚くんだろうなあ。私もそうでしたから。
仕事中に帰りたいと思う会社なんて、今すぐ逃げても良いと思うんです。
関連記事:転職するのにおすすめの業界って何だろう?