仕事の悩み

「労働は天罰じゃ」とおじいちゃんが言っていた。

悪い老害おじいちゃんもいるけどさ、おじいちゃんって割と良いことを言ったりするもんだよね?笑

上から目線でごめんなさい、でも、おじいちゃん大好きよ。

三重県で観光しているバックバッカーまりも

ちなみに母方のおじいちゃんとおばあちゃんは三重県の人でございまする。

もう亡くなってしまった祖父なのですが、祖父はよく「労働は天罰じゃ」と言っていて、働く事自体を否定していたんですよね。

祖父はそもそも小説家の卵のような人で、私がブログで生活している事を考えると、

「血は争えないなあ」なんて思うのですが、そんな祖父は57歳にして仕事を辞めたのですよ。今で言うところの「FIRE(早期退職)」的な考え方だよねw

当時としてはめちゃくちゃ最先端の考え方をしていたじゃんwwwと今となっては思う私。

別に裕福な家庭だったわけではありません。投資家だったわけでもないし、何ならおじいちゃんには親もいなくて、結構かわいそうな感じだったっぽい。

どちらかと言えば、とても質素な暮らしをしていて、私のおばあちゃんと結婚してからも、娘や息子を食べさせる事が出来るくらいしか収入はなかったと思うのです。

でも、そんな祖父が「労働は天罰じゃ」と言って、仕事を若い時に辞めてしまったのです。その当時は、

男は仕事をするものだし、そうでなければいけない」という強迫観念のようなものが私の心の中にはあったように思うのですが、

今思っているみると、労働にそこまで多くの時間を割く必要性なんてどこにもないのではないか?と思うのです。

「労働は天罰じゃ」という言葉がに「私なりの意味」を感じるようになったのです。

祖父は戦争に行っていた

祖父が「労働は天罰じゃ」といった背景には祖父が「戦争に行った」という事実が関係してくると思っているんですよね。

労働は天罰だと思った事なんて皆さんにはないと思いますが、祖父は20歳程度の年齢から戦争に行ったのですよ。私が大学生をやっている時に、おじいちゃんは戦争に行っていた。

そう考えるとめちゃくちゃ怖いよなぁ……。

そんな祖父にとって、戦争から帰ってきてから再び労働に時間を費やすなんて馬鹿げていると思ったのです。戦争に行った数年間の間、

自分がやりたくもない戦争に参加していたわけで、本来はその時間を使って、誰かを好きになったりとか、旅行に行ったりとか、そんな今の人たちが当たり前にやっている事が体験する事が出来たわけですよね。

そう考えると、帰ってきてから、労働は天罰だと考えるのも無理はないと思うのです。労働をする時間を他の事に使いたいと思うものなのです。

私も小さい頃は祖父とよく話しました。しかし、その当時「働きなさい」なんて言われた事は1度もなかったんですよね。

「勉強しなさい」と言われる事はあっても、「働きなさい!」と労働を強制される事はなかったのです。

戦争に行くなんて、今では考える事も出来ない事だけれど、戦争に行って、そこからさらに「労働」なんて強いられたら辛いものですよね。

労働は天罰だと思っても、仕方ないのかな?と思うのです。

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何のために働くのか?が大切だと思う

私は何の目的もなく働く事に関しては、反対なんですよね。ただ、祖父と違って、「労働は絶対にしてはいけないもの」だとも思っていません。

労働は「自分が好きな事」なら許されると思っているのです。確かに、根本的な事を考えると、労働って天罰なのかな?と思う事があるんですよね。

だって、長い時間会社に拘束されて、長い時間働くじゃないですか?私だって、上司が情緒不安定だと99%苦労するぜ。みたいな記事で書いたことがあるけど、まあ普通に長い時間働いていましたからね。

しかも興味のない仕事だったし、上司も最悪だったし……。

だからこそ、私は「自分が楽しいと思える事」を仕事にした方が良いと思うんですよね。

よく「好きな事を仕事にすると嫌いになる」みたいな事を言う人っているのですが、本当にそうでしょうか?私は私が好きだと思うような仕事を嫌いになった事はありません。

私自身、今文章を書いて生活をしていますが、「労働は天罰じゃ」なんて思った事はないんですよね。単純に文章を書く事が好きだから仕事をしているだけだし、

今のまま、文章を書く仕事をこなしていきたいな、なんて思うのです。たまたまお金が入ってきているだけで、好きなことをただただ続けてきただけなんですよね……。

ただ、日本のサラリーマンの多くにとって、

労働は天罰なんですよ。なぜなら「好きな事を仕事にしていないから」です。

生活費を稼ぐ為に仕事をしているからこそ、労働は天罰になってしまうのですよ。

もっともっと自分の心に素直になって、自分が本当にやりたいと思う事を仕事にするべきなのです。

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定年まで働く必要はないと思う

定年まで働く事が当たり前になっていると思うのですが、私は別に「定年まで働くべきだ」なんて思っていないんですよね。

労働は天罰じゃ」と言っていた祖父自身も、早い段階で退職していますし、本当は定年まで働き続ける必要はないものなのだよね?と。

みんな、当たり前のように65歳とか70歳まで働くものだと思っているかもしれないけど、そんなこともないじゃんか??

早くにやめちゃってさ、沖縄の離島とかで秘密基地なんか作っちゃって、「あああああ〜!!!海って最高だなぁ〜〜〜」と思いながら生活しても良いだろうし、農業やりながらのんびりと暮らしても良いだろうし。笑

定年まで働きたい仕事なのであれば、働いても良いでしょう。定年まで働く事によって、もらえるお金も増えますし、家族としてはその方が嬉しいという場合もあるのかな?

でも、「もしも50歳で退職したらどうなるのか?」という事を考えてみてください。旅行にも行けるし、自分の好きな事だって出来る。

メリットばかりなんですよね。労働は天罰のようなものだとしたら、私たちは早い段階で仕事を辞めてしまった方が良いのです。

定年まで働くても、賃金を投資に回していけば良い話ですし、貯蓄だって十分過ぎるほど存在している人だっていますよね。

そういう人は無理をせず、退職してしまった方が、その後の人生を楽しむ事が出来る可能性だってあるのですよ。

祖父の言葉を聞いた時には「うーん、そうかなあ」と思ったのですが、年を取ってくると、だんだんわかるようになってきたのです。

何なら昔はそんな祖父のことを、「だらしない人」くらいに思っていたけど、それは私がこれまで小学校から大学まで「ちゃんと働くことが男として正しい!!!」的な価値観を教わってきたからなんですよねぇ。

でも、ふと考えると、「あれ?働きたくなくないか……?」っていうね。そんな衝撃の事実に気がついちゃったり。

仕事は大切だけれど、本当に大切なものではない。何よりも大切なのは、自分が人生を楽しむ事なのです。

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ABOUT ME
まりも
まりもだよ(o'ー'o)ワーキングホリデービザでウィーン在住(2022年〜)の29歳。中高6年間男子校で生活。海外をふらふらしながらなんだかんだ生きています。応援は「アマゾン欲しいものリスト」からお願いします。