上司にも種類があると思いますが、上司の中には体育会系の「根性論者」みたいな人が未だにいるんですよね。
こういう上司って、
- 努力
- 熱意
- やる気
こんな言葉が大好きなんですよ。
- I LOVE 情熱.
- WE LOVE 情熱.
そういう感じですよ。ええ。
部下で成果を出す事が出来ないと、「昔はもっと大変だったんだぞ。もっと熱意をもって努力をしろ。そうすれば変わるから。」とどこぞの起業家のように話すんですよね。
でも、別に上司は自分で何かを築き上げてきたわけでもなければ、会社も持っていないし、ただの従業員なわけで、ただのサラリーマンであって、
そもそも、上司が根性論をかざしてくるなんて、実に非効率的な会社なんだな、と思うのですよ。
そんな私は上司の根性論に従うのをやめました。
根性論なんて聞かされなくても頑張っている
上司が根性論をかざしてくる事ってあると思うんですけど、
その時の上司の心理としては「こいつは頑張っていないから、精神から鍛え直さないと!」と思っているはずです。横暴だよなあ……。
しかし、上司から根性論をかざされなくても、既に頑張っていると思うんですよね。
上司から見たら「頑張っていない部下」であるかのように見えてしまっていると思うんですけど、
だいたいの人が仕事で頑張っていると思うのですよ。必死になって、歯を食いしばって頑張っている。
特に、そういった体育会系の会社、精神論をかざすような上司がいる会社であれば、
社内全体の雰囲気として「しっかりと仕事をしなければ」という意識を持っている事が多く、既に頑張っているわけですね。
にも関わらず「もっとやる気をだして取ってこい。死ぬ気で営業かけろ!」なんて言われるわけですよ。
辛くないですか?テレビでは、電通とかワタミ等のブラック企業のようなものが取り上げられていますが、
もっと凄いところたくさんありますよ…
私の友人の某大手証券マンなんて「毎朝、ノルマ達成出来ないなら死ね!」と言われるみたいですからね。
おそろし過ぎる。大手企業で誰でも知っているようなところなのに、ブラックな体質なんですよ。
花見では砂を食べさせられるし……。
上司が精神論をかざす時には既に頑張っている事が多いと思うし、精神論をかざす上司なんて大したものじゃないんですよね。
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だんだんと洗脳されてくるよ
上司が精神論をかざしている時には「俺はこうならないようにしよう」と空耳程度に聞いている事が多いと思うんですよ。
でも、もうその時から洗脳されかかっていると思っているんですよね。
私も精神論をかざすような上司の下で働いた事があるのですが、最初は「なんだこいつ」と思っていても、その内、上司の方が力関係的には強いので、
従わなければいけない状況になり、徐々に洗脳されていってしまう事だってあるのですよ。
私も上司と、とあるイタリア料理屋で仕事帰りにも関わらず精神論をかざされたので、
その時には「このピザ投げてやろうか?」なんて思っていたのですが、辞める直前になると、「もうこの人、無理だ。気持ち悪い。」と拒絶反応すら出すようになってしまったのです。
ある意味で洗脳されているんですよ。あー、気持ち悪い。今思い出しても、大嫌い。
「上司の常識は部下の常識」という感じの考え方を持った会社だったので、
本当にあの頃の上司はおそろしかったなぁ。今会ったら、何て言いましょう?
尊敬すべきところが何1つないような上司たちの中で働いていましたからね。
なんであそこで働いてしまったのだろう、なんて当時は思っていました。
「お前がそこで働くって決めたんだろう?」という反論もあると思いますが、
「上司がどんな人なのか?」なんて予知能力がなければわからないものです。キャリコネみたいな「口コミサービス」を知っていたら、
もう少し変わっていたのかな?と思いますけどねえ。
まあ、私が以前働いていた職場は評価が低かったんですけどね……。良いと思っていたのに……。
逃げてよかった
上司が精神論をかざす事ってあると思うんですよ。でも、そんな時に辞められない人だって本当はたくさんいるんじゃないかな。
上司から根性論をずっと聴き続けていると、だんだんと洗脳されてしまうものなのです。だからこそ、私は上司の根性論で苦しんでいるのであれば、
辞めても良いんじゃないかな?と思うのです。
私は上司の根性論に耐える事が出来ませんでした。上司に根性論をかざされても、会社を辞めない事が社会人として正しい事なのかもしれない。
周りの友人を見ていても、「うざい上司なんてたくさんいるけど、それでも頑張っているよ」と言っている人だってたくさんいたんですよね。
うん。わかるよ。それができるなら私だってそうしているよ。でも、私には耐えることが出来なかったのです。
上司の根性論に対して「なにくそ!」と思うような、ガッツが今の時代も大切なのでしょうか?私にはわかりませんが、
当時の私には「逃げる」という手段しかありませんでした。
上司の根性論から、あの時逃げていなかったらどうなっていたのだろうか?そんな事を思う事があるのです。
今もあの会社にいたら、高い給料をもらっていただろうし、きっと「もう慣れてきた」なんて言って、起業する事も新しい時代を作る、なんて事も考えなかったんだろうな。
上司の根性論に立ち向かうほど、強くはありませんでしたし。
上司の根性論に付き合うのはもうやめたのです。逃げてよかった。
良いんじゃないかな、逃げても。逃げることは悪いことじゃないよ。時には「逃げる」という選択肢しか選ぶことができないことだってあるよ。
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