刺激的なタイトルでごめんなさい。水瀬まりもです。
皆さんは死んだ事ってありますか?このブログを見ているという事はきっとないと思うんですよね。
私も「実際に死んだ事」はありません。生きています。でも、「一度死んだ」事はあるんですよね。
「こんな辛い状況を経験する人なんているのだろうか?」
そんな風に思っていた時期があったのですよ。それまでの私は人生において辛い事なんて何もなかった。
ちょっとくらいはあったけど、基本的には生きていけるくらいの辛さだったし、死ぬほどじゃなかった。
でも、辛い事って誰にでも起こるものなんですよね。
でも、私は「一度死んでいる」からこそ、好きなように生きる事が出来ているのです。
一度死んだからこそ、私はきっと前に進んでいけるのです。
もうこれ以上落ちる事はない
多くの人には守るものがある。それは自分のプライドだったりとか、お金だったりとか、そんなものを背負って生きている人が多いのではないでしょうか?
周りからすれば、「この人は何を守っているのだろうか?」と思うようなものを本人は守っていたりする。
でも、一度死んだ私にとっては、何も失うものがなかったのです。本当に、本当に何もなかった。
私の過去の話については「父親が突然亡くなったという人に伝えたい事」でも書いているのですが、当時は経営者であった父が亡くなり、
大きな借入金があったのです。約2億円。まあ全てを合算して、だけどね。
ある時期までは本当に極貧生活でした。そんな過去があるから、私はきっと一度死んでいるから、強くなれるのです。
失う怖さがあると、人間は挑戦する事が出来なくなってしまうものです。
例えば、会社を辞めて独立する事。私は今経営者としての日常を過ごしていますが、「起業したい」と思っていても、実際に会社を辞めて、独立する人って少ないんですよ。
なぜか?
それは「失敗する事が怖いから」なんですよね。
なんで起業しないの?と聞いてみると「まだその時じゃない」と言い訳をされる。でも、彼にとっての「その時」はいつなのでしょうか?
きっと「その時」は永遠に来ないのですよ。
失敗して、無職になって、生活保護をもらうようになって、という、そんな生活を想像してしまうと思うのです。だからこそ、起業する事はリスクだと思っているし、
何かを失う事を恐れているのです。でも、一度死んだ私からすると、もう私は過去に死んでいるのであって、別に今更何か「世間体」のようなものを気にするわけでもないし、
何かを失う事もなかったのです。一度死んだと思えば、何も怖い事はない。もう後は上に上がっていくしかないのですから。
いやあ、どうだろう。伝わるのかな。もう上に上がるしかないじゃん!みたいなことを軽々しく言う人が世の中に増えてきてしまったから、量産型っぽく聞こえてしまうのだろうか。笑
でもね、本当にそうなんですよ。下の下まで下がると、後は上がるしかないよ。
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「頑張るだけで良い」という幸福
一度死んだところからスタートすると、失うものがない。だからこそ、後は自分が努力するしかないんですよね。
周りからは「常に頑張るなんて疲れるでしょ?」と言われますけど、実はそんな事もないのですよ。
「好きな事を好きなだけ頑張るだけで良い」
そんな状態になる事が出来たのであれば、後は努力をするだけで良いのです。こんな楽な事はない。
もちろん、努力をしたところで失敗する事だってあります。何もかもが上手くいかなくて、「もうダメなのかな?」なんて思う時だってあるでしょう。
私だって、最初はこのブログ、誰も読んでくれませんでした。最初は路上アーティストみたいなもんで、書いても書いても見てくれない。
でも、一度死んだのであれば、戻る先だってないし、比較するような幸せだってない。
「過去の自分の方が良かった」なんて思えるのは幸せな事かもしれないけど、
不幸な事でもあるのですよ。
だって、失ってしまった時に「あの時の方が良かった」と思ってしまうから。一度何もかもを失った私にとっては、
そもそも自分の人生なんて「何もない人生」だった。だからこそ、「もう落ちていく穴がない」のです。
私も自分の人生に「これといった目的」がなかった時には、「このままで良いのかな?」とか、そんな事を思っていました。
でも、目的が出来てからはそんな事を思うような事はなくなった。ただ自分の目的のために「ひたすら頑張る」。
それだけで良かった。
こんな幸せはないのです。
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一度だけの人生をめちゃくちゃにすれば良い
私たちは普段、生きている中で「死」を意識する事がないように、脳が制御しているように思うのです。でも、私たちの命はいつかは消えていくものだし、
どれだけ科学が発達しても、永遠の命なんて手に入れる事は出来ないのです。何だか虚しっちゃ虚しいよなあ。いつか死んじゃうんだもん。
でもさ、だからこそ、私たちはもっともっと自分の人生をめちゃくちゃにしなければいけないと思うのよ。
一度しかないのに、生活のため、家族のために自分のやりたい事を我慢して、夢を諦める。もちろん、それはそれで幸せなのかもしれない。
日本生まれという「幸せのチケット」を手に入れている私たちは普通の学生をやって、普通に就職する事が出来れば、生活に困る事はありませんしね。
「普通程度の幸せ」を手に入れるハードルはとても低いのです。普通に生きて、普通に幸せになって、普通に死んでいくことはできる。
でも、本当にやりたい事を押し殺す人生なんて私は楽しいとは思わないのです。一度死んだと思う事が出来れば、失敗する事も、
誰かに笑われる事も怖くはなくなります。
一度死んだ命を使って、今を生きているから、どんな失敗をしても良いのです。だって、今生きている事自体が私にとっては奇跡のような事だから。
「こんな悲しい状態のまま人生は終わっていくんだろうな」なんて思っていた時期もあったけど、逆に辛い事や、あの時の暗い過去が今を支える力になっているのです。
一度切りの人生、君はどう生きる?
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