人生に悩む君へ

「あの頃に戻りたい」と思える記憶に支えられて生きている。

皆さんにも「あの頃に戻りたい」と思う瞬間ってあると思うんですよね。一番多いのが中学生とか高校生等の「青春」を過ごした時期ではないでしょうか?

20代、30代、40代。どの年代でも、「あの頃に戻りたい」と思えるような青春ってきっとあるんじゃないかな。人によって戻りたい記憶とか時期とかは違うと思うけどね。

私は今でも、中学や高校の時の友人と会う事が非常に多いです。「昔の仲間とずっと会っているなんて成長してないな」と思う人もいると思いますが、

昔からの友人だって大切な存在だと思うんですよね。

あの頃に戻りたいと思える記憶」の中で私たちは生きていく事が出来ているのではないか?と思うし、私も辛い時ほど、

「記憶」に支えられていると感じるのです。でも、本当に戻りたいわけじゃない。

私たちは「」を生きている、そして今だって楽しい毎日を送っている。

 

でも、そんな私たちは「記憶」に支えられているのです。

 

懐かしいあの場所に戻る時

 

私はよく、昔通っていた中学や高校に学生時代の友人と行きます。文化祭がある時だけではなく、何もない何でもない校舎に行くわけですね。

こういった習慣がない人もたくさんいて「中学とか高校なんて卒業以来行ってないわ・・・」という人もたくさんいると思います。

でも、私にとっては「あの頃に戻りたい」と思える記憶の中で「今の自分、あの時の自分を比べてなぜか安らかな気持ち」になるのです。

 

あの頃に戻りたい、と思っている友人が多いのか、私の友人から「今日、学校に行ってみる?」なんて言ってくる事もありますね。

飲み会をしていた場所から、友人と一緒に学校に行くわけです。別に中に入れるわけでもないのにね。

あの頃に戻って、当時通っていた安いサイゼリアだったり、当時通っていたコンビニだったり?

サイゼリアとか本当によく行った。飲み放題にどれだけ助けられただろうか。笑

今はもうないものもたくさんあるし、

 

当時とは全然変わってしまっている街がそこに存在している時もある。あまりに速い時間の流れに「もうこんなに大人になったんだ。」と怖さすら覚える時もあります。

今でも、学生のような気がするもん。

でも、あの頃に戻りたいと思えるような記憶がそこにはたくさんあって、仲間たちと過ごした毎日があって、そんな毎日がとても愛おしく、

 

あの頃を思い出し、笑う事が出来るのです。別に今の生活に不満があるわけじゃない。

むしろ、私は誰よりも自分の人生を楽しんでいるように思う。ただ、それでも昔を思い出したくなる時もあるのです。

 

楽しかっただけの学生時代ではなかったかもしれないけど、それでもあの時の記憶は「あの頃に戻りたいと思える記憶」なのです。

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当時の自分と今の自分

 

あの頃に戻りたいと思える記憶には、今も支えられています。でも、何も当時のキラキラした記憶だけに支えられているわけではありません。

あの頃に戻りたいと思える記憶の中には「悩んでいた自分」もいたんですよね。

 

学生時代、私は「音楽で生きていこう」と考えていました。一通り、大きな音楽事務所には履歴書を書きましたね。

スターダスト、研音等、大手の音楽会社に「カラオケの録音機能」を使って、自分の音源を送っていました。

 

そんな当時と今とを比べてみるのです。「あの頃は歌手になりたいと思っていた。でも、今の自分はどうなの?」と自問自答するのです。

 

あの頃に戻りたいと思えるキラキラしていて、どこか不器用な記憶は、時に私の人生を照らす貴重な材料にもなってくれます。

 

お金とか、地位とか、そんなものは何も関係なかったあの当時、その時に自分はどう思っていたのか?

 

真っ白な心で考えて、今の自分は幸せなのか?そんな事を考えるのです。あの頃に戻りたいと思える記憶を持っていても、

あの頃」はもう過ぎてしまったもので、戻る事は出来ません。だから、「辛いから、幸せだったあの頃に本当に帰りたい」なんて気持ちはありませんよ。

 

でも、あの頃に戻りたいと思える記憶は自分が進むべき道を、誰かと比較する事なく「自分指標」で照らしだしてくれるものなのです。

 

」を作り、進んでいるのは自分自身ですが、不器用にも「人生に迷う」なんて事もあるのです。人間ですからね、私も。

そんな時に「あの頃に戻りたいと思える記憶」が複雑に入り組んだ森の中に入る時の「ミチシルベ」のように、私を導いてくれる、そんな気がしているんです。

みんなにはこういう感覚ないのかなあ。1人くらいは共感してくれる人がいるような気がするのだけど。

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立ち止まる事の出来ない時間の中で

 

私たちは「あの頃に戻りたいな」なんて思っても、戻る事は出来ません。

戻りたい人なんてたくさんいると思うけど、時間というものは残酷にも「私たちの要求」を聞き入れてはくれないのです。

淡々と世界の時計を少しずつ動かし、私たちを未来へ運んでいるのです。

神様という存在は何だか不思議で残酷よね。

そんな立ち止まる事の出来ない時間の中で生きていると、ふと「歩き続けるのは辛いな」なんて思う時があると思うんですよね。

でも、そんな時こそ「あの頃に戻りたいと思える記憶」を思い出せば良いのです。記憶にしがみつくわけではありません。

昔の記憶が過去の自分と今の自分を比較する基準となり、正しい道へ連れていってくれるのです。昔の記憶を思い出す事により「あの時の仲間がいるから今も頑張る事が出来る」と思えるはずです。

 

私にも辛い事はたくさんありました。消してしまいたい記憶だって人間ですから、ありますよ。

でも、「あの頃に戻りたいと思える記憶」はずっと輝きを失う事なく、私を「心の奥底」から支えてくれているような、そんな気がします。

 

昔話ばかりの人間関係なんてダサいけど、たまには記憶に支えられても良いじゃない。

記憶と話す事で、見えてくるものだってあるのです。

 

きっと、私は今でも「あの頃に戻りたいと思える記憶」に支えられているから。

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ABOUT ME
まりも
まりもだよ(o'ー'o)ワーキングホリデービザでウィーン在住(2022年〜)の29歳。中高6年間男子校で生活。海外をふらふらしながらなんだかんだ生きています。応援は「アマゾン欲しいものリスト」からお願いします。