不動産投資熱が加熱しているような状況だと思いますが、その中でも駐車場経営に興味を持っている人っていると思うんですよね。
駐車場だったら、面倒な修繕とかもないから、駐車場経営をして得た収益で老後を暮らしていこうかな?と考えている人も多いと思いますし、
若くても、駐車場経営に乗り出す人はたくさんいると思うのです。しかし、駐車場経営をしようと考える時には、きちんと考えなければいけない事があると思うのです。
今回はそんな事について、実際に駐車場経営をしている私が書いていこうと思います。
駐車場経営を始めたきっかけ
そもそも、私の話になりますが、私は駐車場経営を物凄くしたい!と思って投資したわけではありません。では、なぜ始めたのか?というと、
投資しているアパートの駐車場が足りなかったからなんですよね。私が投資している地域は地方都市なので、駐車場というものが必ず必要になってきてしまうものなんですよね。
つまり、駐車場がないと「入居者が出てこない」という状況になってしまうのです。
だからこそ、駐車場経営に乗り出したので、「駐車場経営って物凄く良いよ!」という話は出来ないかもしれませんが、
まずはあらかじめどういう経緯で駐車場経営を始めたのか?という事をお伝えたした方が、よりわかいやすいかな?と思って書いてみました。
駐車場を始めるきっかけとしては、積極的な理由はなかったんですよね。駐車場経営なんてそこまで興味もありませんでしたし、
周りには物件に投資をするような人はいても、駐車場を経営するような人はそこまで多くなかったからです。
という事で、次の章からは実際に駐車場経営をやってみて、考えるべきだなと思った事について書いて行こうと思います。
駐車場が不足しているのか?
これは駐車場経営をする上では絶対に考えるべき事だと思いますね。駐車場経営をする時には、適当な土地を見つけて、
「ここだったら車も多いし、家もたくさんあるから駐車場経営で成功出来るのかも?」と思い、土地を購入する人が多いのですが、
重要なのは、その土地に駐車場が不足しているのか?という事です。これに関しては実際に自分の足で歩いてみて観察してみた方が良いと思います。
私の場合も、駐車場経営をする前の段階でその土地周辺にある駐車場を一通り足で見て回ったのです。確かに、そんなアナログな方法を使っている人は多くはないのかもしれません。
しかし、駐車場経営で成功したいと思うのであれば、大切な作業だと思いますよ。いくら家と人が多いようなところで、
駐車場の需要がありそうなところでも、駐車場が過剰に供給されていると、満車になる事はありません。駐車場経営においても、
賃貸経営においてもそうなのですが、需要と供給のバランスがどうなっているのか?という事を考えていく事が大切になってくると思うのです。
私の場合は、2日間使って実際にその土地を観察しましたが、もっと使ってみても良いと思います。周辺の駐車場は何割くらいが入っているのだろうか?
どのエリアの駐車場が何割で、どの程度遠い土地になると、需要がなくなってきてしまうのか?という事を観察すれば良いのです。
自分が肌で感じ、目で見たものを大切にしていくべきなのです。データを見るだけでは見えてこないものもありますしね。
山形の不動産投資事情について。でも少し触れていますが、私の場合だとお客さんのような感じで不動産会社に入っていって、
実際の状況を把握しようと試みる事だってあります。それくらいの努力が駐車場経営においても大切なんですよ。
誰でも資金があれば始める事の出来るビジネスだからこそ、きちんと考えるべきなのです。
駐車場の値段と利回り
これも大切なものだと思います。駐車場経営をするからには、利益を最大化するべきだと思うんですよね。だからこそ、
駐車料金の値段と利回りについてはきちんと考えていく必要がありますし、調査するべきなのです。例えば、月極駐車場だったら、
高いところで月に10万円弱するような場所だってあるんですよね。北海道の方だったら4000円とか5000円程度のところもあるのです。
利回りというものは駐車場を借りる値段で決まるものですから、駐車料金の相場はきちんと把握するべきなのです。
不動産会社が「このくらいの利回りになると思います」とだいたいの相場と利回りを計算してくると思いますが、
そういった指標は使わない方が良いですね。駐車出来る車の数を多く言っていたりとか、駐車料金を高めに言っている事もあるので、
自分で調べた数字を使う事が大切なのです。駐車場経営においては駐車料金が全てです。駐車料金の計算を見誤ると、
駐車場経営で成功する確率はどんどん下がっていってしまうのです。駐車場経営は確かに大きな補修とかもありませんし、
低予算で始める事の出来る投資ではありますが、相続税における優遇も薄いですし、きちんと考えた上で投資していかなければならないのです。
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