皆さんは働いている時に、「なぜこの人はこんなにやる気がないのかな?」と思った事はありませんか?同僚であったりとか、上司でも良いのですが、
そういった人を自分が所属するコミュニティ内で見つける事ってあると思うんですよね。
私にもそういった経験ってあったんですよね。どれだけ言っても、真剣にならず、努力をする事が出来ない人っていたんですよ。
でも、これには原因があると思うんですよね。
私たち人間がどのようにして努力するようになるのか?というと、周りの人間を見て、「あの人と同じように頑張りたい」と思い、自分なりにその人たちと同じように頑張るわけなんですよね。
つまり、場が人を育てるのです。
努力してくれないのは周りの影響かもしれません
周りが頑張っていると、不思議な努力をしてしまうものなんですよね。例えば、周りで朝早くから頑張って仕事をして、キラキラと目を輝かせている人がいたら、
どうでしょうか?きっと皆さんも朝早くから出社し、同じように頑張っていきたい、と思うはずです。有名な起業家が近くにいれば、
その努力と、生き方を見て、きっと自分も起業家になるべく、努力を積み重ねるものなのです。
だからこそ、もしも皆さんの周りで努力をしない人間がいるのであれば、それは他でもなく「皆さんのせい」でもあると思っているのです。
場が人を育てる、という言葉にあるように、周りの人間が頑張っていない限り、頑張ろうと思う人なんていないはずです。
ベンチャー企業がなぜ成長するのか?というと、誰もが上場を目指して努力をしたり、会社を大きくしようと頑張って、
その姿を見た部下たちが同じように努力するからだと思うんですよね。場が人を育てると思っていますし、努力してくれない、と心の中で思っているのであれば、
まずは自分が今出来る努力をしているのだろうか?という事を考えてみてください。他人の事は気になるけど、自分がどんな状態なのか?
どんな努力をしているのか?という事に関しては無関心な人が多いんですよね。
でも、周りが努力しているのか?という点で、人の努力度は変わってくるものなのです。場が人を育てる、という言葉を意識し、
まずは自分がコミュニティ内で最も努力をする人間になった方が良いのです。努力をしてくれないのは、皆さんが作る「場」にも原因があるものなんですよ。
努力をする気持ちになれない職場があまりに多い
これは私がサラリーマンだった頃から思っていた事なんですよね。場が人を育てるという言葉にもあるように、職場の人が毎日毎日、目標のために頑張っていて、
なおかつ、そういった人の事を「かっこいいな」と思ったなら、きっと努力すると思うんですよね。でも、私がサラリーマンをやっていた時の職場では、
全くそんな状態ではなかったんですよね。職場の人は生活費のために働いていて、大した努力をするわけでもないし、
支店長がいないと、誰もが不要な残業をするのです。
こういった状況だと、こちら側としても努力する気にはなれないんですよね。
確かに、生活費を稼ぐために仕事をする人がいるのはわかります。しかし、生活費を稼ぐためだけに働いているような職場でモチベーションを維持する事が出来るのか?というと、
そういうわけではないと思うのです。
周りが常に未来に希望を感じ、前に進む力を誰もが持っているような状態であれば、人は動くものなのです。場が人を育てるとは、こういう事なのです。
自分が好きだと思える仕事であれば、努力をする事だって苦にはならないはずです。私がそうでしたから。サラリーマンをやっていた頃は、
どんな仕事をしていても、楽しくなかったし、きっと私も悪い雰囲気を作っている1人だったと思います。でも、それじゃダメなんですよね。
場が人を育てるのですから。
今の私とこれから
今、私はサラリーマンとして働いているわけではありません。あの頃は場が人を育てる、という言葉の逆で、場によって自分自身もダメになってしまっていたと思うんですよね。
でも、今は違います。才能があり、情熱に溢れる人たちと切磋琢磨しながら、日常を過ごしているのです。だからこそ、
皆さんも場が人を育てる、という言葉をもう少し意識して欲しいな、と思うのです。場によって人は変わってしまうものです。
やる気のない現場にいれば、どれだけ情熱を持って働くような性格を持っている人でも、怠けてしまうものです。新人のせいにしたり、
給料のせいにしたりする事もあるでしょうが、大切なものは「場」であり、場が人を育てるのです。私はこれから、事業を拡大していく段階で、
より良い「場」を作る義務が出てくると思います。そんな時に、私だけではなく、私の周りで動く全ての人たちが情熱を持って働く事が出来れば良いな、と思うのです。
場が人を育てるのですから。