仕事でどうしてもイライラしてしまう事ってあると思うんですね。
なかなか一人でできる仕事というのもありませんから、仕事仲間とのトラブルがやはり一番だと思います。
退職理由のランキングの中でも、「人間関係」というのが上位にランクインしてきますよね。
今回は仕事をする時にイライラしないために、菩薩の心になれる戒めについて書いていきたいと思います。
自分の言っていることはほぼ伝わらない
自分の言っていることが理解できる人というのは、なかなか世の中にはいないのだということを最初にわかっておくことが
仕事でイライラしないための秘訣だと思います。
というのも仕事でイライラしてしまうのは、自分が考えていることや、相手のためを思って言っていることが
相手になかなか伝わらない、ということが原因であることがほとんどだと思うんですね。
私も経験があるのですが、相手のためを思って言っていることなのに、
相手にはその言葉が全く響かず、結局その人があとから大きな後悔をする、ということがよくあります。
結局のところ本人が気づいて、本人が自分で思ったことでしか人は行動することができないのだな、としみじみと思う出来事でした。
同じ方向を向いている仕事仲間でないと、なかなか自分の思うようには動いてくれませんし
自分の思いが伝わるはずだと思うこと自体が傲慢なのだと思います。
相手にはほとんど自分の思いは伝わらないのだ、と最初から思えていれば
仕事の中で、仕事仲間にイライラしてしまう、ということが少なくなるのではないかなと思うんです。
こちらが一生懸命やっていても、
- 渡した資料をきちんと読んでもらえない
- 言っていることを理解してもらえない
というのは日常茶飯時なんですよね。
間違いを正すことが正解ではない
これは特に上司やクライアントなどの自分にとって目上の人に対して言えることなのですが、
上司やクライアントでも間違ったことをするということが必ずあると思います。
目上の人だから自分より知識がある、というわけでもありませんし
間違ったことも選択することはあると思うんですね。
しかしそう言った時に、上司やクライアントよりもポジション的に下にいる自分が、
間違いを全て正てしまうということが、仕事においては必ずしも正解にならないことがあります。
効率的かどうか、という面から考えると
絶対に、間違いを正してあげることの方が効率的だと思うのですが、
長期的な目線で考えると、長く付き合っていかなくてはいけない上司やクライアントの場合は、こちらが間違いを全て正そうとすることによって、
「この人とはもう仕事をしたくない」という風に感じてしまうかもしれません。
もちろんそういった人間関係が嫌なのであれば、仕事を個人でやるという選択肢もあると思います。
今は仕事というのも自分で作りやすくなってきていますし、大きな会社に入って組織で仕事をすることが
社会人として仕事をすることだ、というわけでもなくなってきているからです。
ただもし、組織の中で仕事をしていく、もしくはクライアントをたくさん抱えて仕事をしていくのであれば
「この人と仕事を一緒にしていると楽しい」と思ってもらえるのが一番だと思いますので
間違いを全て否定したり正そうとするのではなく、時には「間違いだと分かっているけれども、一緒に乗っかってみる」ということも大切なのかもしれません。
そういう風に少し距離を置いたところから物事を俯瞰できるようになると
仕事でイライラすることも少なくなると思います。
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仕事仲間の良いところを探す
一緒に働いているとどうしても仕事仲間の悪いところばかりが目立ってしまうことがあると思いますが
どんな人でもその人にしかない良いところがあるはずです。
円滑な人間関係を築いていくためにも、一緒に働く人の良いところを探す努力をしてみましょう。
そしてできれば見つけた相手の良いところをなるべく口に出して発信し、あの人に伝えてあげるといいことをしてみると良いと思います。
人間関係も良いものになっていくと思いますし
褒められた人というのは必ず自分も誰かを褒めたくなるものなので、
自分の周りでとても良い循環が生まれるようになってしょう。
仕事をしていく上で自分と一緒に仕事をしてくれる人のことを、好きになる努力をしてみるのです。
そうすればより自分が働きやすい環境の中で働いていくことができるでしょう。
ただもちろん、どんなに頑張っても自分と相性が良くない人というのはいると思いますから
そこで無理にその人を好きになろうとしたり頑張ろうとする必要はないと思います。
自分の力ではどうしても今の仕事環境を変えることができない、と思うのであれば
思い切って職場環境を変えてみることも大切でしょう。
仕事でイライラすることが多く、そこからどうしても抜け出せないと思うのであれば、転職を考えてみるのも良いと思います。
では今日はこのあたりで。