オーストリア東部の首都であるウィーンに観光に行ってきました。
音楽の街で知られるウィーンですが、実際の現地のお料理はどうなのでしょうか?
観光でウィーンを訪れようと思っている人にとっては気になる部分だと思います。
こんにちは!まんぼうです!
単刀直入に結論を申しますと、
まずい料理も結構あるし、私はお腹を下しました。笑
何を食べてもある程度のクオリティーを保って提供してくれる日本の料理とは大違いです。
ただ、全部が全部まずい、というわけではなく
美味しい料理もありました。
実際に現地で食べてみたウィーンの料理について今回は紹介してみたいと思います。
ピザは間違いない
ウィーンの繁華街を歩いていて面白いと思ったのは
ピザを売っている路面店がとても多い、ということでした。
ピザは薄焼きのピザで、サラミやハム、チーズが中心に乗っています。
結構日本で食べるピザに近いかも。ちなみに下の1枚は違うピザです。
これを一切れごとに買うことができるのがウィーンのピザ屋さんの特徴で、
日本だと、ピザを食べようとすると1枚まるまる頼まなくてはいけないので、それなりに人数がいないと食べることができませんが、
ウィーンなら一人でもピザを食べることができます。
気軽にピザが食べられる!
これは日本でもやったら流行りそうだ、と思いました。
味も普通に美味しく、特に加工肉やチーズはやはりウィーンでは種類が豊富ですので
ピザがまずいわけがないですよね。
店先からお店のおっちゃんがピザを作っている様子を見ることができるところがありました。
お店の地図はこちら。
店の入り口付近でスタンド席でも食べることができるとてもカジュアルなお店で
ピザ1枚3ユーロ(430円くらい)だったで結構お買い得だと思います。
多少物価が高い(→ウィーンの物価は日本より少し高い!現地レポート。)と感じるウィーンでも安く済ませることができるメニューがピザですね!
ちなみに近くのコンビニには……
日本で言う「スイカバー」のようなものが売っていて、ピザの後に食べたくなりました笑
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クリスマスマーケットの屋台で辛い目にあった
ウィーンへ旅行に行く際はやはりチェックしたいのはクリスマスマーケット。
11〜12月はウィーンの街のいたるところでクリスマスマーケットが開催されており
街中がキラキラときらめいています。
しかしそこで私は衝撃的にまずい料理と出会ってしまったのです。
名前はわかりませんがパスタのような食感でした。
味付けが薄く、多分塩胡椒だけ。
さらにベーコンとほうれん草のような青菜が入っていたのですが、それも味のアクセントになるかと思いきや「全く味がしない!」
周りにいた現地の人っぽい方達もこれを注文している人がたくさんいたのですが
普通に「パスタみたいだね〜」みたいな感じで黙々と食べていたので、ウィーン人の感覚からするとそこまでまずいものでもないのかもしれません。
聖なる夜の晩餐会「ウィーンのクリスマスマーケット」が素敵でした。という記事でクリスマスマーケットについては詳しく書いています。
しかしやはり「ハトノエサ(後述)」日本人にはきついと思います。
小麦粉っぽいものを見たら気をつけてください。「例のアイツだ」と警戒しましょう。
お米の文化がないからこういう小麦粉が主食になるみたいですね…
でも全然芯がなくてニャクニャクで、量も結構あるし、さらに粉っぽいからもう「エサ」って感じがすごいんですよ…
もう私はウィーンの小麦粉系のご飯は「ハトノエサ(鳩の餌)」って呼ぶことにしましたからね。
関連記事:ウィーンの気候は?旅行にはどんな服装で行けば良い?
クヌーデルでお腹を下す
ウィーンに行ったら食べてみたい、と思っていた伝統料理の一つに「グラーシュ」というものがありました。
ハンガリー起源の料理で、
ハンガリーだとスープのようなサラサラの料理のようですが、ウィーンではどろっとした感じで
ビーフシチューに近い感じです。
私が頼んだのはビーフが入ったものでしたが、
味は濃いめではあるものの美味しいと感じました。
現地の人たちには濃くないのかな?
ちなみに、ウィーンのお店だけではなく、ザルツブルグのお店でもグラーシュを食べましたが、
同じような感じの味付けでした。グラーシュはどこでも同じ味なんですね。
ところで……問題は写真手前に写っている白い団子のようなものです。
これはクヌーデルというもので、
小麦粉や古くなったパンを団子状にして茹でたものらしく、ウィーンでは一般的に主食となるものらしいんですね。
しかしこれは本当に日本人の味覚には合わないと感じました。
そもそも古くなったパンをこねて茹でたってどういうことなの。
それもう廃棄物やん…w(コンビニならバイトが持ってかえるやつ……)
最初はマッシュポテトのようなものを想像していたのですが、
ナイフを入れてみるとニャクニャク、っとした感触で「!?」となりました。
スーパーのパンとかも潰してクヌーデルになっているのかな。
さらに食べてみると、若干ハーブのようなものが入っていて、味は小麦粉100パーセント。果汁100%じゃないんです。小麦粉100%。
果汁100%は好きなのに!!!
もう本当にしんどかったのと、身の危険を感じたので半分も食べずに残しました。
入っていたビーフも少し脂身が多く、いわゆる「保存食」という感じ。塩とか胡椒が高級だった時代のものなの?……
そもそもウィーンのお料理自体が保存食文化があったようですし、寒い地域だから味が濃いの当たり前で
なかなか日本人にはきついものがありますね。
このクヌーデルを食べてから見事に胃腸にきて、
お腹は痛くなるし、くだすし、で結局この後はあまり料理を食べられなくなってしまいました。
近くに売っていたチーズでお腹を整えなきゃ…
クヌーデルは冒険だと思って食べてみるのはいいかもしれませんが
「美味しいのだろうな!」と思って食べるのはおすすめしません。
危険だ!!
無理だと感じたら早めに「残す」という選択肢をとる勇気を出しましょう。
途中でやめたのに吐き気したもんな…
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ウィーンの水事情
ウィーンは世界で15カ国だけ、と言われている数少ない「水道水が飲める国」です。日本も入っているので、すごいですよね。
フランスやドイツも入っているのですが、アメリカはランク外。意外でした。まあ、広いからかな。
ウィーンの場合はアルプスの湧き水をそのまま首都の方へ引っ張ってきているため、水道水も飲むことができるんですね。
ただ、ウィーンの水は日本の水と違って硬水です。
何ならシャワーの水も硬水。(髪がギシギシになります笑)
日本の水は軟水。
軟水に比べると硬水はマグネシウムとカルシウムが多く含まれているため、胃腸に負担がかかりやすくなってしまいます。
腹痛や下痢の症状が出ることもあるので、
ウィーンへ旅行に行く際はお腹の調子を整える薬を持って行った方が良いでしょう。ウィーンにももちろんミネラルウォーターは売っているのですが、「Voeslauer」等を含めて一般的なものは硬水なんですよね。
クリスタルカイザーとかVolvic(→水源枯渇問題で2020年に日本国内での販売終了)があったら良いんですけどね。ないんですよ。
私の場合、スプライトとかでしのいでいました笑(ちなみにスプライトはコカコーラ社の飲料です)
今回は実際に行ってみてわかったウィーンの料理についてお話ししてみました。
ヨーロッパへ旅に行くならウィーンはぜひおすすめしたいです。
治安も良いですし、まずい料理もありますが、美味しい料理もあります。ヨーロッパの中心地で東欧を含めてどこにでも行きやすいですし。
特にチーズは種類が豊富で美味しかったです。歴史と壮麗のウィーン「ホテル・ザッハー」に泊まってみたらあまりにも豪華だった話。という記事で紹介した「ホテル・ザッハー」の朝食で提供されたチーズなんかも、
種類が豊富ですごく美味しかったです。
オーストラリアもいいけど、オーストリアも素敵な場所よ?
ウィーンへのツアーもぜひ調べてみてください。
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では今日はこのあたりで。