投資家のお金論

実家にお金を入れる風習っておかしくない?

子供は親に依存して成長していきますが、

就職が決まったら自分で稼ぐことができるようになります。

 

社会で働き始めるとなんとなく「社会人として一人の立派な人間になった」というような感覚が芽生えてくるのか

その途端に「実家にお金を入れる」ということをし始める人たちが多いです。

 

さらに、親世代もこれを当たり前のことだと考えている人が多いですよね。

 

しかし、この「就職したら実家にお金を入れる」ということが当たり前になってしまっている今の風潮は少しおかしいんじゃないかと思うわけです。

 

お金を入れることは当たり前じゃない

 

実家にお金を入れるのはどうしてなのか、というと、きっと

  • 「これまで育ててくれたから感謝の気持ちとして」
  • 「老後に備えて少しでも貯金したりして欲しい」
  • 「親の生活を少しでも楽にしてあげたい」

といった意見が多いかと思います。

 

しかし、お金を入れる、ということは「自分の給料から毎月一定額が差し引かれる」ということですよね。

 

実家にお金を入れている社会人は

平均して3万円〜5万円ほどを実家に入れているそうです。私の周りでは、月に7万円程度いれている人もいます。

 

年代の垣根を取っ払って平均をとると実家に入れる金額は3.2万円ほどだそうです。

 

しかし、実際にはこういった実家にお金を入れる、ということをしていない社会人も存在するわけです。

 

お金を入れるのは当たり前ではないですし、

その思想がどこからきているか、というと、アフリカなどの発展途上国の「子供は労働力」という考え方からきているんじゃないかと思うんですね。

 

発展途上国の場合は、子供を産めば産むほど、その子が労働をしてくれるので

世帯収入が増えるわけです。

 

そのために子供をたくさん産むんですね。

 

でも今の日本社会はこれと真逆です。

子供一人を育てるのにものすごく金額がかかりますから、

子供は少ない方が良い、とする家庭も少なくありません。生涯未婚率はどんどん上昇し、晩婚化も最近やっと高止まりしてきた感じです。

 

だからこそ少子化の風潮が年々強まっているわけです。

 

そしてこの社会の問題点は

若い世代にお金が回らない、ということです。

 

平均寿命はどんどん伸びていき、高齢者にかかってくる医療費は国が多くを負担していますが

それは若い世代の税金で賄われています。平成30年度の日本の財政の現状と課題という政府資料を見ても、

30兆円以上も社会保障費に使われているのか」と驚くはず。この中に高齢者の医療費が入っています。

 

つまりお金が必要なのは親の世代ではなく子供の世代なのは明らかなことなんですね。

 

実際に実家にお金を入れている社会人は

感謝の気持ちとして実家にお金を入れているのだと思いますが

毎月3万円というのは年間で36万円。

 

5万円実家に入れている人は年間で60万円です。

 

それがあればもっと違うことだってできるはず。

そのお金で別のことをしたいと思っている子供は多いと思うんです。

 

実家にお金を入れるのが当たり前のような風潮がありますが、

それが本当に良いことなのか、きちんと考えてみてください。

関連記事:貯金を増やす時には何が大切なのか?

 

親にとっての3万円

 

親世代というのは順調に社会で仕事を続けていれば子供より絶対的に年収が高いはずです。

 

そんな親が、子供が就職した途端に子供からお金をもらう、というのはおかしなことだと思うんですね。

 

もちろん子供の方が年収が高くて、

親がかなり困った生活をしている、というのであれば、家族として金銭的に助け合いながら生きていくのも選択肢として間違っていないでしょう。本来であれば、生活保護をもらった方が良い、とは思いますが。

 

しかし親世代が順調に仕事をしていれば月3万円というのは

子供世代にとっての月3万円とかなり重みが違うものだと思うのです。

 

今の若い世代は年金ももらえるのかわからない状態なのですから

若いうちにお金を貯めたり、資産運用したり、ということがとても将来的に重要なことになってくるでしょう。

 

そうだとしたら、実家にお金を入れる、というのは

良いこととは言えないのです。

 

また、それを当たり前だと思っている親も不思議だなと思います。

子供を労働力として考えて育てているのだったら妥当な考えですが。

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お金も労働力になる

 

将来や老後の話になると多くの人が思い浮かべるのは「貯金」だと思いますが、

貯金してしまうとお金は増えることがありません。

 

しかし、それを資産運用、という形にすれば

お金そのものが労働してくれる、ということもあるわけです。

 

例えば人工知能が自動で資産運用してくれる。

 

ウェルスナビ

 

毎月3万円実家にお金を入れるのであれば

毎月3万円こういった資産運用に回した方が、お金は増えてくれる可能性が高いんですね。

 

そうして増えたお金で親へプレゼントをしたり、

何か感謝の気持ちを形にする、というのでも感謝の伝え方は良いと思うんです。

 

わざわざ自分の給料から、毎月決まった金額を渡す、なんていうのは、自分にとってもストレスになるのではないかと思います。

 

毎月の給料が天引きされているのと同じことですからね。社会保険料よりも割の悪い税金を払っているようなものです。

関連記事:資産の増やし方を知っている人のお金が増える時代。

 

無理してお金を入れる必要はないと思う

 

まず、ほとんどの人が就職して実家にお金を入れるからといって、それを当たり前だと思わないことです。

 

時代は着々と変わってきていますし、

お金はむしろ親世代の方が持っていて、本当に危機を感じて資産を運用していかなくてはいけないのは

若い世代の方なのですから。むしろ、自分のお金は銀行からお金を借りるための頭金にするべきです。

 

自分の生活水準を削ってまで実家にお金を入れたところで、それは本当の感謝の形とは言えないのではないでしょうか。

実家がそこまでのお金を必要としているのであれば、それは「それ相応の生活をすべきだよ」という知らせかもしれませんし、子供が無理に支援する必要はないのです。

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では今日はこのあたりで。

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佐藤まんぼう
佐藤まんぼう
職業:稼ぐニート(♀)。ごく小さなストレスでも与えてはいけない。ストレスに弱すぎて会社もバイトも辞めて稼げるニートになりました。