投資家のお金論

株の含み損が大きい時に考えるべき事。

株式への投資をしている人ってたくさんいると思うんですよね。特に男性は株に興味を持つ人が多いのか、周りでも男性は株をやっている人が多いんですよね。

きっと皆さんの周りにも多いのでは?

しかし、株にはリスクがあります。株を始めた時には「もしかすると、この株は大化けして10倍になるかもしれない」と思っていたかもしれませんが、

 

多くの個人投資家は損をするものです。含み損を抱えてしまう事だってあるんですよね。3割の投資家はトータルで「負け」ているのです。

含み損が数万円程度であれば、まだそこまで気にしないと思うのですが、

 

数十万円程度になってくると、「株の含み損でここまでマイナスになるとは思っていなかった。どうしよう。」と思う人だってたくさんいると思うんですよね。

私も株の含み損で震えた事があります。私の場合、ポートフォリオの大部分は「不動産」で構成されるようにしていますが、株式や債券等も保有しているんですよね。

で、ヤフー株数百万円の含み損を抱えた事もある・・・

あれは悪夢ですよ。節税……になるのか……いえ、ただの損失です。

これらの大きな金融危機にかかったわけでもないのに、ですよ……。情けない……。

では、株の含み損を抱えた時には何を考えるべきなのでしょうか?

現役で投資会社を経営しているまりもが書いていくよ。

配当利回りと配当利回り変化率で考える

 

これは私もやっている事なのですが、株を買う時には配当を気にする事が一般的には多いと思うんですよね。

含み損が大きい時でも、小さい時でも、気にしてしまいがちなのが、移動平均線とかゴールデンクロスデッドクロスだと思う。

 

でも、私はチャートをあまり気にしない派。チャートよりも配当を見るんですよね。

テクニカルな指標も大切かもしれないけど、最も重要なものではないと思う。ジョージソロスでもない限り、基本的にはテクニカルな分析なんてできないと思うから……。

 

株って下がっていても、実質的には資産を増やす事が出来ている事だってあります。例えば、配当利回りが5%あるとしましょう。

 

すると、1000万円の投資で含み損は40万円(資産に対して−4%)だったとしても、配当が5%あるので自分の資産は1010万円になるわけなんですよね。

 

  • 1000万円 ×  0.05 =50万円の収益
  • 1000万円 ×  0.04 =40万円の損失

 

10万円の利益

になるのです。

 

実際には、インフラ率も考慮した「現在価値」に戻さないといけませんし、税引後の利益を考える必要があるのですが、簡単に説明するとこんな感じ。

株の源泉だと「20%」の税金がかかって来るからね。特定で買っていた場合だけど。

 

つまり、株の含み損があったとしても、実際に配当が入ってくるのであれば、そこまで気にする事はないと思っているのです。

含み損を超えるような配当を受け取る事が出来ているのであれば、何も問題はない。利回りが1%や無配の企業であれば、塩漬けにしておくのもあれなので、売却でも良いと思うけれど……。

 

ただ、その時に気をつける必要があるのが、「配当利回り変化率」なんですよね。配当利回りって毎期違う場合が多いんですよね。

この期は多い」けど「この期は少ない」ということがある。注意しなければならないのです。

配当利回りが高い会社はたくさんあるのですが、配当を安定的に出している企業はそこまで多くなかったりするのです。

減配してたり無配転落してしまうような企業は避けるべきなのです。株価にも影響があるしね……。減配したり復配したり、情緒不安定な会社の株は買うべきではない。

 

だからこそ、株で含み損がある時には、「配当利回り」と「配当利回り変化率」を見る事が大切だと思うんですよね。

 

配当が高く、配当利回りも安定しているのであれば、5%の利回りだった場合、簡単に計算すると、10年で50%資産が増えるわけです。

 

だからこそ、最悪50%下がっていても、最終的にマイナスにならないと考える事が出来るのであれば、

株で含み損があってもホールドしていれば良いと思うのです。安定しているのはやっぱり大企業だったりするんですけどね……。

 

もちろん、その時の状況によっても違うわけなんですけどね。節税の意味合いを持っている時もあるだろうし……。

高い利回りって大事だったりするのですよ……。私も利回り重視です。

関連記事:個人投資家を職業とする時に大切な事。

 

財務諸表をしっかりと読む

 

これも大切な事だと思うんですよね。とても基本的な事だと思いますし、株式投資をするのであれば、財務諸表を見れるようになっておく必要はあるのですが、

 

それでも見ていないという人が圧倒的に多いと思うんですよね。だからこそ、私はきちんと財務諸表を見ていくべきだと思うのです。

 

財務諸表にはたくさんの事が書かれていますが、今回は代表的な指標だけを見ていきたい思います。

PBRが高くなっていないのか?

これは株で含み損がある時には必ず見るべきだと思うんですよね。これは人によって考え方が違うものなのですが、

株価というものは基本的に企業が保有している資産に依存するものだと思っているんですよね。PBRという指標をご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、念のため説明すると、

 

PBR=1株あたりの純資産

 

なんですよね。100%であれば、PBRの値は「」になりますし、資産よりも株価の方が高い場合には1以上の数になります。

 

株の含み損がある時にはここを見ておいた方が良いと思うんですよね。PBRを見る事によって、今の株価は適正なのか?という事がわかるわけ。

 

まあ、一概には言えない部分もありますけどね。

企業の成長性も大切なのですが、企業が持っている純資産よりも株価が高い場合にはサヤ寄せしてくる可能性があると思うのです。

ただ、「必ず純資産へと戻っていくのか?」というと、そうとも限らない。評価が低いまま、10年〜20年経ってしまう場合もあります。

IPOの時の初値も資産に依存しますしね……。ジェイコム株の誤発注事件とか懐かしいですねえ。

 

営業CFがしっかりと上昇しているか?

 

これも大切ですね。売り上げがあって利益が出てきても、実際にお金が入ってきていなければ、会社というものは成り立たないのです。

 

決算短信や有価証券報告書を見れば、営業キャッシュフローなんてすぐに見つける事が出来るので、実際にキャッシュは回っているのか?という事を見ていった方が良いと思うのです。

 

株の含み損が発生する時には様々な原因があるのですが、

投資家が「この企業は売り上げはきちんとしているが、実際のキャッシュは少なく、売掛金も回収していない」と思って、株価が下がっている場合があるんですよね。

 

きちんとした財務内容でない場合は、今の株価よりもさらに下がり、結果的に含み損が膨らんでしまう事もあるので、よく見た方が良いと思うのです。

面倒臭いと感じる人もいるだろうけどね。本質的には最も大事なところです。

 

自己資本比率を見る

 

これは割と皆さんも注意している事だと思うのですが、これってやはり大切な事だと思うんですよね。自己資本比率が高ければ高い程良いという事ではありません。

 

結果的にそれで資本効率が悪い、ROEが低い状態のままになってしまっていては、会社としての価値は大きくないわけですからね。

日本は米国に比べて資産を効率的に利用していないのが現状だしね……。

 

しかしながら、キャッシュがたくさんあるという事はそれだけ倒産する可能性は低いという事でもあるんですよね。

株の含み損がある時には、「倒産したらどうしよう?」と思ってしまう事が多いと思うのですが、

それを判断する材料として自己資本比率を見ておくという事は非常に大切な事だと思っているのです。

まあ、いくら資産があっても、大塚家具みたいな経営をしてしまえば、危険なんですけどね。

関連記事:損切りしないという事は危険な事だと思う。

 

私なら実際にお客さんがどう思っているのか?を見る

 

多くの投資家はデータだけを見て株価が安いのか?高いのか?という事を判断すると思うのですが、

実際に大切なのは多くのお客さん、ユーザーがどのように企業を捉えているのか?

 

という事だと思うんですよね。

実際に投資先の企業が提供しているサービスをユーザーが欲していれば業績が悪化しないわけなんですよね。

 

だからこそ、自分の目で見て、体験する事が大切だと思うのです。

株の含み損がある時にはどうしても他の人の意見ばかりを聞いてしまうと思うんですよね。

 

みんかぶ」とかで大手の証券アナリストの意見を見たりして、「今後も上がるでしょう」と書いてあればそのまま持つという人もいると思います。

しかし、そういったところに頼るという事はリスクテイクを他人任せにする事と同じだと思っているのです。

 

例えば、帝国ホテル(帝国ホテルも上場企業なんですよ)に不祥事があったとします。そんな時には実際に帝国ホテルのロビーでお客さんの反応を見てみるべきだと思うのです。

 

不祥事の影響で客足が遠のいているのか?それとも以前と変わらないのか?という事を分析する事はとても大切な事だと思うのです。

生の情報を見ない時代になってきたと思うけど、株の含み損を大きくなっている時、不祥事があった時には、実際の現場に赴く事が大切なのです。

ゴールデンクロスとか、ボリンジャーバンドだけでは判断できない事だってあります。数字やロウソク足ではわからないこともあるのです。

数字を便利にネット上で見られる時代になったけれど、会社を動かしているのは人間です。だから、生の情報が大事なのです。

株の含み損が大きくなっている時には、それだけ生の情報も大切にした方が良いのです。みなさんも同じでしょう?

自分が働いている企業のことは誰よりも自分たちが理解している。そういうものなんですよ。数字には表れない「現場性」みたいなものがある。

 

ファンダメンタルズであれば、証券会社のスクリーニング機能を使えば簡単に調べる事が出来ます。

 

PERでもPBRでもROEでも、EPSでも何でも調べる事が出来るんですよね。

だからこそ、こういった指標を使いつつ、きちんと自分の目でも確認する事が大切だと思っているのです。

関連記事:少額資産運用から始めた方が良い理由。

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水瀬まりも
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