不幸なことって良いことではないように思われていますけど、私はそうは思いません。
不幸なことって絶対に生きていれば起こるものなんですよ。それは親族の死かもしれないし、自分の怪我かもしれない。
その内容は様々ですが、どうしても起こってしまうものなんです。でもこれは悪いことではありません。不幸なことは実は悪いことなんかじゃないんですよ。
少しくらい不幸な方がきっと人って輝くんです。
私もね、これまで変な人生を送ってきたし、人よりも不幸の味を知っているような気がします。
でもね、少しくらい不幸な方が人間って面白いんよね。
不幸な事が起こるから頑張る
人間って大切なものを大切なものだと認識することが出来ないことがあるんです。例えば周りにいる家族とか恋人とか。
いつも当たり前にあるものに関して感謝することってなかなか出来ないものなんですよ。
これってなんでか?っていうといまが幸せだからなんですよね。幸せだと大切なものの価値ってのに気付けないものです。
大変な時って色んな事が出来なくなります。それは時間的制約であったりとか身体的制約であったりとかたくさんあるのですが….
でも、何か不自由なことがある方が幸せなんですよ。つまり、不幸なことがあると人って頑張れるんです。
大切なものって大変な時にこそ見えてきます。
もしかしたら、不幸なことを背負っている時に大切だと感じるものは「途上国のひとを救うこと」かもしれないし「周りにいる人間を大切にすること」かもしれない。
それって人それぞれなんですよね。
でも、何にせよ人って不幸で不自由な時にこそ見えてくるものがあって、頑張れる。
例えば「幸せってなんだろう?」なんて考えることはもうそれは幸せな証拠です。
だって、不幸せだったらすぐに幸せとは何か?ってことが頭で考えなくても想像出来ますからね。幸せとはなんだろう?と考えている日本人はなんて幸せなのだろうと思います。
戦争が頻繁に起こる国のひとたちは平和を望むし、食料が不足しているインドでは食料を望む。
つまり、不幸な状態は逆に自身にとって本当に大切なものを洗い出しくれるのです。そして不幸であるという事実が日々を一生懸命生きる力へと変わっていくのです。
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何もかも満たされてしまうことが怖くもあるよ
私はこれから先、「見えない何か」で満たされてしまったらどうしようかな、と思う。そんなことはないと思うのだけど、本当に怖いよ。笑
それはお金なのかもしれないし、恋人かもしれない。車かもしれないし、マンションかもしれない。
わからないのだけど、少しくらい不幸なくらいがね、私の場合は頑張ることができます。
何もかもが上手くいって、恋愛もうまくいって、周りの人がみんな健康で生きている。そんな日常があったら良いよね。
それはそれで素敵なことだと思うよ。でも、やっぱり生きていれば、本当に大変な時期とかもあってさ、私の場合だったらお父さんが突然死してしまったりとか、借金が残ったりとかね。笑
そういうことがあるわけですよ。他人からすれば、「なんてかわいそうな人生なのだろうか」という感じかもね。
でも、私はそういうあらゆる不幸があるから、自分のやりたいことが見えていると思うし、誰かの痛みがわかって、こうやってブログを書いているのかな、と思うんですよね。
何もかもが満たされた状態だって良いのだけど、私たちが人間として生きている限りは無理な話であってさ、うん。笑
むしろ少しくらい不幸な方が良かったりするのですよ。不幸せというフィルターを通してみる世界と、何のフィルターもない世界。フィルターのない世界の方が美しく見えるのだけど、見えないものもあるのよね。
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不幸を力に変えられない人
不幸な事が起こった時にそれを力に変えられないひとがいます。でも、それは不幸であることに対して意識が向いているからです。
人間って生きていれば後悔の連続だと思います。そして起こってしまったことに対していつまでもくよくよしてしまうんです。
でも、そんなことばかりしていてもしょうがないんです。本当に嫌なことが起こると、自分では気がつかないうちに大切なものが何か?ということを感じることが出来ます。
しかし、それは不幸に向き合い続けていたら出来ないことなんです。
冷静になって周りをみて、初めて本当に大切なものの存在を理解し、そこから歩みを進めるのです。
私にもいくつか不幸な出来事がありました。でもだからといって、ずっと暗かったわけではありません。むしろそういったことが起こったからこそ大切なものが見えてきて、走ることが出来たんですよ。
辛い事や、不幸なことを経験することが必ずしも良い事だとは思いません。それに耐えられずに死んでしまうひとがいますからね。
それでも私は少しくらい不幸なことがあったほうが人間は輝くと思うんです。
大切なものってなんとなく生きていると気がつかなくなってしまいます。だからこそ、そういった不幸な事が起こった際にはそれを力に変えて、全力で走りましょう。