住民税って私たちが日頃接する税金の中でもかなり身近なものだと思うんですよね。しかしながら、住民税を知らない間に滞納してしまっている人だって実はたくさんいると思うんですよね。
私の周りには自営業やフリーランスの方が非常に多いで、思う事なのですが、フリーランスになっても結構税金周りの事は知らなかったりするんですよね。
サラリーマンとフリーランスって基本的に全く違うものです。だからこそ、住民税を滞納してしまう人がいると思うのですが、
住民税を滞納しても何も良い事はありません。きちんと事業を大きくしていきたいのであれば、きちんとしたスケジュールで住民税を払っていった方が良いと思うんですよね。
サラリーマンは基本的に会社が納める
サラリーマンの給料って天引きされるって言いますよね?それは何か?というと、要するに会社が納税を代行してくれているという事を指しているのです。
この記事を見ている方の中にはサラリーマンの方で住民税を滞納しているのではないか?と思っている方もいらっしゃるかと思いますが、
サラリーマンの場合は特別徴収という方法で住民税を払っているので、個人的に納税しようと思わなくても、会社が一括で給料から天引きしたお金を納税してくれるので、
別に気にしなくても良いんですよね。所得税でもそうなのですが、国(住民税の場合は主体が地方自体ですが)は基本的に「取り漏れを少なくしたい」と思っているわけです。
そのための効率的な方法としては何があるのか?という事を考えると、「会社から一括で納税してもらう事」なんですよね。
住民税を滞納する人が出ないようにきちんとした管理をしたいのが地方自治体なのです。だからこそ、サラリーマンであれば、
住民税の滞納って基本的には気にしなくても良いんですよね。
個人事業主はきちんと自分で払う必要がある
しかしながら、サラリーマンと違って個人事業主は自分できちんと住民税を支払わないと滞納してしまう危険性があるんですよね。個人事業主だと会社が代行して払ってくれるわけではありません。
だからこそ、住民生を滞納してしまう危険性があるのです。個人事業主であれば、2月中旬に確定申告をすれば、
各自治体から決定通知書と納付書が来るので、一括で支払うか4期に渡って支払うという方法を取る必要があるんですよね。
しかし、サラリーマンから個人事業主になった人とかだと、結構これを忘れてしまう人だっていると思うんですよね。
個人事業主になると、郵便物とかでも結構見落としてしまう事だってあると思いますし、実際に量が多いんですよね。
一括で支払う場合でも、4期に渡って支払う場合でも良いのですが、サラリーマンだった頃の事は忘れて、
きちんと納付した方が良いと思っているのです。住民税をきちんと支払う事は義務です。ただ、義務だから支払う必要がある事はもちろんですが、
住民税を滞納してしまうと、それが結果的に住民税の滞納による延滞金という問題に発展してきてしまうので、損をしてしまうという事でもあるんですよね。
だからこそ、住民税は滞納せず、きちんと納めた方が良いと思うのです。
2ヶ月経ってからの延滞税は大きい
ここまで読んできた人たちの中には「住民税を滞納しても実際にはそこまで問題はないでしょう?」と思っている方もいらっしゃるかと思うのですが、
結構高い税率がかかってきてしまうのが住民税の滞納によって生じた延滞税なんですよね。
住民を納めるべき日にちから2ヶ月までは、
住民税の金額 × {1.8%(特定基準割合) + 1%} × 60日(2ヶ月)=延滞税①という事になってくるのですが、
2ヶ月を経過してしまうと、
延滞税①に
住民税の金額 × {1.8%(特定基準割合) + 7.3%} × 60日(2ヶ月)=延滞税②
つまり、延滞税① + 延滞税②を支払う必要性が出て来てしまうわけなんですよね。
これって結構大きな税額だと思うのです。銀行でお金を借りても数パーセント前半の数値であるのに、住民税の延滞をすると、
高額な延滞税というものが出て来てしまうわけなんですよね。だからこそ、きちんと納税した方が良いと思っているのです。
※今回の式は簡略化しましたが、一般的な選択を示したもので、他の計算式も存在します。
最近はフリーランスの人とかも増えて来て、住民税の滞納をしてしまう人も多いと思うんですよね。しかし、住民税を延滞しても良い事って実際にはないのです。
今はfreee とかを使えば、確定申告だって簡単に行う事が出来ますので、こういったものを利用してきちんと納税していくのが良いと思うのです。
住民税の滞納で延滞税を払うなんて馬鹿馬鹿しい事はしない方が良いのです。
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