起業と経営

会社の相続って大変なんだよ、と実際に体験した私が伝えたい。

会社の相続に関して考えた事がない人って多いと思うんですよね。会社を経営している時って「突然死ぬ事なんてないし、大丈夫だ」と思っているものです。

 

しかしながら、実際にはいつ死ぬか?なんてわからないものなんですよね。ある時、突然亡くなってしまい、会社の相続が発生してしまう時ってあると思うのです。

 

ただ、会社の相続って思っている以上に大変な事が多いんですよね。私の父親は経営者だったのですが、突然亡くなってしまったのです。

そんな時、息子である私は大変な思いをした。だから、同じような境遇の人たちに伝えられることがあるかな、と思って書いてみようかな、と。

 

 

会社の相続があると突然社長になる可能性も

 

皆さんは自分が社長になるなんて思っていないと思いますが、会社の相続があると実際には突然社長になる時があるんですよね。

 

社長が亡くなってしまった場合、社員が社長になるというパターンもあるのですが、会社に借入金があると社長をやりたくないという事も多く、

 

実際には親族が社長を継いでいくケースが多いのです。会社の相続があると、突然社長になってしまう事があるんですよね。

 

親族としては会社をどうにか続けていきたいという気持ちを持っている事が多いのですが、会社を続けていく事って想像している以上に難しい事です。

失敗してしまう可能性だってありますし、サラリーマンとしての働き方とは圧倒的に違うわけなんですよね。

借金をしている場合には、社長が「個人保証」をしていることもありますから、社長になれば、必然的に個人的な責任も発生してきたりする。まあ、メンタル的にもきついですよね。

 

しかし、現実には会社の相続が発生すると、自分が社長になってしまう事だってあるのです。会社の相続ってまだ良いかと思っている社長が多いのですが、

社長をやっているのであれば、50代〜60代の時に会社の相続に関して決めておいた方が良いんですよね。

会社の相続があると、家族が大変になってしまう事が多いのです。私の父親もこの年代で亡くなってしまった。息子である私が大変な思いをしたんですよね。

でも、「どうしてくれるんだよ?」なんて言ったところで、本人は死んでしまっている。うん。そんな状況が大変でした。

だからこそ、生前・引退前からきちんと決めておく事が大切になってくると思っているのです。

関連記事:相続は税理士に任せた方が良い理由。

中小企業の株の相続は大変

 

上場しているような大企業であれば、会社の相続があっても、株価に値段がついているので別に金銭的に困る事はないよね。

まあ、困るかもしれないけど、株式市場で頻繁に取引されているような企業の株式なら換金性が高いので、お金に困ることはないのです。

 

逆にね、中小企業の株って値段はついていても、実際には売れないわけなんですよね。1株=5万円だったとしても、実際にはそんな値段で買ってくれる人がいない。

しかし、会社の相続があると、株価を算出して、相続して相続税を払う必要が出て来てしまうのです。

形のない資産」みたいなものに税金がかかってきてしまうのです。

中小企業が事業をたたむ事って多くあるのですが、これって後継者がいないという理由もありますが、会社を相続すると、個人の資産が全て吹き飛んでしまうという事が原因になっている事が多いのです。

リスクに見合わないのです。

中小企業の株価なんて実際にはあってないようなものなんですよね。市場で取引されるような流動性の高いものではありませんし、

 

実際には金銭的な価値がない場合もあるのです。しかし、会社となってくると従業員がいますし、従業員のためにも会社を続けていかなければいけないと考える人が多いので、

何とか続ける人もいるんですよね。だからこそ、特に中小企業の社長をやっている人は予め後継者に株を贈与していく事が大切だと思っているのです。

 

年間で110万円までは贈与税がかからないので、無理のない範囲で贈与していく事が大切だと思うのです。

 

また、200万円まで、つまり110万円を引いた値が90万円までであれば、税率も10%なのでこの範囲で贈与をする社長さんも多いんですよね。

 

110万円ちょうどだと、「贈与した」という証拠が残りにくいので、あえて120万円程度に設定する社長さんもいますし。

 

会社の相続においては、中小企業の株式って大変なのです。だからこそ、会社の相続に関してはきちんと決めておく事が大切だと思っているのです。

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計画的に考えていく事が大切

 

会社の相続って根本的にはやはり大変な事だと思うんですよね。だからこそ、会社の相続に関しては計画的に行っていく事が大切だと思うんですよね。

 

会社の相続を考えていて、自分の息子に社長になってもらうのであれば、息子に役員報酬を与えて、会社の相続に備えるという事が大切になってくると思うんですよね。

何も資産がない状態で会社を相続しようと思っても無理だと思いますし、息子がこれまで稼いで来たお金が全てなくなってしまう事だってあるんですよね。

サラリーマンとして働いて稼いだお金が全て消える可能性だって本当にあるんですよ……。「え?何のために働いてきたの?」みたいなことが本当に起こるから相続は怖いのよ。

だからこそ、役員報酬を出して会社の相続に備えておく事が大切だと思っているのです。また、後継者をきちんと育てるという事も大切なんですよね。

 

最短で1年半程あれば後継者を育てる事は出来ます。息子を経営者にするのであれば、それなりの教育をする必要がありますし、奥さんがなるのであれば、

 

奥さんが経営について知っておく必要があるんですよね。経営者の妻になるという事はその会社を背負う可能性があるという事でもあるんですよね。

 

だからこそ、会社の相続は計画的に行っていく事が大切だと思っているのです。会社の相続に関する税理士とかも税理士ドットコム とかを使えば、

 

簡単に探す事が出来るので、若い時から考えた方が良いと思っているのです。

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まりも
まりもだよ(o'ー'o)ワーキングホリデービザでウィーン在住(2022年〜)の29歳。中高6年間男子校で生活。海外をふらふらしながらなんだかんだ生きています。応援は「アマゾン欲しいものリスト」からお願いします。