サラリーマンでも起業したいという人って多いと思うんですよね。とりあえずサラリーマンをやっているけど、必ず独立して起業をするという志を持っている人っているんですよね。
私の周りでも、サラリーマンをやっていて起業したいという人って本当にたくさんいるんですよね。ただ、そういったサラリーマンをやっていた人たちが起業すると、
失敗してしまう事は多いと思うのです。もちろん、これがベンチャー企業にいたとかだったら別だと思いますが、
一般的にサラリーマンが起業すると失敗してしまう事が多いと思っているんですよね。では、なぜサラリーマンが起業すると失敗するのでしょうか?
今回はそんな事について書いていきたいと思います。
企業の看板を理解していなかった
これはあると思うんですよね。サラリーマンから起業する時ってある程度の自分がやっている仕事に自信がある時だと思うんですよね。
前の会社では、華々しい成績を残していて、そこから起業をしたという人が多いと思うのですが、これって実際には企業の看板の力というものが大きい場合が多いんですよね。
例えば、ABCD証券という証券会社と野村証券が営業をかけてきたら、皆さんはどっちを信用しますか?きっと多くの人は後者だと思います。
名前があるからという理由で買ってくれる人って本当に多いのです。だからこそ、サラリーマンで起業をする時にここを勘違いしてしまい、
結果的に全く売る事が出来ず、失敗をしてしまうという事って多いんですよね。企業のブランド力や看板の力って中にいる時にはわからないものなんですよね。
しかし、お客さんからすると、それはとても大きなものであり、購買決断における重要な要素になっているのです。
これを理解していない人が多いからこそ、サラリーマンが起業すると失敗する事が多いと思うんですよね。
企業の看板なしで戦う時にはどうすれば良いのか?どうやって仕事を取ってくるのか?という事を起業する前に徹底的に考えておく事が大切だと思っているのです。
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サラリーマン時代と同じように休んでしまう
これもあると思うんですよね。サラリーマンが起業するといっても、最初は精神性の部分ではまだまだ変わる事が出来ないと思うんですよね。
サラリーマン時代にどうやって働いていたのか?という事がそのまま行動要素になってしまっている事って実は多いと思っているのです。
サラリーマン時代と同じように、土日は休み、月曜日から働くという行動パターンになってしまう人が非常に多いと思っているのです。
サラリーマンから起業する時には、サラリーマン時代と同じような働き方って最初はまず出来ないと思うんですよね。
土日だって起業するのであれば、休む事が出来る人の方が珍しいと思いますし、遊びに行く事だって最初は出来ないと思うんですよね。
私自身も、自分が最初事業を始めた時には寝る時間なんてあまりありませんでしたし、仕事場にも朝の7時には行っていたんですよね。
それくらい創業した時は大変になってしまうものだと思っているのです。サラリーマンだった人が起業するのであれば、
戦うのは同僚ではなく、まずは自分自身だという事を認識しておいた方が良いと思うのです。最初から休みがとれる人なんてほとんどいないと思いますし、
そういった生活がしたいのであれば、サラリーマンをやっていた方が良いと思いますしね。
休むのはある程度成功して事業が安定してからにした方が良いと思うのです。そうじゃないと、結局競争の過程で淘汰されていってしまう事が多いんですよね。
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お金の上手な使い方がわからない
これもサラリーマンが起業して失敗する理由だと思います。サラリーマンでも、仕事が出来る人ってたくさんいるんですよね。
営業成績が良い人もいるだろうし、プログラミングが書ける人だっているでしょう。しかし、経営のプロはいないのです。
サラリーマンが起業するという事は、会社を経営するという事です。会社の財務諸表を見て、営業利益を見て、キャッシュフローを見てとやっていく必要があるんですよね。
こういった事って学校では教わらない事ですし、サラリーマンとして働いてると、身につかないスキルだと思うんですよね。
仮に仕事が出来る人でも、売掛金が何か?もわからない状態だと、黒字倒産をしてしまう時だってあるんですよね。
経営が出来ないという事はお金の正しい使い方がわからないという事でもあるのです。サラリーマンから起業するのであれば、
自分が経営者になるという自覚を持ち、財務諸表をきちんと見れるようになっていくべきだと思うのです。財務諸表も見れないのであれば、
経営者とは言えませんし、必ずどこかで躓くものなのです。
という事で、今回はサラリーマンが起業すると失敗する事が多い理由について書いてみました。