引っ越しをした時なんかに意外と知らなくて困るのがアース線のつけ方なのではないかと思います。
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 電子レンジ
- ウォーターサーバー
など、引っ越してみるとアース線を繋げなくてはいけないものがたくさん出てくるものですよね。
引っ越し業者や、専門業者が取り付けをしてくれる場合もありますが、
業者による取り付けは数分で終わるものなのに数千円とられることがほとんど。
冷蔵庫や洗濯機もこだわらなければAmazonなどの通販で買える時代ですから
自分で設置をする人も多いでしょう。
そんな時に必要になってくるアース線の取り付け方について解説します。
アース線の役割
まずアース線を取り付ける理由について。
アース線はついていなくても家電製品は稼働しますから
アース線のつけ方がよくわからない多くの人が「これはつけなくても動くからつけなくていっか」と思ってしまいがちだと思います。
アース線をつけなくてはいけない理由はいくつかあるのですが、
一番の理由は、感電防止のためです。
家電製品は長く使っていると製品が古くなってきてしまって、漏電してしまうことがあるんですね。
漏電というのは電気が漏れることであり、漏電した場合はその家電製品を触っただけで感電してしまうのです。
しかし漏電しているのは目で見てわからないこともありますから
いつも通り家電製品を使おうとして触ったら突然感電してしまう、ということもあるわけです。
これはかなり恐ろしいことですよね。
そこでアース線をつけておくと、漏電した際もアース線接続部分が電気を逃してくれる役割を担ってくれて
感電防止になります。
水を扱う近くにある家電製品なんかはアース線の取り付けは必須と言えるでしょう。
他にもノイズ抑止や静電気の抑止にもアース線は役立ちます。
電子レンジを使っている時にラジオの聞こえが悪くなる、なんていう時は
電子レンジのノイズ、つまり電波が原因になっていることが多いので
アース線を付けることによって解決すると思います。
関連記事:【引っ越し時必見】断捨離のコツ、物を捨てる判断基準とは?
アース線は絶対つけるべき?
ちなみにアース線の取り付けは以下の家電製品は義務付けられています。
- 電気洗濯機
- 電気衣類乾燥機
- 電子レンジ
- 電気冷蔵庫
- 電気食器洗い機
- 電気冷暖房機
- 温水洗浄便座
- 電気温水器
これらの家電製品は安全に使うためにもアース線にきちんと接続しましょう。
どうしても感電のリスクを考えたらアース線がついているような家電製品はアース線の取り付けが必須と思った方が良いでしょう。
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アース線の種類とつけ方
アース線には
- ネジ式
- ワンタッチ式
の二つの種類があります。
それぞれの形状とアース線のつけ方について見てみましょう。
ネジ式

ネジ式のアース線はもっとも普及率が高いアース線端子です。
ほとんどの家庭がこの形状のアース端子になっているかと思います。
このネジ式の場合はアース線のつけ方は簡単で
ネジを緩め、そこにアース線の先の金属部分を巻きつけ、ネジを再び締めるだけ。
ふたをすれば完成です。
プラス、もしくはマイナスのドライバーが1本必要になります。
引っ越しなどの際はバッテリー式の電動ドライバーを一つ持っていてもいいかもしれませんね。
ワンタッチ式

穴だけが空いているワンタッチ式のアース線端子もあります。
この場合はアース線の先を折り返して太さを出してから
この穴の中にアース線を入れ、ふたを締めれば取り付け完了です。
軽く引っ張った時にすっぽり抜けてしまわないか確認しましょう。
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アース線をつなぐ所がない場合
家電製品を設置したいところの近くにアース端子が無い、ということもありますよね。
そういった場合はアース端子を増やすための工事もありますが
1万円ほどかかってしまうので、いくら安全のためとはいえ痛い出費になってしまいます。
そんな時におすすめしたいのがビリビリガードというものです。
これをコンセントにつけた上で電源プラグを指すと、漏電した時にそれを感知して
電源の供給をシャットアウト、つまりOFFの状態に勝手にしてくれるんですね。
これがあれば漏電の心配もなくアース線を取り付ける必要もありませんから一安心です。
値段もAmazonで2500円前後で二口ついているので、安全のための値段と思えば高くはないでしょう。
実際に洗濯機を付けてみた状態がこちら。

少し大振りな気もしますが、これで感電防止になるならそこまで気にならないようにも思います。
アース線の付け方がわからない、
見た目的に付けたくない、という人はビリビリガードで代替しても良いかと思います。
めんどくさがってアース線を付けずにそのまま家電製品を使うのは感電のリスクがありますので
アース線を付けるか、こういった便利グッズを使ってみてください。
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では今日はこのあたりで。