高校生の時は大学生生活に夢を持っていたのと同じように、大学生の時は社会人生活に少なからず夢を持っていた人が多いと思います。
社会人になったら一人暮らしを始めたり、それなりに自分の意思で使えるまとまったお金が入ってくるようになって
自分がやりたいことも自分の決断でできるようになって、
仕事は少々きつくても達成感を感じられるようなもので、社会人になったら楽しいと思える毎日が待っているだろうと思っていたでしょう。
銀座とか代官山とかで、ちょっと高いランチをしたり、エステに通ってみたり。社会人になると、自由に動くことができるから、
社会人生活に夢を見る理由もわかるのです。
しかしいざ社会人になってみるとただの社畜状態。
こんなはずじゃなかった社会人。
そんな社畜あるあると淡々と語っていきます。
始発終電が友達
社畜になると始発終電が毎日当たり前のような生活。これ結構あるあるだと思います。
始発で出て行ってその日は帰れなくてその次の始発で帰る、なんて言っている社畜友達もいました。いやあ、社畜やってるねえ……。
労働基準法が叫ばれている世の中ですが、こういったブラック企業ってまだまだたくさんあると思います。
最近だと高プロ(高度プロフェッショナル制度)なんてものも出て来たからどうなってしまうのやら……。
そもそも特殊な仕事だったりすると、稼働時間も一般的な時間ではなかったりもしますし、仕事に時間を合わせていたら家に帰れないこともしばしばあります。
これ、頻度の高い社畜あるあるなんですよ。
最初は良いと思う。始発で出かけて、終電で帰っていても、半年とか数年は続けられると思います。
でも、どこかで緊張の糸が切れてしまえば、鬱病になってしまったり、不安障害を抱えてしまい、数年単位で仕事を休むことになる場合もあるのです。
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嫌いな上司が多い
社畜の気質的にやっぱり会社から言われることには逆らえません。
しかしそれを逆手にとるかのように、横柄な態度をとってくる上司はたくさんいます。
口を開けば「サラリーマンとはこういうものだ」というようなお説教を聞かされるはめになり
会社の飲み会やイベントなんかは断れるわけがないので参加しますが、楽しいと思えることはありません。
しかし会社を辞める勇気もなければ、会社を辞めたとしても転職活動をしなくてはいけないことが不安で
やはり転職するにはなかなか最初の一歩が踏み出せず、上司の聞きたくない話を「うんうん」と聞くのが社畜のライフスタイルです。
何それ、すごいつらくない?と思うのですが、社畜になってしまうと、「慣れ」が出てくる。だからわからないんですよ。
おかしいのか?おかしくないのか?がね。何もわからなくなってしまう。
そうそう、私の友人には春の花見で土を食べさせられていた人もいました。金融系の会社です。これは社畜ではなく、もはやパワハラ……。
想像しているよりも、社会人として働く大人は幼稚で、社会人とも、大人とも言えないような人たちがたくさんいたりするんですよ。
花見で土を食べさせたり、ゆで卵にタバコの灰をかけて食べさせたりね。危険ですよ。
人間同士の出来事とは思えないことが、会社という場所だと起こる可能性があるのです。社畜だと、「これはおかしい」とすら思わなくなっているしね。
こわいこわい……。
乾杯の音頭は「お疲れ様です」
学生やフリーランスの人たちと飲みに行くと感じる自分の社畜根性。
それは飲み会の乾杯の言葉が自分だけ「お疲れ様で〜す」だった時です。
周りの人は大体「乾杯」と言うのですが、自分だけ「お疲れ様です」なんですね。
別にその日は仕事をしてるわけでもなかったのに、口が勝手に乾杯する時に「お疲れ様です」になっていたわけです。
何にお疲れ様なのかもよくわかりません。社畜あるあるか?それとも私だけか…..?
しかし社畜は仕事がメインで普段の生活が回っているので、お疲れ様ですという乾杯の音頭が常態化してしまっているのです。
悲しいよね。自然と「お疲れ」なんて言うようになったら、危ない証拠なんじゃないかな、と思う。
休みまでの日にちを数える
日曜日の夜が絶望的に嫌い。これも社畜あるあるだと思います。
日曜日の夜は「明日からまた一週間が始まるからしっかり早めに寝よう」と思うのに
ベッドに入ると次の日仕事だという憂鬱さからかなぜかネットサーフィンが盛大に始まってしまって結局早めに寝ることができなくなってしまうんですね。
これ、過去の私です。
そして仕事が始まったら「あと何日仕事したら休みだ」という休みまでの日にちを数える毎日です。
「あと何回寝たら、祝日になるのかな」と数えていました。悲しい存在ですよね。完全なる社畜。
本当は仕事自体にも充足感を感じられて、きつくても楽しんでできるのが仕事だと思っていましたが
社畜ライフが始まってからは1秒でも長く仕事をしたくないという気持ちになり
時計とカレンダーばかりを見る仕事時間になってしまいました。
「もーういーくつねーるーとー祝日」という感じで、時計とカレンダーばかり見るわけ。社畜あるある、悲しいな。
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有給が消滅する
有休がなぜかどんどん消滅していきます。
一人の人間が持つことができる有給休暇の上限は40日間とされていて、それ以上になると有休は増えません。
さらに有給休暇を申請しなければ、一定期間が過ぎれば有休は消滅していくものです。
しかし有休なんて申請できるような雰囲気じゃないですし
会社でも有休をとっている人って少ないんですね。
そうすると有休制度は実はきちんと機能していないところがほとんどなんです。
社員が気軽に有休を消化することができるような社風ならいいですが、そういった雰囲気もなく
上司も有休を消化していないような場合はまだ若手である自分が有休を消化できるはずがありません。
社畜は有休もまともに消化できないのです。
友達の電話さえビジネス風
友達との電話でさえ、ちょっと入りがもう「もしもしお疲れ様です、マンボウです〜、今ちょっと時間いい?」みたいな入りになってしまって
学生の頃は一体どんな電話の仕方をしていたんだろう、という気持ちになるわけですね。
よく「社畜根性染み付いてきたね〜」とか言われてしまうわけです。
こういった友達と喋っているプライベートな時に仕事の癖が出てしまうと切ない気持ちになりますよね。
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社畜の幸せとは
今回は社畜あるあるについて語ってみました。
今勤めている会社に死ぬまでいようなんて思っている社畜は少ないと思います。
いつかどこかで転職のタイミングは必ずやってくるでしょう。
しかし、今はその時じゃない、言い出せるはずがない、という人がほとんどだと思います。
そういう人はまずグッドポイント診断のような診断系の転職サイトに登録だけでもしておくといいんじゃないかなと思っています。
登録するだけなら周りにも気づかれませんし、転職しようという気持ちってなかなか行動にうつせないものですよね。
でもいざ本当に転職するとなった時までに少しでも情報収集しておいたほうがいいと思うんです。
情報が全くないところから始めるのではなかなか重い腰も上がりませんからね。
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では今日はこのあたりで。