地方で大学までは勉強をしていて、就職する時に東京という街に夢を見て移動してくる人を結構見ているのですが、これで挫折してしまうひとって結構多いと思います。
確かに東京はたくさんの会社があり、平均的な賃金も高い。にも関わらず、なぜ東京に来ると挫折してしまうひとが多いのでしょうか?
あるいは、挫折まではいかなくてもブルーになってしまう人はなぜ多いのだろうか?
私の周りでも、本当に増えている。地方から東京に来る人たちがたくさんいるわけですよ。そんな人たちについて、ちょっとね、思うことを書いてみようと思う。
東京の人はドライ?
私が度々聞くのはこれですね。
「東京に来たら、ドライなひとがとても多かった!」と。
これは確かにあると思います。私も家族が地方出身だということもあり、おばあちゃん家に宿泊する時なんかに、長期間地方都市にいることがあります。これはこれで楽しい体験なんですよね。
いつもおばあちゃんとバイバイする時には、電車で号泣していたっけ。
そうすると、東京ってこんなにドライだったんだ!って思うんですよね。例えば、東京って近くに住んでいても話したことがないひとなんてたくさんいます。
それは、そもそも東京の人は個人で生きている人がとても多いからです。
地方だとまだまだ、農業を営んでいるひとって多いです。そうすると、付近の農家で話をする機会があります。
また、地方だと地元の祭りとかは一大イベントであることもあって、その付近の住民が共同で作業をすることってかなりあるんですよ。
昔、東京最後の村である「檜原村」のへんぼり堂というゲストハウスに宿泊した時も、村の人たちとの密接な関わり合いの中で生きているんだなあ、と感じたもんね。
ちなみにへんぼり堂は元チームラボの「健太郎さん」がやっているので、気になる人は行ってみてね。飾らない感じで素敵な人です。大好きです。元気にしているのかなあ。
このように地方ってなんだかんだで自分の住んでいる地域のひとと関わる機会がとても多いんですよね。
だからこそ、東京にきてしまうとそういった機会ってなかなかあるものでもないし、休日には家族とほとんどの時間を共有するでしょう。
すると、結果的にドライになってしまうと思うし、地方から東京に来たひとはドライだと感じてしまうのでしょう。
上京という言葉には夢があるけど、現実はドライだったりもするからね。うーん。
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生活費が高い
生活費って本当に東京はバカみたいに高いです。まず、家賃ですね。家賃って本当に大きな出費で、1Rでも最低5万くらいはしてしまいます。
これが都心だともっと高いですね。
また、食費だってそうですよ?例えば、六本木で働いていたとしましょう。すると、ランチを外でするひともいるでしょうし、何か買ってくるひともいるでしょうけど、本当に高いですね。
例えば、私はよく六本木のパンを買うのですが、ホットドッグ一つで300円くらいはします。ありえないくらい高いですよね?
地価も高いので当然といっちゃ当然なのですが、それでも高いと思います。確かに稼げる金額も高いのですが、生活に必要なお金というものも同じくらい高いのです。
また、この生活費ですが、人によって負担額って全然違います。例えば、住宅補助って最近ではあんまり出なくなってしまいましたよね?
でも、超一流企業であるとこの住宅補助はまだまだ手厚いです。しかし、一部の企業以外はこの住宅補助というものは微々たるものです。
だからこそ、ここが生活費の大きな負担としてのしかかって来てしまうのですよ。
地方の物件だと本当に安い所で2万代とか普通にありますからね。そういう観点から見ると地方と東京って結局のところどっちがいいのかな?なんて思ってしまいます。
地方から来ても、この「家賃」がどれくらいかかるのか?ってことを最初は想像出来ないものなんですよ。新卒とかだったら自分で家賃を払ったことがないひともたくさんいるのでなおさらではないでしょうか?
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仕事のスピードが違う
地方と東京ってやっぱり、仕事の速度が全然違います。もちろん地方の企業でもとても忙しい会社ってのはあると思いますけど、全体的に考えたら、やっぱり遅いと思います。
良いとか悪いとかじゃなくてね。速度の問題です。
東京では取引先が求めてくる速度も客が求めてくる速度も全然はやいです。
見積もりが出てくるのも東京の企業のほうが早いし、連絡でも東京のひとはとっても早いです。怖さを感じるくらい早いところもありますからね。笑
こういうある意味での商習慣の違いって結構疲れるのではないかな?って思います。私は一概になんでも早い社会が良いとは思っていません。
だってそれで窮屈になってしまうなんて嫌ですからね。私が普通に働いたら、遅くて怒られそうだし、遅さに寛容な社会ではあって欲しい。笑
でも、こういった雰囲気が合わないのであれば東京に来るのはやめたほうがいいかもしれません。
こういった環境に合わなくて疲れてしまうひとというのもたくさん見てきましたから!
人にはそれぞれ自分に合った環境ってものがあるものですよ。
では今回はここまで!