最近では小学生のいじめもとても進化していて、恐ろしいものになっています。
小さい子たちがスマホやタブレットで遊ぶようになったからか、インターネットですぐにいろんな情報を仕入れることができるようになったからなのか
いじめもどんどんエスカレートしてきているんですね。私の子供時代にはそこまでインターネットが発達していなかったから、もっとシンプルないじめだったんですよね。
でも、今は変わってしまった。
自分の子供が学校でいじめにあったらどうしますか?
「頑張って学校に行きなさい」と言えるのでしょうか?
しかし中には、そのまま命を絶ってしまう子供もいます。
いじめに耐えきれなくて自殺してしまうくらいなら学校なんて行かなくていいと思うんです。
今回は小学生のいじめの実態について書いていきたいと思います。
小学生のいじめの実態
最近の小学生のいじめは本当に進化していて、
小学校低学年の女の子が集団リンチをされたり、
トイレに閉じ込められて水をかけられる、なんてことがあるそうです。
さらには運動会の時に耳元で「死ね」と囁かれたり、ひどい言葉を言い続けられるといういじめもあるのだそうです。
特に転校生は狙われやすく、
新しい環境に馴染めないところにさらにいじめを受ける、なんてことになって小学生なのに潰瘍になってしまったり
ご飯が食べられなくなって入院、なんてこともあるんだとか。
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いじめの原因はいじめる方にある
一度いじめにあってしまった子がまた別のところでいじめにあってしまう、ということはよくあることです。
そういう事実を知って、多くの人は「いじめられる子供にもまた問題があるんでしょう」という意見を言うでしょう。
しかし、人間は完璧な生き物ではありません。
いじめようという意思があれば、誰だっていじめることができます。
自分のことをよく考えてみてください。
自分だってダメなところがあって、人に助けてもらって支えてもらって生きているところがたくさんあると思います。
特に小学生の場合はいじめる子が「いじめたい」という意思があり、
そこにたまたま、いじめられる人間がいるからいじめになってしまうんですね。
つまりいじめる側の「いじめたい」という気持ちがなくならない限りはいじめはなくならないのです。
誰だっていじめることができる要素は持っているのが人間ですから。
しかしいじめる側の問題というのはそうそう容易く解決することができるものではありません。
家庭環境はその子供それぞれですし、不満や不安のない家庭環境を全ての子供に作ってあげることはできないですよね。
だからこそ、いじめは絶対になくなるものではなく、
誰もがいじめの標的になってしまう可能性があるのです。
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コミュニティは複数あったほうがいい
小学生が属するコミュニティってとても少ないと思うんですね。
- 家族
- 学校
これが基本的なコミュニティだと思います。
生活の多くの時間を学校で過ごしますから
この学校でいじめられてしまうと、他に自分が逃げるコミュニティがなくなってしまうんです。
大人になれば、
- 学生時代の友達
- 趣味の友達
- 職場の友達
と、いろんなコミュニティがあると思うんです。
どこかのコミュニティがうまくいかなくても、どこかしら自分が落ち着くことができるコミュニティというのが存在するはずです。
しかし子供の場合は逃げるコミュニティが家族しかない。
そうすると学校のコミュニティにうまく馴染めなかった時に
「自分は他人と関わることができない人間なんだ」と思って自信をなくしてしまうと思うんです。
そんな風に小学生の時に感じてしまったら、どんどん他人と関わるのが恐ろしく感じてしまうことでしょう。
だから、小学生のうちは逃げ場を作るためにも複数のコミュニティを子供に作ってあげるべきだと思うんですね。
習い事や、学童、フリースクールでもいいと思うんです。
なんでもいいので家族以外の他人で構成されたコミュニティに属せるように働きかけてあげるといいと思います。
家族以外のコミュニティでもきちんとやっていける、というのは自分の自信になると思いますし
いじめがあってもその子の心の拠り所になると思うんですね。
これは親が子供にしてあげることができることだと思います。
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学校教育のおかしさ
学校教育というのは難しくて特に
- 小学生
- 中学生
- 高校生
は決められた人たちと毎日何時間も同じ空間で過ごさなくてはいけません。
しかしこれが大学生になって、社会人になれば
嫌いな人とはかかわらずに生きていく、という選択肢を選択することができます。
小中高生だけが、絶対にクラスの人とずっと一緒にいなくてはいけない制度になっているのです。
その社会の狭苦しさやおかしさに耐えられない子は必ずいるはずです。
そしてそれに耐えられなくても、社会では生きていくことができます。
社会では嫌いな人から逃げることができますからね。
しかし学校では逃げることができません。
そんな場所に通う必要性はないと思うのです。
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学校に無理に行くのではなく、
まずはその子が落ち着くことができるコミュニティを作ってあげる、ということが大切なのではないかと思います。
では今日はこのあたりで。