大人数のお酒の席に行くと必ずいるのが説教おじさんだと思います。
みなさんも一度は出喰わした経験があるでしょう。都心のコンビニくらいは出喰わしてしまう。
説教おじさんと隣の席になった暁には延々とつまらない説教を聞かされ続けるはめになります。
中にはつまらなすぎて、もしくはイライラしてどうしようもなくなってしまう人もいるでしょう。
今回はそんな説教おじさんがよく言いがちな説教談義をまとめてみました。
私の経験談ですよ〜
夢が一つじゃないと怒る
説教おじさんは夢が一つじゃないと怒ります。
なぜなら説教おじさんの生きてきた時代は、叶えたいたった一つの夢を追い続けるのがかっこいいとされている時代だったからなんです。
「俺はYoutuberになりたいけど、パイロットにもなりたいんだ」なんて言ったら終わり。説教されます。
説教おじさんの時代は「1つのことを極めること」だけが成功への近道でしたからね。
ただ、現代はそうではありません。
もちろん一つの夢を追いかけてそれを達成し、仕事にしている人はかっこいいです。
ただ、実際の仕事現場では一つのことしかできない人よりも、できることの多い人の方が重宝がられますし
その方が本人にとってもリスクヘッジになるでしょう。
一つ仕事を続けるよりもいろんなことを生業としている人の方が、ずっと仕事を続けられる可能性は高いでしょうし、
実際そういう時代の流れが来ていると思います。
最近はフリーランスになる人や起業する人も多いですからね。
説教おじさんに「どんな仕事に就きたいの?」と言われて
「舞台役者としてやっていきたいんですが、お笑い芸人にも挑戦したい」と答えた友人がいたのですが、
そこからずっと説教を受けていました。面倒なおじさんですよ。
「最近はそうやってやりたいことが複数ある人が多いけど、どっちもやっていきたいと思っていてはどちらも中途半端になってしまうから
本当にやりたいことを一つに絞った方がいい」
みたいなことですね。
でもよく考えたらお笑い芸人さんがお芝居をされることってよくあることですし
一つに絞らなくても全然よくなってきている世の中だと思うんです。
お笑い芸人さんがドラマにでたり、声優に挑戦したりすることはよくあることですよね。
どうして一つに絞る必要があるのか。
それはきっと説教おじさんが、何かを頑張るために何かを捨てざるを得ない時代を歩んできたからなんです。
説教おじさんの時代には並行して何かを頑張る、ということは許されなかったのです。でも、それは前の時代の価値観を押し付けているだけ。
「時代は変わったんですよ」なんて言えないけど、変わったのです。
関連記事:これからは誰もが複業をする時代。
新しいものを否定する
説教おじさんはとにかく新しいものは軒並み否定していきます。
新しいものに自分が取り残されている自覚がきっとあるからなのでしょう。
「わからない」ということは「恐怖」なのです。
最近で言うと
- Youtuber
- SNS
- スマホ
などといったものはよく説教おじさんに否定されていますね。
Youtubeで稼げるということをまず知らないし、そもそもインターネットが嫌い、さらにいえば怖いんですね。
ブロガーとかも説教の対象かな。私なんて許せないだろうね。
私の周りの説教おじさんでも、
そもそもそのおじさんは動画を作る仕事をしている方だったので「Youtuberなんか遊びでやることだ、クリエイティブでもなんでもない」と言っていました。
しかしそういう偏見はとても怖いものであると同時に、これから仕事を失う可能性が高い考え方だと思います。
いろんなものがデジタル化していく中で、
特にクリエイティブの現場は、プロしか扱えなかった機材やソフトがどんどん安価に、中には無料で手に入れられるものも増えてきました。
つまり誰でもプロ仕様のものが作れる時代になったのです。
そんな中、その道のプロとしてやっていた人は絶対に若い世代に仕事を奪われるでしょう。
単価が安くなり、簡単にクリエイトできるものはさらに伸びていきます。
つまり新しいものを否定する説教おじさんは、これから職を失う人でもあるんです。
武勇伝を語りだす
説教おじさんのあるあるが武勇伝を語りだす、というもの。好きですよね、武勇伝を語るの。全然興味ないのに。
若い世代を否定した上で、自分の時代はよかった、自分はこんなにすごいことをしたことがある、というのを自慢してくるんですね。
自分と有名な人が写っている写真を見せはじめたり
自分のやってきた仕事を声高に説明し始めるわけです。興味ないですよ〜、って感じなんですけどね。
しかしこの行動の根底にある心理は「今の時代を生きる自分に自信がない」ということです。
今の自分に自信がないからこそ、過去の栄光にしがみつこうとする。
過去の自分を見せて自分のイメージを大きくしようとする。
本当にすごくて尊敬できる人というのは、その場で喋っているだけですごいと思えるような人だと思います。
他人の昔話になんて誰も興味ないですよね。
それは「今」には通用しない話なのですから。
説教おじさんの扱い方
説教おじさんの言いがちなことについてお話してみました。
説教おじさんのうまい扱い方は、
- とにかく話を聞いてあげる
- すごい、と言う
- ですよね、と共感する
こんな感じだと思います。
自分が喋っているのが気持ちがいいので、聞いているフリをしていれば気分を害することはありません。
その場を穏便に済ませたい場合はぜひ試してみてください。でも、まあこんなおじさん面倒ですよね。
本当はいなくなってくれれば良いのですが、日本の社会構造を考えると、こういう説教をするおじさんは存在し続けるのですよ。
嫌ですけどね、仕方ない。だからこそ、その上でどうするのか?という事を考えた方が現実的なのかな?と思うのです。
私の場合はこれから先、なるべくこういう「説教おじさん」とは関わらないようにしていこうと思いますけどね。
だって、嫌だもん。面倒臭いもん。
関連記事:飲み会で説教をする上司の心理
では今日はこのあたりで。