大学生が就活をする時にやっぱり人気なのは名前の通った大企業ですよね。博報堂とかみずほとか、三菱商事とか。大手企業が人気です。
誰もが知っている巨大な企業を誰もが目指すのです。
でも、私は小さい会社で働くことがとても仕事を楽しくすると思っています。
大企業と中小企業は確かに「給料格差」があるでしょう。
しかし一生のうちに何十年と仕事をする中で、嫌いな仕事をし続けて良い給料をもらうのが本当に幸せなことなのでしょうか?
小さい会社であっても、良い給料を稼ぐ手段はあります。
大企業に勤めていることがステータスだと思っている人は確かにたくさんいるかもしれませんが、
本当にそうなのでしょうか?
役に立つのは合コンくらいだったりしていません?合コンで「俺は住友不動産なんだぜ!」とか「ゴールドマンサックスなんだぜ!」と言えばモテるからね。
でも、それくらいじゃないですか。
大企業を辞めて小さい会社に転職するのは恥ずかしいことなのでしょうか?
私は小さい会社に転職する事も正しい選択の1つだと思います。
小さい会社で働くのがどんなにメリットが多いか、ということについてお話しします。
コミュニケーションが取りやすい
まず、大企業に比べて小さい会社だと社員同士のコミュニケーションがより取りやすい環境作りができるんですね。
これは物理的に「会社が広すぎないから」という点に起因していると思います。
大企業で席が遠い人、フロアが違う人はどうしても連絡手段がチャットになりがちですよね。大手IT企業だと、「Slack」というコミュニケーションツールを使っていることが多いかな。

小さい会社で働いていれば声をかけることができます。
仕事をする上でこういった社員同士の活発なコミュニケーションというのはとても大切だと思うんです。
一緒に仕事をする人と円滑な人間関係を築くことができれば、仕事だってきっと効率的に進めることができると思うんですね。
大企業に勤めている友人の多くが会社での人間関係に悩んでいます。
また、社員同士の人間関係だけでなく、上司や部下、また社長と社員のコミュニケーションも多くなると思います。
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目的意識を共有しやすい
大企業になればなるほど、部署が多くなり、仕事が細分化されて、社員が目的を共有する、というのが難しくなっていきます。

こんな感じでね。部署が細分化されてしまうんですよ。
何のために働いているのか、仕事をどうしていけばいいのか、どういう会社にしていくのが目標なのか、
そういう「ビジョン」が共有できていないと、やはり会社組織として運営していくのは難しくなります。
与えられた仕事だけを得に目標もなく淡々とこなしていく、というのは自分にとってもきついことでしょう。人間はロボットじゃないのですから。
小さい会社の場合は会社の方向性を共有していくのが大企業に比べるととても楽です。
社員同士が同じ方向を向いて仕事ができる、というのは仕事で充足感を得るためにとても重要なことだと思います。
関連記事:職場に嫌いな人がいたらどうする?転職してもいいと思う。
融通が効く
大企業に比べると小さい会社の方が融通がきくことが多いです。
大企業になればなるほど組織に所属する人間が多くなりますから、それに伴ってルールを追加していかなくてはいけないことってどうしてもあるんですね。
既存の人が当たり前だと思っていたことも、新しい人が増えて組織が大きくなれば
きちんとルールとして明示しなくてはならなくなることもあります。
そうすると融通がきかない会社になっていくんです。
でも大人数をまとめる、ということはそういうことなのだと思います。
大企業になればなるほど「書類」や「履歴」が重要になってくる、と感じたことがある人も多いのはないでしょうか?
稟議とか大好きですよね、大企業。
管理しきれないからこそ、必要なさそうなところに書類が必要になってくるのが大企業というものです。
結局そうやって大企業は無駄が多くなってしまうような流れがあるんですね。
そしてみんながやっていることに対して意見をするのは日本人が苦手とすることです。
だから無駄な会議や行程に関しても「そういうもんだから」と思い込んでしまう人が多くなってしまって
無駄な時間が増えてしまうんですね。
一人の権力が強い
大企業に比べて小さい会社の方が社員一人一人の権力はやはり強くなると思います。
100人のうちの1人の意見よりも
10人のうちの1人の意見の方が通りやすいのは当たり前ですよね。
つまり小さい会社の方が意見が通りやすいんです。
会社にいると、言われた仕事をこなさなくてはいけないようなところがありますが、
でも、その仕事に疑問を感じることって誰でもあると思うんです。
働いている中で感じた疑問も、小さい会社だとぶつけやすいですよね。そんな環境の方が私なら「働きやすい」と感じるのです。
大企業だと、「チーム単位」での意見が反映されることはあっても、「個人単位」の意見が反映されることは少ないのです。
中には大企業でも、「個の意見」が尊重されるところがありますが、そういう企業は稀。基本的には意見が反映されないのです。
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出世しやすい
小さい会社の場合は出世するのも大企業よりは楽です。
人数が少ないですから当たり前ですね。
大企業に勤める方が給料がいい、と思っている人が多いと思いますが、
小さい会社に勤めて出世する、という方法もあると思いますよ。
その方が仕事だって思うようにできるわけですから、絶対に仕事が楽しくなると思います。
大企業だと、部長になったり、支店長になったり、あるいは社長になるのは難しい。物凄く難しい。
でも、小さい企業に転職すれば、そんな事もないんですよ。社長になる可能性だってありますからね。
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小さい会社はメリットが多い
今回は小さい会社のメリットについてお話ししてみました。
特に今大企業に勤めている人は大企業の恩恵を受けながら仕事をしてきていると思うので
今よりも小さい会社に転職するのに抵抗を感じている人も多いでしょう。
しかし、小さい会社に転職するのは損ではなく得なことの方が多いと思います。
まずは転職市場を調査するためにハタラクティブ なんか使ってみてもいいんじゃないでしょうか。
求人サイトにない非公開求人なども紹介してもらえるので、どんな会社があるのかとりあえず見てみたいという人にはおすすめです。
後はキャリコネも「企業の口コミ」を見る事が出来るので、「小さい企業に転職するってどんな感じなのかな?」と不安に思っている人には、
良いサービスだと思います。
小さい会社に転職するのも、良いものですよ。
では今日はこのあたりで。