自分の周りの知人を思い浮かべてみると、必ずと言っていいほど承認欲求が強すぎる人がいると思います。
なぜでしょうね。なぜだか承認欲求というものを人間は持ってしまうらしい。
そういう人ってどうしても周りからうざがられて嫌われてしまいがちですよね。私の偏見でしょうか?
友達がいなくなってしまうどころか恋愛や仕事もうまくいかなくなることが多いです。
私の友人も承認欲求が強すぎる人がいましたが、友達がいなくなり、大学も卒業が遅れ、就職活動もかなり苦労していました。
今回は承認欲求が強すぎる人がどれだけ人生で損をするのか、ということについてお話したいと思います。
嘘を吐いてしまいがち
承認欲求が強すぎる人はどうしても人に「なんでも知っている人だ」と思われたくて嘘を吐いてしまいがちなんですね。
知らないことを「知らない」と言う勇気がないんです。
ただ、知らないことを知っているフリを続けても絶対にバレてしまう時はくるんですね。
結構多くの人が気づくものだと思います。「この人は承認欲求が強い人だな」と思われるだけで、何のメリットもありません。
私も知っているフリをしている嘘ってだいたいわかります。
そうするとどんどん信用がなくなっていってしまいますし、信用がなくなれば一緒にいたくない、一緒に仕事をしたくない、という方向へ進んでいくものなんですよね。
承認欲求が強すぎる人は「みんなに好かれたい」という気持ちが多分大きいのだと思いますが、
その気持ちが強すぎるあまりまるで逆の方向のことをしてしまっているんですよ。
それによって円滑な人間関係が築けない、というのはとても人生で損をしていますよね。
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自分で決められなくなる
承認欲求が強すぎるとどうしても他人からの自分の評価が気になりすぎてしまうので
何を決めるにしても他人の顔色をうかがいがちになってしまいます。
そうすると他人の意見を聞くばかりで、
いろんなことを自分で決められなくなってしまうんですね。
でも自分でいろんなことを決められない人というのは主体性がなく、人から見ても「この人は一体どう思っているんだろう」と思われてしまって
なかなかつかめない人になってしまいます。
自分の意見があまりないのですからしょうがないですよね。
そして自分で決められないことが多くなると、仕事もうまく行きづらくなります。
人から指示をされないと仕事ができなくなってしまうんです。
そうなってくると、これからどんどん仕事がAIに代わっていくのでずっと仕事を続けていくことも難しいですし
給料も上げていくことは難しいでしょう。
承認欲求が強すぎるというだけで、仕事もうまくいかなくなってしまうんです。
自分を責めがち
承認欲求が強すぎる人は他人から自分の思うような評価をもらえないと、自分のことを責めてしまう傾向が強いです。
「どうして思うようにいかないんだ」という気持ちにとらわれやすくなってしまうんですね。
なので思いつめやすかったり、落ち込みやすいようなところがあります。
これがエスカレートして溜まりやすくなってしまうと、最悪うつ病になってしまったり、精神的に不安定になってしまったりします。
他人からの評価を気にするのではなく、
まずは自分が自分のことを認められるか、というところに重きをおけるようにならないとこの状態から抜け出すことはできないでしょう。
他人と比べて自分がどうか、と思うのではなく、
自分が自分のことを好きかどうか、という尺度で自分を測れるようになった方が楽だと思います。
承認欲求なんて捨ててしまえば良いのにね。なかなかそれができないのが人間なのかもしれない。
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孤独を感じやすい
承認欲求が強すぎる人は自分を承認してくれる人のことが好きなので
どうしても仲がいい友達ができにくくなる傾向があります。
そうすると多くの人に囲まれていない自分に孤独感を感じやすくなってしまうんですね。
承認欲求が強すぎるせいで、人間関係も円滑に進まなくなってしまうんです。承認欲求が強い人が求めるものは「人」です。
自分のことを承認してくれるような人を求めるのです。しかし、承認欲求が強すぎる人の周りには人がいない。
結果的に、孤独になってしまう。
こういう流れなんですよね。
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人の悪口を言いがち
承認欲求が強すぎる人は、周りからの自分の評価を上げるために人の悪口を言いがちなところがあります。
人の悪口を言って評価を下げることによって、相対的に自分の評価をあげようとしてしまうんですね。
しかしこれは返って悪い印象になってしまいます。
一緒にいる人もいつも悪口を言っているような人ってしんどいですよね。
もしくは一緒になって悪口を言うような人しか周りにいなくなってしまいます。
人の悪口を言ったところで自分の評価が上がるわけではありません。
自分の印象が悪くなってしまうだけなんです。
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まずは人を認めることから
まずは自分の承認欲求を埋めようとするのではなく、
すごいと思う人、尊敬できる人を認めるところから始めてみれば良いんです。自分ではなく、相手を認めるところから始める必要がある。
そうすることによって、他人のことを認められるようになってきます。
そして他人のことを認められるようになれば、自分を他人と比べないようになります。
そうした生き方の方がずっと楽で楽しいでしょうし
人生も謳歌することができるでしょう。認めて欲しいだけの人生なんてさ、面白くないと思いません?
周りの素敵な人を認めてあげて、そしたらたまに認めてくれる人もいて。そんな人生の方が楽しいような気がするんです。
過剰な承認欲求は人の心を蝕むだけ。そうじゃないかね?
では今日はこのあたりで。