皆さんの中には会社はずっと続くものであり、会社が倒産するなんてありえないと思っている人も多いのではないでしょうか?
しかし、実際は会社だって倒産する場合がありますし、企業の大小に関わらず倒産の危険性ってあるわけなんですよね。
私が経営する会社だって、何度も経営的な危機を迎えていますから……。会社なのに、口座に数十万円しか入っていなかった時も……。
では、そういった会社の倒産ですが、その兆候とは何だろうか?どんなものがあるのだろうか?そんな事について書いていきたいと思います。
会社全体での慰労会等がなくなる
通常時であれば、年末や期末等に社員全員を集めて慰労会のようなものをやる会社だってあるのですが、
会社が倒産しそうになると、こういったものがなくなるという兆候があるんですよね。
うちはまだ年末の忘年会はバルバッコアでやっているので、まだ安心だろうか……。
経営者になった事がないという人は、
「慰労会程度なんで出せないんだ」となっていると思うんですよね。しかし、こういったものって簡単に出来るものではないわけなんですよね。
慰労会で50名の社員を集めたとしましょう。
1人当たりにかかる料金は5000円です。そうなってくると、
5000円×50=25万円になってしまうわけなんですよね。どうですか?意外と大きな金額になるんですよね。
大企業にとっては小さな金額かもしれませんが、中小企業にとっては大きなお金です。
だからこそ、こういったものって会社が倒産する時にはやらないわけなんですよね。会社の倒産の兆候としてこれはいれておいた方が良いと思いますよ。
もちろん、中には「面倒だから辞めておこう」という会社もあると思いますが、そういった理由だけではないんですよね。
また、慰労会とかって会社が倒産しそうな時には、社長として「社員の顔を見るのが辛い」という心理状態になっている事が多いんです。
精神的にも辛いんですよ、慰労会は。忘年会をしても悲しくなるだけ……。それこそが会社が倒産する兆候ではあるのですが、この気持ちはわからなくもないと思うんですよね。
社長と言っても、ただの人間なんですよね。だからこそ、弱くなってしまう時だってあるのです。
escortみたいな「起業家のメンタルサポート」をするサービスが出ているくらいですから。社長だって普通の人間ということです。
まあ、会社が倒産する兆候をわかっておきたいという人はチェックしてみてください。
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こなすべきノルマが厳しくなってくる
経営が厳しいような時って出来るだけ多くの金額を稼いでもらいたいと思うものなんですよね。お金がある時には、
「まあ、新人だし、これくらいあげてくれれば良いだろう」と思っていた社長でも、会社が倒産するかも?という事になってしまうと、
そうも言っていられなくなるんですよね。「ゆっくり育てよう」みたいなことが言えるのは会社として余裕のある時だけです。
だからこそ、会社が倒産する時の兆候としてノルマの厳しさを挙げているのです。
こうなってきてしまうと、逆効果になってしまうんですよね。有能な社員は別の会社に行く事だって出来るわけなんですよね。
社外で、「最近、うちの会社の雰囲気とか変わってしまって、それから辛いんですよね。」と外で漏らせば、
「うちにこない?」と言って来る人だっているのです。すると、出来る人から順番に会社を辞めていってしまうわけなんですよね。
そして、最終的には出来ない人、辞める事が出来ない人ばかりが社内に残っていってしまうのです。こういった負のスパイラルに陥ってしまうと、
業績を上げる事も、新しい人を入れる事も出来なくなってしまうわけなんですよね。そして、会社は倒産してしまうのです。
会社が倒産する時の兆候として挙げてみましたが、もうこれが「マイナスの要因」で始まった時点であまり良い方向には行かないわけなんですよね。
よっぽど経営者に求心力があれば別ですが、そんな人ばかりでもないわけです。多くは普通の経営者が経営している普通の企業なんですよね。
だからこそ、そのまま倒産してしまう可能性が高いのです。
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社長の生活が変わる
これも会社が倒産する兆候だと思うんですよね。会社がうまくいっている時にはそれなりに社長の懐にも余裕があるので、
経費でタクシーに乗ったりとかすると思うのですが、だんだんと会社が倒産に近づいてくるとこういった行動がなくなってくるわけなんですよね。
車なんかも維持費が高いので、売却したりする。
会社が厳しいと、まず削る事が出来るのが自分の経費なので、必然的に自分の私生活に関わるものを減らしていく傾向があると思っているのです。
もちろん、元々節約家の人であれば別なのですが、そうではなく、あからさまに生活が変わったのであれば、
それは会社が倒産する兆候である可能性だってあると思っているんですよね。
社長の生活って会社の中で一番把握しやすい部分だと思うんです。社長の羽振りが良いのか?という事に関して観察してみると、
意外と会社の倒産の兆候って様々なところで出ていたりするんですよね。社長は社員の前では倒産するような素ぶりや言動を見せないと思いますが、
後から考えると、「あれは会社が倒産する兆候だったのか」と思う事がたくさんあると思うんですよね。
調子が良い時には、「今日は接待だから」と言って、やたらと外食をしていた社長が、調子が悪くなると、めっきりと接待という名の「美食」が減り、平凡な生活を送るようになるのは何とも言えない悲しさがあるけどね。
会社が倒産する兆候が見えたらどうするべきか?
これは人によって違うと思うんですよね。会社が倒産ような兆候がある時に、会社を辞めるという人だっていると思うし、
最後まで続けるという人だっているものなんですよね。しかしながら、個人的にはどちらでもなく、
会社に所属しながら転職活動をするという事が正しい行動なのかな?と思います。
会社が倒産する時の兆候って確かにあると思いますし、そのまま倒産してしまうような企業だってたくさんあるでしょう。
しかしながら、本当に倒産するまでは、生き残っていける可能性だってありますしね。むしろ、周りの優秀な人が辞めて行く中で、
自分だけが残れば、その後の会社での立場は強くなりますしね。また、会社に倒産の兆候が見える時でも、
リクルートエージェントとかであれば、兆候が見える時から相談をする事が出来ますし、必ず転職しなければいけないというわけではありませんしね。

転職活動をしているという事も今所属している会社にバレませんしね。会社が倒産する兆候があるのであれば、
こういったところを使いながら、会社に所属すれば良いのです。