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【経験者が語る】塾講師アルバイトの良いところ・辛いところ

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塾講師アルバイトの
良いところ・辛いところ

大学生の時はたくさんのアルバイトをかけもちしていましたが、その中でも塾講師のアルバイトはなかなか面白かったです。

受験をひかえた子供、学校の勉強についていけない子供、いろんな子供の面倒を見るのは楽しかったんです。

今日は「塾講師のアルバイトをしようか悩んでいる」そんな人に実際に塾講師のアルバイトをしてみて良かった事、辛かった事を紹介してみたいと思います。

ちなみに「稼ぎたい」「アルバイトならなんでもいい」という人にはおすすめしないバイトです。

関連記事:良いアルバイトの選び方・見つけ方をバイト経験豊富な私が教えてあげるね。

塾講師のアルバイトについて

授業形態

塾講師にはまず個別授業集団授業、2つの選択肢があります。

生徒ひとりひとりをじっくり見たい、という人は個別授業の方がよいでしょう。

将来学校の教師になることを目指している、なんていう人は集団授業の方がいいかもしれません。

私は子供が好きで、自分がそもそも塾に通っている生徒側だったので「こういう先生がいたらいいのにな」と思っていることも多く、
生徒の要望に柔軟に対応できるよう個別授業を選択しました。

1対1もしくは1対2の個別指導の授業です。

面接・採用

基本的に勤務する事になっても服装はスーツです。

なので面接にはきちんとしたスーツで行くようにしましょう。
就活用のスーツなどちゃんとした方がいいです。

女性ならスカート丈にも気を使いましょう。

パンツスーツの方が無難かもしれません。

採用されるには採用試験に合格する必要があります。

受験でやったような試験で、自分の教えたい教科は必ず受けなくてはいけません。

満点である必要性はなく、それなりに難しかったです。

アルバイト研修

研修はそこまで長くありません。

使用する教材、プリントを渡されてそれを咀嚼していく感じです。

子供にどういう風に教えるか、模擬授業を現役の先生にするような形が多いかと思います。

給料

集団授業の場合は時給1700円

個別授業の場合は1対1で時給1200円、1対2で時給1700円でした。

塾講師の時給としては大体これくらいが平均的な時給だと思います。

また授業時間外の時間には時給1000円の手当てがついていましたが、これは勤務先によります。

大手の塾かもしくは自分が通っていた塾、とかじゃないところだと授業時間外の時給をつけてくれないところも多いので気を付けましょう。

塾講師アルバイトで良かった事

子供に癒される

とにかく一番塾講師をやって良かったなと思うことは子供に日々癒される、ということです。

私が担当していたのは小学校2年生から小学校6年生までの中学受験をひかえた子達だったので比較的小さな子供が多かったんですね。

授業をしているうちに疲れてしまって私の肩の上で寝始めてしまったり…

女の子だとませていて「先生彼氏いるの?」と聞いてきたり…

とにかく可愛かったです。

大人になってしまうと忘れてしまう子供ながらの感性に触れることで自分も気持ちを新鮮に保っていられるようなところがありました。

関連記事:イベントの撤去バイトはきついからやめておけ。

「好き」という気持ちを増やしてあげられる

塾に通う多くの子供たちが「勉強が苦手・嫌い」な子なんですね。

でも個別指導だとしっかり一人一人の子供の面倒を見てあげることができるので
その子の苦手意識を克服させてあげることだってできます。

それは一人一人に合った喜びを感じやすいようなフローを作ってあげたり、
たくさん褒めてあげたりするだけで案外簡単にできることなんですね。

関連記事:褒めて育てるのが一番いい

もしかしたらその子が一生嫌いだったかもしれなかったものを
好きに変えてあげられるかもしれない。

ちょっとおこがましいかもしれないですけど
人にとっての嫌いを好きに変えてあげられるようなことができるのってやっぱり「先生」だと思うんですね。

嫌いな上司と仕事しなくていい

基本的には働く時間のメインは子供との時間になります。

授業することが働くことなので、それ以外の時間は外に出ていても大丈夫です。

なので嫌いな先輩や上司と一緒に働く、ということはあまりないんです。

また、他の塾講師も授業をしていますので、あまり干渉されることなく働けるのも良いところです。

合格すると嬉しい

教えていた子が志望校に合格するととても嬉しいです。

自分も受験を経験して大人になったので、
生徒が合格すると自分が頑張って合格した時のことが思い出されるんですね。

自分が一生懸命になった時のことってちょくちょく思い出した方が良いと思うんです。

あの頃みたいに今も頑張れているかな?
と、自分を奮い立たせる事もできますからね。

「夏期講習・冬期講習だけは」稼げる

実際塾講師のアルバイトで一番割がいいのは夏期講習と冬期講習です。

毎日働ける、というのと、どんどん生徒が授業をとるので追加授業も多いんですね。

また生徒も学校がお休みなので朝から働くことができる、というのも稼げるポイントです。

大体朝8時から夜8時くらいまで授業に入れます。

授業の評判が良いと加速度的に授業のコマ数も上がっていきます。

また、みんなが同じような範囲を勉強しているので授業の準備が少なくて済むんですね。

1日ずっと同じ範囲の教材でいけたりします。

夏休み、冬休みを活用すれば月に10万20万は結構余裕です。

塾講師アルバイトで辛い事

シフトの融通はきかない

シフトの融通はかなりききにくいです。

塾講師は基本的に毎週何曜日の何時から、というコマの取り方で、それが1年単位。

なので1年間ずっと毎週固定曜日の固定時間をあけなくてはいけないんですね。

しかももしお休みを取る場合は他に代講していただける塾講師の先生を見つけなくてはいけません。

そしてさらに難しいのがそれに対して迷惑がかかるのが他の塾講師や受付事務はもちろん、一番影響を受けるのが生徒なんです。

基本的に毎週同じ塾講師に見てもらっている生徒というのはその塾講師に慣れているので、
他の塾講師がつくと集中できなかったり、
緊張してしまったり、ということが起きるんですね。

またそのお休みの頻度が高いとひどい時は親御さんからクレームが入ることだってあります。

急にレギュラーの授業を外されてしまう、なんていう最悪なパターンもあります。

モンスターピアレント

モンスターピアレントはいます。

結構います。

むしろモンスターピアレント、集まりやすいです。

塾に通わせている親御さんなので子供の教育に関して、意識の高い親御さんが多いんですね。

中には成績が悪いと、塾の中で子供を叱りつけ始める親もいます。

親の言っていることがおかしいな、とか
子供のしつけがなってないな、と思っても
残念ながらこちらは1塾講師なのでしつけには口出しできません。

これがちょっと歯がゆいところですね。

勉強の指導はできても、家庭の方針にはタッチできないんです。

あとは親御さんと生徒の熱の違い、というのもよく見られますね。

子供は全然勉強したくないし、受験したいとも思っていないのに
親が勉強させたがるし、受験させたがっている。

そうすると子供がうまく勉強してくれないことに対しての当てつけが塾講師側にくることもしばしば…

成績が上がらないのも塾講師のせいにされたりもします。

時間外労働が多すぎて稼げない

夏期講習、冬期講習に関しては稼げるんですが、レギュラーの授業となるとあまり稼げないです。

どれくらいレギュラーのコマ数を担当するかにもよりますが、塾講師を始めたばかりの頃は
年度始めとかでない限り新規のコマ数を任されることもないでしょう。

既存の塾講師の代講係、みたいなことも多いと思うんです。

月に10万稼ぎたいと思ったら週4以上入らないと無理ですよね。

レギュラーの時間は生徒達が学校の授業を終えてからなので夕方4時くらいからとかなんです。

これはかなり難しいです。

しかも最初のうちは特に授業ごとに準備をしていく時間も必要です。

生徒からの要望があれば、派生問題なども扱わなくてはいけないのでさらに時間がかかります。

この準備の時間はもちろん勤務時間には含まれないのでかなり時間外労働が多いですね。

あとは生徒から質問を受けたり、親御さんから相談を受けたり、という時間もあります。

そういった時間は給料をつけてくれない会社もあるので注意が必要です。

また親御さんが迎えに来ることも多いのでその応対は終わりの時間が全然見えません。

基本的に帰りは遅くなります。

大手か知っている塾へ行くべし

実体験をもとにかなりリアルに話してみました。

塾講師についての記事を書くことになるなんて、当時は思ってもみなかったけど、経験が役に立ちました。

働く塾を探すならやはり大手、もしくは自分が実際に通っていた塾をおすすめします。

中堅どころの塾に入ってしまうと労働環境が悪かったりするので。

塾講師専用求人サイト【塾講師JAPAN】 は塾講師専用のアルバイト求人サイトになるので比較して考えたいと思っている人にはおすすめです。

試しに何個か応募してみるのもアリかなと思います。

ただ塾講師を掛け持ちするのは基本的にNGなので気をつけてください。塾講師の仕事は大変だった部分もあったけど、楽しかったよ。

向いている人には向いていると思います。

では今日はこのあたりで。

ABOUT ME
佐藤まんぼう
職業:稼ぐニート(♀)。ごく小さなストレスでも与えてはいけない。ストレスに弱すぎて会社もバイトも辞めて稼げるニートになりました。