「会社を辞めたい」と言っている友達が多いんです。
でもなかなか会社を辞められない人が多いんです。
「会社を辞めたいけれど退職理由が思いつかない…」「上司に退職の旨を伝えるのが無理…」なんて意見が多いですね。
私はつい先日7年ほど一緒に仕事をしていた会社に契約を辞める旨を伝えてきたんですが、
伝え方によっては会社って円満退職できるものなんですよ。
そこで今日はどんな理由を伝えたら円満退職ができるのかどうか、という話をしたいと思います。
退職理由はプラスな内容に
きっと会社を辞めたいと思っているほとんどの人の辞めたい理由ってマイナスな内容のものだと思うんですね。
たとえば
- 上司がうざい
- 会社内でセクハラ・パワハラがある
- 会社のやり方やルールに納得がいかない
- 仕事がつまらない
- 会社がブラック
- 同僚が嫌い
とか、この辺りだと思うんですね。
でもこれを退職するときに正直に話すことってなかなか難しいと思うんです。
というか、こういったマイナスな退職理由を正直に伝えてしまうと
どうしても喧嘩をふっかけるような形になってしまいますよね。
相手に文句を言って喧嘩別れになってしまうこと必至だと思うんです。
なので自分が本当に思っているマイナスな退職理由はそのまま伝えてはいけないんです。
自分の中でプラスな内容だなと思う理由を何か考えて見ましょう。
応援したくなる退職理由
退職理由には応援したくなるようなストーリーを持ち込むことを強くおすすめします。
仕事を辞めたい人は仕事ができる人な理由という記事でも書きましたが、仕事を辞めたいと思っている人はみんな現状に不満を持っている人ですよね?
その仕事を辞めたいという原因を深く考えてみると、全部その人が仕事ができるからこそ思ってしまう不満なんだと思うんです。
先ほど挙げた退職したい理油で考えてみましょう。
- 上司がうざい→上司が使えない
- 会社内でセクハラ・パワハラがある→会社内で使えない人間がいる
- 会社のやり方やルールに納得がいかない→自分でやり方やルールの改善点が見えている
- 仕事がつまらない→仕事に向上心がある
- 会社がブラック→オーバーワークなのに気づいている
- 同僚が嫌い→同僚が使えない、自分の方が仕事ができる
やはりそうですよね。
仕事ができない人って言われたことしかできない人なんです。
そこから新しいことを考えたりプラスアルファなことを考えることができない人なんですね。
関連記事:仕事ができない人の特徴
でも会社を辞めたいという人は、上から言われたことに対して常に自分の頭を使って、その内容を咀嚼して新しいアイデアや意見を出せる人なんです。
なので、最初に考えたマイナスな退職理由をちょっとしたことでプラスに変えられるんです。
一番いいのは「自分のスキルアップのために退職する」という退職理由だと思うんですね。
今の会社にいるよりも新しいことに挑戦したい、というふうに退職理由をプラスにもっていきます。
そしてそこに応援したくなるようなストーリーをつけましょう。
相手を味方につけるんです。
例えば
- 小さい頃からの夢
- 挑戦したいという気持ち
- 自分の可能性を広げたいという野心
ここら辺ですね。
常に成長していきたい、という気持ちを前面に押し出すことが大切です。
今の仕事への不満は言わない
今の仕事への不満を言うことは相手を怒らせることにつながります。
もちろんその仕事をこれからもずっと続けていこうと思っているなら意見を言うことはとても大切だと思うんですね。
意見を言うのはそれなりのエネルギーを使いますが、今の状況をより改善していくのには大切なことだと思います。
でももし会社を辞めたいと思っているのであれば、
相手に意見することってもう無駄な作業なんですね。
とても合理的な考え方になってしまうかもしれませんが、
その会社はもうこれからあなたには関係のなくなる会社なわけです。
もしも円満退職をしたいと考えているのであれば、
波風を立てずに、穏便に会社から退職することが大事です。
あえてその会社に改善点となるようなあなたの不満を伝える必要はないんですよ。
むしろ逆に「今の仕事を嫌いになったわけじゃない」ということを主張した方がいいです。
嫌いになったわけじゃないけど、自分の成長のために新しいことをしたい、という主張をすることが大切ですね。
成長したい、という人のことを止めるのはなかなか難しいものです。
退職理由が本気であることを証明する
とはいえ、ただただ「成長したいんです!」という理由だけでは相手も納得できないことがほとんどでしょう。
ここからは退職理由に具体性をつけていく作業です。
退職理由を明確にする作業というのは円満退職するだけが目的ならば必要ないかもしれませんが、
そんな人はほとんどいないですよね?
サラリーマンをただ辞めるだけではそのあとの生活を送ることはできません。
なので退職したあとにどうやって生計をたてていくのか、ということはきちんと考えなくてはいけない条項です。
もちろんうつ病の疑いがある人は病院で診断書を書いてもらってすぐ辞めてください、その段階に来てまで円満退職する必要なんてないので。
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また、本当にチャレンジしたいことが明確にあるならそれはとても素敵なことです。
頑張ってください。
その他に、転職を考えている人は多いでしょう。
ならば今の会社にどんな不満があるのかまず洗い出すことが大切です。
給料?労働時間?仕事内容?人間関係?
人によって不満の種類は違うでしょう。
その会社への不満が改善されるだろう会社を選んで転職をするんです。
転職をするのにもどうしたらいいのかわからない、という人も多いでしょう。
MIIDAS(ミーダス) は自分で転職先の会社を選択できる仕組みになっています。
自分のプロフィールを入力するだけ、もうその時点で面接を確約してくれる会社の数をはじき出すことができるんですね。
内容についてはこちらで詳しく説明しています:転職を失敗してしまう人はやり方を間違えている!
フリーランスの仕事をしていく、起業をしたい、という人ならBASE だとオリジナルデザインの商品を作る仕組みがあるので、それを売ってみるとかでもありですよね。
パソコンとネット環境さえあればいつでも仕事をすることができますからね。
ただ、特定商取引法により、住所は公開しなければいけません。しかし、これに関しても、Karigo のバーチャルオフィスを使う事が出来るので、
こういったものでも良いですしね。
特にスキルがない人でもキュレーションサイトの記事を書くだけでお金が稼げたりするので、すぐに始めることができます。
私も始めたのは最近なのですが、副業としてやっていても月に2、3万稼ぐのは余裕です。
時間的に余裕ができたらプログラミングやデザインを学んでみると、実は仕事の単価がぐっとあがります。
イチから学ぶのなんていまさら無理だと思いますか?
そんなことないんですよ。
私も最近になってようやくプログラミングの勉強をし始めました。
TechAcademy [テックアカデミー]なんかで勉強することもできる時代ですからね。
こうやって会社を辞めたあとのことを具体的にイメージしていく、ということは自分のためにもなります。
そして会社を辞めたいと会社側の人間に伝えた時も、そこに説得力が生まれてくるんですね。
こういったことがとても大切なんです。
意志が固ければ固いほど、会社側はあなたを引き止めることができなくなるでしょう。
退職までは今の仕事を疎かにしない
円満退職するための秘訣としては退職するまで今の仕事を全力でやりきる、ということが挙げられます。
転職をするにしたって、転職先の会社が同じ業界であることは多くありますよね?
会社を辞めても、その会社と今後付き合いが一切なくなるのか、というとそうではないこともあるでしょう。
もしかしたらこれからも付き合いがあるかもしれないということを考えるとやっぱり円満退職がいいだろうし、
辞めるからといって今の仕事を中途半端な気持ちでやるのは違うと思うんです。
相手に気持ち良く笑って送り出してもらうためにも、
今の仕事は最後まできちんとやりきりましょう。
もちろんしたたかに考えることができる余裕がまだ残っているなら、という話ですが。
申し訳ないという気持ちをアピール
どんな職場だったとしても、人が一人辞める、というのは人に迷惑をかけることになるんですね。
思ってなくても「急に辞めたいと言って申し訳ない」とアピールしましょう。
円満退職するための秘訣です。「どれだけつらい思いをしてきたと思っているんだ」等と思ってしまう人もいると思います。
最後だから、と思って横柄な態度を取ってしまう人もいるでしょう。でも、その気持ちを抑えて「申し訳ない」という気持ちをアピールするべきだと思うのです。
関連記事:転職は何回までOKなのか?なんて考えなくても良いんじゃないかな?と話していた。
できれば円満退職が良いよ
自分にしたたかに考えるような余力があるならばやはり円満退職で仕事を辞めることをおすすめします。
でももし今無気力で何にもやる気が起きない、そんなレベルになってしまっているなら何も考えない方がいいです。
悪いのはそこに馴染めないあなたではなく、
そんな風にあなたを変えてしまった会社なんです。
どうかそこで頑張ろうとはしないでください。
関連記事:置かれた場所で咲きなさい?そんな事してたら鬱病になります。
みんなが楽しいと思える、やりがいのある仕事に就けるよう祈っています。
では今日はこの辺りで。