うちの家庭はものすごく母娘関係が良好です。
姉妹のようだし、友達みたいだし、よく一緒に出かけたりお酒飲んだりするんです。
今こんなに仲いいし、自分に子供ができてもし娘ならこんな関係に自分も娘となりたいなって思います。
それでも大変な時はたしかにありました。
仲が良すぎて大変な時。
母と娘って共依存してしまうものなんですよね。
母と娘が仲良くなる理由
全ての母娘が仲良し、というわけではないですよね。
仲良くなるには何かしら理由があると思います。
うちの場合は
- 趣味が共通していたこと
- 家に自分の部屋がなかったこと
- お母さんが娘と同じレベルで遊んでたこと
この三つが大きな理由だと思います。
共通の趣味
子供の頃はたくさん習い事をさせてくれる家庭でした。
- 歌
- 水泳
- 習字
- ダンス
- ピアノ
- 英才教育塾
などなど。
体験レッスンだけで終わったものや1日しかもたなかった習い事もあります笑
入会金払ってくれたのに申し訳ねぇ…
その中で唯一歌のレッスンだけはずっと続いたもので、
いまでも続いているし
お母さんと一緒にカラオケに行く文化があります。
どうやったらうまくなるか
音程とかリズムとか癖の研究したり
時には同じ教室に通って一緒にレッスンを受けたりだとか
とにかく一緒に試行錯誤したんですね。
同じ目標に向かって一緒に努力するっていうのはものすごく関係を深めると思います。
自分の部屋がなかった
小さい頃から自分の部屋、というものがありませんでした。
家が小さかったっていうのもありますが。
どこにいても家族がどこにいるかわかったし、大体それなりの声だせば話ができたんです。
だからずっと喋ってました。笑
自室に閉じこもる、ってことができなかったというか、その選択肢もそもそもなかったので
あけっぴろげに生きてきましたし今日1日過ごしてあった良いこと悪いこと全部報告してました。
それをずっとお母さんは自分の意見を交えながら聞いてくれました。
よく喧嘩をしてしまう男の子がいたんですがそのことを相談したらある日お母さんが本を買ってきてくれました。
ファンタジー小説です。
「喧嘩するってことはその前に喋ってきっかけを作っちゃってるんだよ。喧嘩する前から本を読んで話さなければいいんだ。休み時間は本読んでるフリしなさい。」
って。
そしたら私、本が大好きになっちゃったんですね。
もちろんその男の子と喧嘩することもなくなったんですが、趣味が増えました笑
お母さんはいつも私の立場になって想像して対策を考えてくれました。
大学生になるまで自分の部屋がなかったのでこれはもうすごいことだなと思いますね笑
特に意図があったわけではなく、普通に狭い家にしか住めなかっただけだと思うんですけどw
お母さんと対等だった
もちろん親と子、親に養ってもらってるし育ててもらってるのだから上下関係はありますけれど。
でもお母さん、遊ぶ時は同じ目線で遊んでくれたし
母としての大人な悩みも子供の私に話してくれました。
普通だったら悩んでたって娘には相談しないようなことだって相談してきたりして笑
(嫁姑問題とか親戚の悩みとかいろいろ)
私の悩みに真剣に考えをめぐらせてくれたし
私は母の悩みに想像でしかないけれどアドバイスをしました。
そういう意味で人間と人間だったんです。
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共依存する母と娘
私のように娘で一人っ子、だったりだとか
長女、だったりする子って
母と娘、共依存してることが多いです。
周りでもよく見かけます。
守ったり群れたり、っていうのが本来動物的本能としてある女性は
共感したり一緒に過ごすことをとても大切にします。
だから父と息子とはまたちがう母と娘だけの独特な関係性ってあるんですね。
とにかく共有しようとするんです。
ある友達が長女でお母さんと共依存しあっていて、早く自立したいと言っていました。
障害をもった弟さんがいて、お父さんは単身赴任中で、お母さんは精神的な病を患っていて
その子、いまにも糸が切れてしまいそうになってたんです。
でも突き放したらお母さんは自殺してしまうかもしれないって言ってその状況から逃れることができずものすごく苦労していました。
でもそれが当たり前で育ってきている彼女は
ものひとつ買うにもお母さんと一緒に見ないと買えないし
まともな恋愛もできていませんでした。
恋愛をするとお母さんが
「彼氏に娘をとられた!」
というような感覚になってしまうようです。
これは私も経験があります。
初めて付き合った彼氏のことを母親は良く思っていなかったようで、デートに行くというのも言いづらかったし
帰りが少し遅くなるとものすごい剣幕で怒られていました。
母親っていつまでも娘を自分のものだと思ってしまうようなところがあるんですよね。でもいつか手元を離れるものなんです。
何年も子を育てるということをしているとそういう感覚がなくなってしまうのでしょう。
特に恋愛なんかは、血が繋がっていない誰かのことを大切に思うことですから母親からすると最初は受け入れがたいもののようです。
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母親を離れて自立するには
物理的に離れる
一番は物理的に離れることです。
家を出ること。
一緒にいるとどうしても知らず知らずのうちに依存してしまうところってあると思います。
友達も家を出ることでだいぶ楽になったと言っていました。
自分一人で考える時間をきちんと確保することが大切です。
外向きのコミュニティを増やす
あとは仕事をする、というのも良いと思います。
共依存してしまう理由としてコミュニティが完結しすぎている、ということが考えられます。
母と娘、というコミニュニティだけではなく
なるべく外向きのコミュニティを増やすことが大事です。
私もこれが大きな自立のきっかけになりました。
仕事はお母さんが全くいない環境で自分が判断決断する場になります。
そして外にいる時間が長くなると
家での交流も少なくなるので物理的な距離を取らずとも離れる時間が多くなりました。
こういったことをすることで
自分やお母さんがどれだけ相手に依存していたか、 ということを気づくこともできるようになるんです。
お母さんに意見を求めてたことを排除する
共依存し合う母娘って
娘側が「お母さんに聞いてみてから決める」っていうことが結構あると思うんです。
それを徹底的に排除していきましょう。
意識して考えてみると結構あると思います。
母と娘、仲がいいことはもちろん良いことだと思います。
でも共依存と仲が良いは違います。
仲が良くて、お互いの生活も大事にし合える仲が一番よいですよね。
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では今日はこのあたりで。