大学生の時に両親の離婚が成立し、
父親とは縁を切るような形になりました。
私をしっかり教育して育ててくれたのは父親だと思っているし、感謝している部分はあるけれど
根本的には分かり合えない人だと思っていて、父親に対するトラウマもあったので、母と一緒に家を出ることになって、
寂しい、という感情よりも清々しいという気持ちの方が強かったように思います。
かわいそうだな、とたまに思う
父親に対してあまりいい感情は持っていません。
離婚が成立して、母親について行く形で家を出ることを決めたので、後悔はしていないのですが、
父親は人付き合いが得意な方ではないし、きっとあまり友達もいないだろうから
母と私が父親から離れることによって、彼は一人ぼっちになってしまうんだろうな、とは思いました。
未だに父親のことをたまに思い出すと、ふと、かわいそうだなと思います。
特に誕生日。
縁を切ったと言っても連絡先を知らないわけではないので、連絡をすることはできるのですが、
それでも私が連絡をして、父親に期待を持たせてしまって、「会おう」なんて言われても困るし、会いたい、とまではまだ思えないので、
誕生日でも連絡はしないようにしています。
それでも小さい頃から毎年お祝いしていた父親の誕生日は、日付を見ると思い出してしまうもので
誰かが側にいて祝ってあげているといいな、とは思うものの
私がお祝いの言葉を、とは思えません。
そう思うと、とても切なくなります。
なんでしょうかね、この曖昧な気持ちは笑
父親のことはどちらかというと嫌いです。
人間的に尊敬することができない人でした。
でも、何年も一緒に暮らし、育ててもらった情、みたいなものなのかな。
やっぱりかわいそう、という気持ちを、感じてしまう時があるんですよね。
関連記事:父親がストレスに感じる時にやれること
父親のいない空白
あんな父親でも、いないよりはいる方がよかった…なんてことは思いません。
申し訳ないけど本当に人間的には尊敬することができない父親だったので。
でも友達のお父さんや、仲の良い家族を見たりすると、
大好きなお父さんがいるってどんな感じだろう、と、ふと父親がいない空白に想いを馳せてしまう時があります。
もちろん今、母と二人での生活は自由気ままで、
父親からのストレスを感じることもなく楽しい毎日ですが。
それでも一家に大黒柱がいない、ということが不自由なこともあります。
大きな家具の組み立ても自分でしなくてはいけないし、何か怖いことがあった時に頼れるのは自分たちしかいない。
そう思うと必然的に「自分がしっかりしなくては」という気持ちになることもあるもので
母は女性的な人なので、自分がどんどん男っぽくなっていくようなところはありますよね笑
思考もどちらかというと男性よりになっていって、母とうまくバランスを取ろうとしているようなところがあるのかもしれません。
母が頼りないところは、自分がサポートしなくては、と考えてしまいます。
思考が男性よりになってくると、どちらかというと、男性にも恋愛対象として見られるよりは
良き相談相手になってしまうところがあり、
むしろ男性に恋愛に持ち込まれずにざっくばらんに話ができる方が心地よく感じてしまいます。
育ってきた環境というのは、自分の恋愛にも大きな影響を及ぼすものですね。
関連記事:家庭環境のトラウマが恋愛に与える影響
反面教師になった父親
ちょっとポエミーな内容になってしまいましたが、
別に私は愛情不足で育ったわけではなく、父親に人間的な問題はあったかもしれないですが、幼い頃には母も父もたくさんの愛情をかけて育ててくれました。
そんな中で育って、ある程度成熟してから父親と縁を切るような形になったので、
自分の中でも納得のできていることだし、今の生活ももちろん楽しめています。
ですが、自分がもし親になった時、
子供に自分と同じような空白を感じて欲しくはないので、良いお父さんになりそうな人と恋愛して結婚して家庭を築きたいな、という強い気持ちはありますね。
お母さんお父さんにはそれぞれ役割があって、
やっぱり子供にとって、お母さんの存在とお父さんの存在は全く異なるものだと思います。
そしてどちらもとても必要なものだと思います。
両親が一緒にいることで苦痛を感じるのであれば、それは子供にとっても苦痛になるで層から
無理して「離婚をしない」という選択をする必要はないと思いますけどね。
結婚してもずっとバランスの良い家族でいられるのが理想です。
だからあまり結婚も焦りすぎずに、子供にとって良い環境を整えてあげられるといいな、というのが一番の想いになりました。
父親と縁を切る、というのは私の場合は仕方のないことだと思います。
母と父がまずうまくいっていないのですし、私自身、父親とずっと関わり続ける人生を思い描けませんでした。
でもその反面、
自分にもし将来子供ができたら、「安心できるお父さんの存在」をあげたいなと強く思うようになりました。
では今日はこのあたりで。