他人の失敗が好きな人って世の中にはいるものなんですよね。
他人の成功で喜ぶなら良いと思うのですが、他人の成功は「良いもの」だと思わず、他人の不幸や、失敗ばかりを期待している人ってなんだか、格好悪いなあと思ってしまうんですよね。
確かに、他人の不幸は蜜の味という言葉は存在していますし、他人が失敗する事に対してポジティブな感情が出てきてしまう人もいると思います。
でも、他人の失敗なんて望むべきじゃないのですよ。
他人の失敗の中に、自分の価値はないのです。
自分が幸せではないから失敗を欲する
そもそも、なぜ他人の失敗が好きなのか?というと、これって「自分自身が幸せではないから」なんですよね。
自分が幸せを感じている時って不思議と他人の幸せや成功を賞賛する事が出来るものです。
しかし、自分が不幸な状況にいると、他人の失敗ばかりを望んでしまう事が多いのです。
「自分は成功していないのに、あいつだけずるい!」
そんな醜い感情を心の中に持っている人っているのです。
自分が幸せな時って、他人の事がほとんど気にならなくなるのです。他人が中途半端にビジネスをしていようが、上場していようが、
散財していようが、何も気にならなくなるものなんですよね。
他人の失敗を喜ぶような心理状態であるならば、
本人が今の状況を変えていく必要があると思うし、「他人の失敗が好きな自分」が人生において得をする場面ってないのです。
他人の失敗が好きな人もいるかもしれないけれど、
それって最高に格好悪いですよ。私だったら、そんな人と関わりたくもない。
他人が失敗したからといって、自分には何の関係もないわけじゃないですか。関係がないにも関わらず、それでも他人の失敗だけを気にしてしまう人がいるのです。
でも、そんな事に意味はないのです。
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他人を下げるのではなく自分が上がろうよ
「自分はどうせ何も出来ないから、せめて他人の事を下げておこう」なんて思ってしまう人っているんですよね。
自分には何の成功体験もないものだから、
他人の足を引っ張って、自分の地位を相対的に高くしようとするのです。
でも、それって何の意味があるのだろうか?
他人の不幸を好きになったり、他人の不幸を誘発したりしても、自分の本質的な価値が上がったわけでもないし、むしろ、人としての価値は下がっているんですよね。
他人のことを下げて、何が変わったのだろうか?自分は何ができるのようになったのだろうか?
他人の不幸が好きになってしまうなんて、どこかおかしい話だと思うのです。
別に、今は「他人の不幸が好き」だと思っている人も、変わる事はできるはずです。
だからこそ、他人の不幸を喜んで、他人の足を引っ張るのではなく、自分自身が上がっていくべきだと思うんですよね。
自分が普通に努力をして、普通に上に上がれば良いだけの話です。
他人の失敗が気になるような時って、自分自身が充実していないのです。だったら、他人の足を引っ張るのではなく、
自分自身が上がっていくための方法を考える事は、きっと自分にとっても良い事であるはずです。
他人はどのくらい失敗しているのだろうか?自分と同じくらい失敗しているのだろうか?と不幸の数を数えたところで、
自分が上がるわけではないのです。
相対的な幸福ではなく、自分の中にある幸福を育てていけば良いのですよ。
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私は今、何も気にならないのです
他人の失敗がどうとか、他人の失敗がいつ起きたのか?どんな内容だったのか?という事を知る事には何の意味もないと思っているのですが、
それは私自身が充実した生活を送っているからだと思うんですよね。でも、最初から他人の失敗を求めていないような聖人のような人だったのか?というと、
そういうわけではありません。そう思っています。
自分自身、弱くて、自分の核となるものもなかった時には、他人の失敗が好きだったんじゃないかな?って。強く意識する事なんてなかったけれど、
他人の不幸話を聞いて、笑ったり、喜んだりした事がなかったのか?というと、決してそういうわけではないからです。
でも、今は違います。今は自分の目指すべきものがあるし、自分が大切だと思うような事をやっている。
昔は、他人の失敗を喜んでいたような事もあったと思うけど、今はそんな事はなくなったのです。
他人の幸せを素直に喜んであげたり、他人の失敗に対して心配してあげるような気持ちを持つためには、自分の中の「余裕」を育てていく事が大切なのです。
他人の失敗が好きになり始めているのであれば、自分の生活や人生をもう1度見直してみてください。そうすれば、いかに自分が嫌いな事ばかりをやっているのかわかると思うのです。
不幸な人は同じように、自分と不幸な経験をする人が好きなんですよ。だからこそ、変わるべきなのです。
他人の失敗が好きな自分、とっても格好悪いから。
あの時の自分に、そう伝えたい。
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