人が初めて所属し、触れるコミュニテイが家族です。
しかし人によってはその家族が嫌い、馬が合わない、という人もいるでしょう。
そしてそれによって罪悪感を感じている人もいるのではないかなと思うんですね。
どうしたって血が繋がっている以上逃れることができないのが家族ですから
できれば家族は仲良く、良い距離感でいたい、と思うのが一般的な考え方だと思います。
では家族が嫌いだ、と思っている人はどうしたらいいのでしょうか?
家族が嫌いなこともある
家族が嫌い、というのはしょうがないことだと思います。
血が繋がっている親兄弟でも
後天的な環境で考え方は大きく変わるものですし、
性格が合わない、ということもあるでしょう。
家族は確かに遺伝的なつながりがありますが、
血が繋がっているからといって性格や考え方が同じとは限りません。
そしてそれは別に悪いことではないのです。
特に親が嫌い、という人はむしろそれはいいこと、と捉えることができます。
親と全く同意見、同じ考え方をしてしまっていては、
親の世代から自分が成長できていない、ということです。
1代経て、全く変化がなかったら困りますよね。
考え方に差異が出る方が、親世代から成長できている証になりますから、
親が嫌いならそれは自分が成長できている証、と思い、自分を責めるのはやめましょう。
関連記事:母親と考え方が合わないと感じた時はどうしたらいいのか
距離を置くことも大切
家族が嫌い、と思うのは、
もしかしたら家族が近くにいすぎるからそう感じるのかもしれない部分もあると思うんですね。
生まれた時からずっと一緒にいるのが家族ですから、
何もかもを共にしてきています。
しかしその環境が、家族を嫌いだ、と思わせる原因なのかもしれません。
友達でも、長く一緒にいすぎると「ちょっと一人になりたいな」と思う瞬間があったり
「たまに会うくらいがちょうどいい」と感じる友達がいたりすることもあると思うんですね。
それと同じで、人と人には
その関係性にちょうど良い距離感というものがあるものです。距離感が崩れた途端に、好きだった人が嫌いになってしまうということもあります。
それが家族であってもおかしいことではありません。
現に私の友人も、どうしても自分の母親とそりが合わなくて、
十代で家を飛び出してから、今は家族とも連絡をとっていますが、やはり家族でなかったら苦手な人の部類に入るそうです。
家族であっても、嫌いと感じることは誰でもありうることで、
それを無理やり好きになろうとしたり、家族が嫌いな自分を責めることはないんですね。
経済力がないうちはこの「適した距離感」を自分で作るのは難しいことかもしれません。
一人暮らししたい、と思っていても
学生のうちはアルバイト代だけで生計を立てていくのは難しいでしょう。
進学を諦めなくてはいけないようなことにもなりかねません。そういった人には、安く海外留学に行ってみる等の方法を考えてみても良いのかなと思います。
自分に合った方法で、
家族との距離の取り方を探してみるのも良いのではないでしょうか。
関連記事:休学してでも留学はした方が良い理由。
外部コミュニティを増やす
家族というのは自分にとって初めてのコミュニティであり、
そこで良い人間関係を築くことができないまま長い期間を過ごしてしまうと、
今度は人間関係を他人と作るのも苦手に感じるようになってしまいます。
家族が嫌いだ、と感じる人は
なるべく早いうちから、家族以外の外部コミュニティに入る努力をしてみてください。
家族と自分は合わなくても
そのコミュニティから飛び出して、外部のコミュニティに行ってみると
自分と合う人が見つかると思います。簡単に見つかるかどうかはわかりませんが、少なくとも可能性はあります。
家族は限られていますが、
外部コミュニティは上限がありません。
たくさんの人と触れ合うことによって、自分と合う人を必ず見つけることができるはずです。
無理に嫌いだと思っている家族に合わせようとするのではなく
自分と合う人を見つけることを一番に大切にしてみてください。
そして外部コミュニティに居場所が見つかれば、家族のことを相談することができる人が見つかるでしょう。
家族が嫌いでも、そして家族の中で居場所がなくても、外部に自分の居場所を見つけることができれば怖くはありません。
嫌いな家族と仲良くしようとするよりも、外部コミュニティに参加することで
自分と合う人を見つける方がよっぽど楽です。
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家族が嫌いでもいい
家族は確かに生まれて初めて触れる人間関係、コミュニティですから
そこでうまくいかないと自信がなくなってしまったり、自分がダメだと思ってしまう気持ちもわかります。
しかし、世の中にはたくさんの人がいますし、
家族と合わなくても自分の居場所を見つけることは可能です。
家族が嫌いなことにとらわれすぎず、
では適度な距離感を保つためにはどうしたらいいのか?
家族のコミュニティから抜け出すにはどうしたらいいのか?
ということを現実的に考えてみましょう。
では今日はこのあたりで。